すべてのおすすめ
優しくなんかはないけれど
こんな雪の朝は寒かろう
あなたの心も寒かろう
そう想うからこの心も
なんだかきゅうっとなるのです

優しくなんかはないけれど
私の指の動きでも
あなたの支えに ....
評価されるのが怖いです
褒められるのも、貶められるのも

若い内から楽なことばかり
苦労をしてこなかったのね、と
私を知らない人は言うけれど
その通りです

どんなに苦しいことがあって ....
皆 求めていた
この時間

たおやかな時間
ほっとする空間

言の葉を発することを


開店したばかりの
明るいガラス張りの
こじんまりとした
ポエトリーカフェ ....
季節外れの白い落下傘
寂しがり屋が落ちてきた
懐に六花が染み込む

透き通った空なのに
心の突っかかりに似ている
治る手立ては無限対数か刹那か

閃光は何時でも下ごしらえ
落とし所は ....
  日が沈むと駅は
  生きるものの
  蒸れた匂いで一杯になる



  人々はそぞろ歩き
  鴉が飛んでゆく
  何もかもが
  草臥れてしまったようで
  それでいて
 ....
久しぶりの君は髪が白かった
最初は帽子かカチューシャかと
一般的な白髪とは違う
老化ではない白髪

「どうしたの?」と聞いたら
「触ってみる?」と言う
優しく触れたはずなのに
パラパラ ....
黒い心臓の中心における永遠の別れは何物も意味しない
お前の涙を虹が貫くときつまりそれはあの鳥たちが死に絶えるときなのだが
今日より五倍ほど膨れ上がった欲望が隠された軌道をめぐる
その先端で眠る透 ....
 こわれてゆく街のなかで
 こわれてゆく耳になって
 ぼくは
 通りすぎてゆく乾いた硬い音をきいていた
 ビル風に
 靴とアスファルトの
 靴とデパート通路のリノリュームの
 靴 ....
音もない暗がりに横たわって
あらゆる感覚を
シャットダウンしようとしても
無にはなれない

手足の在りか
胃臓の満ちよう
呼吸の往復
感受されざるを得ない事々

意識にともなう ....
10秒だけ数えてみる
6秒だけ目を閉じる
2秒だけ触れて
1秒

ここから10歩、歩き出せれば
空間的には別の世界だ

もし、白い息のまま着地したら
それを呼吸してつぎの場所へ
 ....
きみはキッチンに立って
フライパンで喋りはじめる
押したり引いたり
きみが規則正しく振るたびに
フライパンが言葉を紡ぎだす
それは、
「美味しいですよ」とか
「残さず食べてね」とか
そ ....
もしそれが 性急で短命な安息だろうと

たとえそれが 如何わしい行為と呼ばれようと

決してそれが 確保不能の妄想だろうと

それがぼくにとっての真実ならば

多くのものを犠牲にしても ....
やっとあらわれた
あらわれてくれたのだ
光芒が

父が死んだ時も見た
さぞ悔しかったことだろう
今日までここにいたのだ

まだいくわけにもいかなくて
今やっといけたのだ
 ....
上野の美術館を出た帰り道 
焼芋屋の車が、目に入った。 

財布の懐が寒いので 
「半切りをひとつ」と言い 
小銭三枚をおじさんに手渡す 

紙袋からほっくり顔を出す 
焼芋をかじりな ....
悲しいひとがいたら

そのひとを

大切に思うまわりのひとも

きっと悲しいだろう

楽しいひとがいたら

そのひとを

大切に思うまわりのひとも

きっと楽しいだろう
 ....
忘れていることが
いくつもある。
それは
大切なもので
あると同時に
さりげなさすぎて
人々は
あまりにも簡単に
その前を通り過ぎていく。
もしかすると
なくなったとしても
しば ....
僕の息子は自閉症だ
養護学校への送り迎えは
妻がしている
朝夕、電車とバスを乗り継ぎ片道1時間かけて

学校の先生は
常日頃言っていた
息子さんなら自立下校も大丈夫
その言葉は、僕らに ....
皆が悲しい時
感情が感情に嘘を付かせる時がある
「私は大丈夫だから」と言わせる
「そちらを先に」と言わせる
高齢者も子供も男も女も
誰もがそれが誠の嘘だと分かっていて
そして世界で一番短い ....
ふっと一息 TVのスイッチを点けた
震災関連のニュースを眺めてた

ある震災経験者の男性のメッセージが流れた
『もうこれ以上頑張らなくていいんだよ 甘えてください』
これ以上ない最大限のエー ....
広島で一番
遠いところが見えるのはどこかときくと
君はちょっと首をかしげながら
「江波山」だねって答える
去年だったかな
それっきり忘れてたけど
遠くが見たいと考えた途端に
君の怪訝な顔 ....
同じ体温を探している

ずっと

生まれたときから

死んでしまうまで

花は少し冷たい

犬は少し熱い

コンクリートはカメレオン

ぬいぐるみは反射する鏡



 ....
ルクトさんの住む家
から見える
パッチワーク的な畑
風が吹いている
鳥も二、三羽

屋根は赤い色
瞳は茶色
たまにやっている
散歩など

太陽がどちらへ沈むか
月がどこからひょ ....
君は
ひとつぶ

哀しみを
螺旋構造に宿したまま
この世に零れ落ちてしまった
ひとつぶ

君は
ひとつぶ

喜びの
光にくすぐられて発芽し
言の葉の二葉を広げてしまった
ひ ....
薄闇の中で
10万の囁きが聴こえ
10万の囁きが一瞬止んだ
次の瞬間
灰褐色の塊のエクスプロージョン
茜色の空で 羽音たちが交じり合う
俺たちも あの塊の1つの点になろう
10万が1つに ....
音楽を聴いている


街灯の下
あたりに歩く人の姿は無い
無表情な乗用車の
遠慮のないヘッドライトの光
と時折すれ違いながら ふらふらと進む


耳をふさいだまま歩くのは
 ....
  朝が降り
  からからと
  ブリキのバケツを揺らすと



  ふいに
  言葉がかなしくなって
  ぼくはきみの舌に
  しずかに鋏をいれた



  泣かな ....
県境にこだわったマニア本

県境に建ったホテル
県境に建ったショッピングセンター
県境が走る住宅街

短い距離の間に県境を何度も渡る国道

記事を見ていたら急に思い出す

東武日 ....
今朝は寒かった
故郷の朝を思い出した

近づいては遠ざかる 除雪車の排気音 タイヤチェーンの音

サカモトさんと うちのとっちゃがやっている 雪かきの音
屋根からの小さな雪崩が サ ....
八重桜
いくえにも重なって
淡い桃をたわわに逢せる
遠野の空の水と蒼
流れ流され血の紅滲む

それでもサクラは咲くのです

山桜
ひっそりと佇む
誰も知らない名前すら
無から生ま ....
サンミゲルをラッパ飲みしながら

いつの間にかスラム街を歩いていた

失意を演出するような

怠惰と自棄をまとって歩いていた

廃線のまわりにはバラックが並び

カラフルな洗濯もの ....
beebeeさんの自由詩おすすめリスト(5731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
優しさのアンテナ- 朧月自由詩211-3-26
in_my_head- mizunomadoka自由詩311-3-26
たおやかな時間- 森の猫自由詩12*11-3-26
風花- subaru★自由詩4*11-3-26
駅_2- 草野春心自由詩411-3-26
雪解- 木屋 亞 ...自由詩1*11-3-26
スケッチ- ぎよ自由詩111-3-26
女性性に関する一考察- 石川敬大自由詩17*11-3-26
本来の面目- シホ.N自由詩111-3-25
continue- mizunomadoka自由詩311-3-25
フライパン- Tsu-Yo自由詩711-3-25
走る者として_/_****'91- 小野 一 ...自由詩5*11-3-25
光芒- 小川 葉自由詩211-3-23
芋と言葉_- 服部 剛自由詩8*11-3-22
告白- 吉岡ペペ ...自由詩611-3-22
貴重な瞬間- 美琴自由詩111-3-22
最大公約数- 花形新次自由詩7*11-3-22
うた- 茶釜自由詩211-3-22
がんばらなくていい- subaru★自由詩5*11-3-22
駅・江波- たりぽん ...自由詩6*11-3-21
同じ体温を探している- 小原あき自由詩4*11-3-21
ルクトさん- ふるる自由詩10*11-3-21
ひとつぶ- nonya自由詩14*11-3-21
幾つもの新しい朝に- 黒い翼自由詩211-3-21
車に轢かれる夢を見ていた- 自由詩5*11-3-21
- 草野春心自由詩4*11-3-21
マニア気質- kauz ...自由詩5*11-3-20
北の町_/_****年不明- 小野 一 ...自由詩5*11-3-20
それでもサクラは咲くのです- 西日 茜自由詩6*11-3-20
自殺しないための装置- 吉岡ペペ ...自由詩611-3-20

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191