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手元にある一枚の写真
空はモノクロ、
下のほうはほとんど黄色

真ん中を女の子が何気ない顔で走ってる

赤毛のアンみたいな格好で
麦わら帽子に
色のうすい髪
一枚のエプロンみ ....
もがいている結果が
生きていくのと反対のことになり
白黒の写真にしか写らなくなる

道を狭めようとするなど
やはり愚かだ
何本も持とうとする者に
盗られたとなっても
しがみついて離さな ....
あふれてくるよ
書きたいことが
洪水のように

『超伝導』

『日記療法』

『窓辺の決意』

何を書こうかな?
どれから書こうかな?
温存していた言葉達に
早く日の目を当て ....
いつも、つねに
私の体を流れる
“冷たい風”

どこから
吹いているかは、分かる

北 でもなく
ましてや 南でも ない

私の心の暗闇から、だった


二度と還りたくな ....
恐いんだな。僕は。
3年前、知り合いが死んでしまったんだけど、
それは何の前触れもなく。
僕は彼の顔も覚えていて、
いい人だったことも覚えているから、
ただ、なんで、と思った。

僕の体 ....
猛吹雪

夏なのに

真っ白け

景色の方?

頭の方?

何も見えない

何も見たくない

頭脳回路をシャットアウト

浮いてる?

そうかもね。



 ....
(1)

明日と言う日の訪れを恐れるときがある
気を紛らわすことさえままならず
早々に床についたとしても
考えるのは埒のあかないことばかりで
苦し紛れの寝返りを打てば
人の気も知らず目覚 ....
幸せになるために
不幸が少し
足りませんでした

不幸になるために
少しの幸せも
いりませんでした

それなのに
幸せになりたいとは
誰ひとり
言いませんでした

幸せになる ....
いくらでもある
吐き出しきれないぐらいある
それにとらわれて夜も眠れないこともある


水滴、集中豪雨と雷光
ガラス越しに映るだけだから 怖くない

どころか
向こう岸の出来事に ....
虫醋が喉を刺す
透け入る妙なる{ルビ馨態=せいたい}
背後に黒き旋律
絞らるゝ雑巾の如く{ルビ縒=よ}られ
渦巻く無数の惡夢白{ルビ晝=ちゅう}夢
幾度までも呪殺せる輩の{ルビ屍體=した ....
「ここはどこなんだろう」
と苔むした薮を歩いてると、湿ってすべる。
裸足ではないが靴底にはもう穴があいていて、リストカッターたちのように深く浅くあらゆる皮膚に傷がついている。
透明の液体が世界の ....
ポテトチップスは無駄遣いなんでしょうか
主婦向けの雑誌を見ながら
(雑誌は、読む、というより)
(視覚からの情報が、その、)
(まあ、今はそんなことどうでも良いんだけど)
疑問がまたひとつ浮 ....
切り刻んで袋に入れた新聞記事は
目を離したすきにもぞもぞ動きだしていた

記憶と考古学
預言者と未来

それぞれ近づいたところを
手のひらで思いきりたたきつぶして
遅ればせながら
宣 ....
 
迷うほど
その森はあらわれて
洗われる
下着の下で蠢く
植物の言葉と
虫の目覚め

それらはやさしく
息を吹きかける
僕の頬に
ときにはその存在を
確かめるように
さらに ....
屋台の行列と祭囃子
利根川の水面が映し出す宵闇

藍色の浴衣と広島風お好み焼き
袋の中で呼吸する金魚


やがて遠くの方から花火が上がると
人々は一斉に夜空を見上げる
不意に懐かしく ....
                 080722




森君が笑うので
今日はよい天気です
森君は歯が綺麗で
笑顔が可愛いので
クラスの人気者です
森君は苦しくても辛くても
 ....
ぎゅー
とか言いながら
小学生の次女が背中から抱き付く

突然の攻撃に弱い僕は
反射的に振り払う仕草をする
から彼女は頬を膨らます

いつものパターン
だけど今日はちょっと事情が違っ ....
幾本もの虹がのぼりながら重なり
耳元をかすめる
皿洗い機のあけたてと
空耳の有線のジングル
急ブレーキとまばたきの音
ボールペンを走らせ
アドレスを記入しながら
今のあの人の手相を占い
 ....
不安感を感じたくなく

鮮やかな絵を描きたいけど
見ている景色はモノクロームの化学的構造物
理解

感じるものはノイズで、ハンギングしていて
耳鳴りが神経帯域を奇妙しくしている
整調機 ....
カサブランカ
生まれてきたのだから咲きなさい
生み出されてきたのだから

生み出されずに
生まれてきた生命はいない
自分で自分を産むことで生まれる生命なんてない

カサブランカ
生ま ....
皆とサッカーをして遊んだ
ボールをまともに蹴ることなんて
高校の体育の授業以来のことだ

息をぜいぜい荒げながら
俺は必死に土の上を駈ける
全力疾走でボールを追う

だが日頃の運動不足 ....
         080721


空気がくれた
赤ん坊
(優しい目をして
(見つめるから
(つい油断する
(本当のことは
(誰にも言ってはなりません

空気が
足らないから
 ....
日曜日の午後は
ここからはじまる
たくさんの
命の庭

話したり
話しかけられたり
平日とは違う
あんパンを
ほおばってみたりした

午前中
僕は眠っていたので
午後は
知 ....
かなしいからうたをうたった

わたしはなかなかった

だだ きいているきみが わんわんなくものだから

さっきよりかなしくなって

そうだ なくしてしまおう そうおもうのだった
K点超えの地平線の、
ホワイトアウトする境界で
メガネも曇って、
つーか、プラスチックが劣化しててさ

学者より怖い何かが
おれたちは霧のなかだから
知らない
わかんない
どこに動か ....
深ければ深いほど
その傷に気づくこともなく
夢心地のような感覚が漂うばかりで
時間が過ぎ
死に至らないと気づいた時初めて
急激な痛みがやってくる
その痛みは
眠ることも
食べることも忘 ....
暗い受難が
名もないアスファルトの海に

堕ち、

て、


、産まれ





1.

座り込む前、私は知っていた

焼けた夕陽を目にする度
自分の踵から伸 ....
慣れない浴衣を着て
すましてしゃがんだきみに
線香花火をひとつ
手渡す

ライターで火を点けてあげると
少しして
控えめな火花が
炭酸のようにはじけていく

いつの間にか
催眠術 ....
すなでつくったおしろ

おおきいな

うれしいな


でもね

かんたんに こわれてしまう


かんたんに。
すこしだけ怖いことを考えたくて
夢の中で君を消した
白い朝がやってきた
さよならが乾きたてのころ



机の上に散乱する単語帳
角が折れてめくれてゆく
覚えることと忘れないこ ....
beebeeさんの自由詩おすすめリスト(5731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
菜の花畑- 長谷川智 ...自由詩4*08-7-25
モノクローム- よしおか ...自由詩4*08-7-25
あふれてくる- 1486 106自由詩2*08-7-24
冷たい風- 長谷川智 ...自由詩3*08-7-24
見えない。何も。- 自由詩408-7-24
ホワイトアウト- 1486 106自由詩1*08-7-23
遠ざかるひと- 恋月 ぴ ...自由詩38*08-7-23
いらないもの- 小川 葉自由詩4*08-7-23
許せないこと- 長谷川智 ...自由詩4*08-7-23
彷徨、巡航(草書、推敲中)- 長谷川智 ...自由詩2*08-7-23
迷い森- モリマサ ...自由詩8*08-7-22
無駄遣い- 小原あき自由詩9*08-7-22
反応- FUBAR自由詩5*08-7-22
迷い森- 小川 葉自由詩1*08-7-22
花火- 1486 106自由詩3*08-7-22
迷い森- あおば自由詩9*08-7-22
父性- kauz ...自由詩10*08-7-21
- モリマサ ...自由詩808-7-21
白くて四角い丸い紙- さかまき自由詩208-7-21
なかったことになにもならない- 小池房枝自由詩2008-7-21
転ぶ悦び- かいぶつ自由詩8+08-7-21
仔猫- あおば自由詩9*08-7-21
休日- 小川 葉自由詩708-7-21
かなしいな- そらの  ...自由詩7*08-7-20
牧羊神- さかまき自由詩408-7-20
- あきな自由詩3*08-7-20
こころ- 二瀬自由詩8*08-7-20
素顔- ここ自由詩308-7-20
なつの、ひ- 長谷川智 ...自由詩7*08-7-20
環情線- Rin K自由詩37*08-7-20

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