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 嫌われもののからすは

 誰からも愛されない

 慈悲の心があっても

 精進の心があっても

 愛されはしない


 冷たい冷たい冬も

 ひとりぼっち

 笑っ ....
悲しいから
泣きましたら
そっと
母は抱いて
くれました

あぁ
温かいなあ
と思った
時には
もう遅く

私は冷たく
なっていくのです
母の手で
ゆっくり

ゆっく ....
永遠に交わらぬはずの者同士が
交わろうとする



水と油
そんな感じで



高温にまで熱せられた油は
邪険にも寄せる思いを弾き飛ばして
ふつふつと
行き場の無い怒りに震え ....
写真を破りながら
思い出を殴るような
身体の中から消す作業は
苦痛の先を感じさせる。


理由を捨てて
やってみちゃえばいいよ。

自分から逃げずに
でも
嫌になったら休めば ....
まあ 夢の話だ
乗り過ごした成人式を
だいぶ前にすませたやつが
不意に眠り込んでしまって
夢を見て
目が覚めても
こわさからは覚めきれなくて
夕方だったはずが
真っ暗なんだ
消し忘れ ....
わたし、さかな

あなたの前では息もできない
それは言いすぎかもしれない

だけど夜になると
淋しさを呼吸するわたしは
誰でもない一匹のさかなになって

どこまでも
きっと、どこま ....
どんな味がするんだろ
塩焼きにしたら美味しいのかな
唐揚げにしたら胸がやけそう
なんだかそんな気がするよ

どんな形をしてるんだろ
ストラップにしたらカッコイイのかな
リングにしたら ....
必要 必要じゃない

大切 大切じゃない

好き 好きじゃない


君と僕の接続エラー
日常茶飯事接続エラー


「原因は不明です」


だって説明書には載ってない
それ ....
暮れてゆく夏のかたむく日差しのように
あなたの後ろすがたが遠ざかってしまう

今日あった嬉しいこと、虹
久しぶりに見れたこと

あなたの後ろすがたが遠ざかってしまう
淋しさがぼんやりと浮 ....
電器店で洗濯機の購入手続きをしている間
に降り出したゲリラ豪雨は雷を伴って
ドドドォーンと雷鳴が店内に響き渡る

電器店の1階にあるセミオープンの駐車場
にも雨が吹き込んでいて
(それは水 ....
僕らが見なければならないのは夢と幻
窮屈すぎる日常と
電車の傾きをも気にしない非日常
混み合った道路と時間のジレンマ
そこらへんに転がっている無数の意味

太陽は少しずつ傾きながら変わり続 ....
 
永遠なんて信じていないから
今日を懸命に生きている
わたし

だけど
あなたといると
永遠があればいいなって
思ってしまうから

明日のこととか
来週のこととか

今日が ....
夜空の中
星と僕の間に
君が見えるような
そんな想いを
笑ってくれればいい

目を閉じた暗い世界を
少しでも感じられたなら
僕は まだ生きていると
言葉にできるから。


 ....
 
この雨の
景色を覚えてる

父に手をひかれ
玄関の
扉をあけた

その時
降りはじめた雨を
あれから僕は
ずっと
見てる気がする


僕の手の中にある
小さな手
 ....
地の底の歌を聴き

暗がりの言葉をまさぐり

ざわめく井戸端をなぎたおし

しどけなく横たわる絹のストールを引き裂き

ヒリヒリと苛立つ昨日を脱ぎ捨て

ゆがんだ唇を真っ赤に塗りつ ....
裏木戸を開けると
ひぐらしがないている
あの木の下
薄暗い桜の木の下で


闇間に鼻緒が見えている
そり返った白い足の指が
細い脛が折れそうにのびて
あの時もひぐらしがないていた
 ....
森を越えて海へ着く
その景色の溝には 空が
落ちてくるから
宇宙船を追いかけて
空の果ての国へ

地球の中から雨が降る
君の笑顔が溶けていく
今までの涙が降って
今までの涙に溺れる
 ....
まったくもって
困ってしまったと
呟いた声はかき消される
待ち合わせしているというのに
未定と予定がごっつんこだ

確変が終わらない
最低の男だという意識が
同時に変動する
隣の老人 ....
縦の譜面に奏でられて
しゅ〜る こっとん こと こっとん

太陽の揺らぎ 草木の葉おと
きらきら

草原の かがやき

一枚のぬうの
もっとあなたを見せて
ねえ 写ってる? ここに 写ってる?

拡大してみても
ただのあなたしか見えない

見えない(見える
見える(見えない
見えない(見えない

性格をよく表して ....
白い街が僕らを消して。

溶けるように
やわらかな鐘の音が
胸を締め付ける

この風の匂いを
君に届けたいのに
まだ・・・。

瞳は もう
見つめることも
許さないけど
 ....
そこは暗い地中だ
酷薄なアスファルトの下で
だれがその闇の深さを知るだろう

行き場のない叫びが
硬くのしかかる中
陽の記憶がうごめくのだ

絶望をしりぞけ
陽の記憶のままに
永遠 ....
ヒューーと花火の玉が上がる音が聞こえ、
パァッと大輪の花が咲く

花が大きく咲いたその瞬間、人々の歓声があがり、
少し遅れてドーンっと音が響く

夏の夜空の風物詩


人々は花火が大 ....
公園で蝉の骸を踏む乾いた音に
夏の日差しが醒めていきます

夏は生まれゆく季節ではなくて
燃え尽きていく黄昏だから
皮膚の下を流れるもののような色で
手の届かない場所へ
沈んでいくのです ....
お盆のあいだ日本は停止する

仕事もなさそうだから

三日連続でゴルフをした

二日目なんかはワンハーフ

汗だくになって

朦朧としながら

芝生のぬるい匂いをかぎながら
 ....
「頑張って!」
と思わず口に出してしまう
それは頑張っている他者への共感であり
ふりかかる火の粉を払おうとする
ある種の逃げ口上とも言い得て

決して自分の事ではないのだから
「それじゃ ....
むせ返る
暑風に運ばれる
火薬の 
あの夏のにおいが
けむたくて
目を伏せてしまいそうなほど

短い季節の 
そのページがまぶしくて
栞もはさまず
本をとじた


夏の
暗 ....
好きだった
あれこれ眺めること
時間だけを支払うこと
手ぶらでドアをこじ開けること
手放せずにいた
かもしれないを
恐れていた
買わないが消えてしまうのを

自動ドアに認知されない子 ....
               080816



アウストラロピテクスが
ぽかんと空を見ていたら
ハイエナに飛びかかられて
喉頸を引き裂かれ
哀れ絶滅したという
見てきたような嘘を書 ....
マジにミラクルがもうすぐそこをとおるのがわかる

おれたちは
どこに浮かび上がり、
どこに染み込んでいくんだろう

真昼のみずあび
世界で一番きれいな
ひかりのうでが砂をい ....
beebeeさんの自由詩おすすめリスト(5731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
からす- 星月冬灯自由詩708-8-23
母の手- そらの  ...自由詩8*08-8-23
乾いたひと- 恋月 ぴ ...自由詩26+*08-8-22
You- Izm自由詩208-8-22
赤語- 佐々木妖 ...自由詩7+*08-8-22
わたし、さかな- タマムシ自由詩27*08-8-22
うんめい- nonya自由詩5*08-8-21
接続エラー- 三奈自由詩6*08-8-21
虹色_・_レインボー- タマムシ自由詩2*08-8-21
夏の終わりのはじまり- kauz ...自由詩8*08-8-20
太陽とオルガズム- プル式自由詩6*08-8-20
すこし先のこと- タマムシ自由詩9*08-8-20
願い- Izm自由詩208-8-20
雨の景色- 小川 葉自由詩308-8-19
ストレス・フリー- 渡 ひろ ...自由詩10*08-8-19
日暮れの家- 石瀬琳々自由詩26*08-8-19
空が降る小さな星- あきな自由詩8*08-8-19
リーチ- 佐々木妖 ...自由詩6*08-8-19
コトコットン- ひより自由詩6*08-8-18
(←写真クリックで拡大)- そらの  ...自由詩5*08-8-18
白い羽- Izm自由詩4*08-8-18
タンポポ- Etuj ...自由詩508-8-17
夏空に咲く花火- 知恵自由詩208-8-17
季節は生まれたりしないのに- たりぽん ...自由詩9*08-8-17
雲とセミいがい- 吉岡ペペ ...自由詩308-8-16
頑張ってのひと- 恋月 ぴ ...自由詩16*08-8-16
夏夜- こゆり自由詩5*08-8-16
無常- 佐々木妖 ...自由詩8*08-8-16
貴様の化石- あおば自由詩6*08-8-16
宝石- モリマサ ...自由詩1708-8-16

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