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人類諸君 諸君らの敵は人類である。

ちきゅうえい】という言葉を 覚えて以来、基本 ご機嫌だ。


地球影とかいて ちきゅうえい。ちきゅうゆうえいとは 関係ない。
澄んだ ....
小春日和の土曜日
住み慣れぬ町を散策に出たアラジンは
ふと
今日は電車から見る一級河川に出てみようと
川辺の高層マンションに見当をつけ歩き出した
バス通りを渡り
古びた団地の中を突っ切り
 ....
窓のカーテンが膨らんだ
だれもいない図書室の
午後四時

窓の桟のすぐそばに
白い紙きれを落とした
午後四時

憎まれたことのない私の
憎まれてしまった十月
何も知らず 何も気付か ....
あんまりがんばり過ぎちゃうと 
ぐったり疲れてしまうので 
心の中にたった一ヶ所 
小さい風の抜け穴がほしい 

あんまりまじめに働くと 
人々の囁く声が気になって 
ろくに寝れなくなる ....
仕事帰りの若いサラリーマンが 
夢庵でネクタイを緩めて 
しゃぶしゃぶ定食を食べていた 

思えば僕にもそんな 
寂しさにみたされた夜があった 

職場の老人ホームで 
お年寄りが喜ん ....
 単純な方法に慣れて親しんでいたおれには、この街の未来がありありと見えていた。ありとあらゆる工場は廃墟と化す前に打ち壊されて、その代わりに実体のない紙幣に踊らされたモラリストたちが残飯を食ったりするレ .... 例えばあやつることしか知らない 悲しい涙に語りかける

どうして?
あなたの 「もの」 ではないってわからないの?
本当とはそんなんじゃない
痛みから逃げてばかりで
次から次へと求めるよう ....
唇には唇の 開き方があって
花ならば散るのに
風にでも なびくのに

喉がかすれて
目にしたくなくて
声が くぐれず

いつもの いついつ
指を唇に あててみる

静かに 沈黙が ....
外側の光を見て

内側を感じよ

今、至る所で楔は打たれて

人々はそれに似た悲鳴を上げる

君が言葉を沈黙させて 跳躍する時

君は自由だ

今、僕の広大な空に

一つの ....
あなたの書くものに
目を通すのは
もう日常になっている

そして 感じたままを綴ることは
出さない手紙のようだ

返事もなければ
読まれることもない

いつまで続けるのだろう
あ ....
白い部屋で ひとり
夢みたいなことばかり 思い描く
そして 一周すると
今度は 闇みたいなことばかり 溢れ出す

絡み合った糸玉みたいになって
やがてすべてが 消失点へ向かう
そこまで来 ....
とぼとぼと夜をこぼしながら

中途半端に高いビルに挟まれた通りをあるいた

あなたに見つからないように

ぼくだけの空気を吸うために

やさしくなれるような気がしたのは気のせいか

 ....
渋谷で夕食にした
友人はペスカトーレのセットと生
私はアスパラガスとウニのトマトクリームを頼んだ
隣の若いカップルは今しも席を立つところ
突き当たりにはインド系のカップル
パキスタン人かも知 ....
 
抱き合うより

見つめ合いたい

そんなお年ごろ


 
ひらひらと
群青の夜空に舞う
暗闇の蝶――蛾。
揺蕩うように 揺らめくように
滲んだ月に 白い影が踊る

「今宵の闇は深く
 あなたの声も聴こえない」

女は
蒼い月影のランプで手 ....
光がなければ 色がない
置き忘れられた自転車も
錆びついたレールも
高いビルも 小さな家も
道も 人も 河も
境界線はあいまいになって
等しく
やさしい黒に抱かれる

しづかな しづ ....
君の生まれた十月の国で
うたうように眠りたい

銀木犀のしずかなかおりが
漂う夜気に包まれて

丘を木立をぬって流れる
川のせせらぎを聞きながら

  幼い君が 少年の君が
  夢 ....
現実はどこまでも
不確かだから
その愛し方を教えてほしい



これはあくまで想像だけれども
わたしやその他の女性を抱くとき
あの人はことばの風景の中にいて
女というひとつのこ ....
夢とか希望って軽々しく口にしてはいけないよね

これでも恋わずらいなんだろうか
鬱陶しさに心は暗く沈んでしまっているけど

なんだか身体は心模様とはうらはらに
不思議と元気みなぎっている
 ....
大きな雪原に小さな染みのような点
黒い点は次第に拡大し一匹の黒い犬に
大きな黒い犬は狼にメタフォルモーゼする。
孤独な雪原の染みはじっと前方を凝視した後
素早く雪原を横切り
エルクの群れを追 ....
この香りが五月でもないのに
懐かしさが全身に{ルビ迸=ほとばし}る
僕は気になる この香りが

逆らいに倒れた僕をそっと
この華奢な体が抱いてくれた

揺れまいと
木の葉が{ルビ頑=か ....
あの軒先から香っている金木犀
もう暗い、足音一つの帰り道
そういえば一緒に歩いたっけ

「しばらく、もう会えてませんね。
目が二個と口がひとつあったことは覚えているけど」

手紙から日常 ....
IT関連の求人広告を見た男が
雑居ビルを訪ね面接を受ける
(応接室で)
「え? インターネットではないのですか」 
対座の中年男は
「ええ、弊社はウィンターネット構築企業です」
「あの、ウ ....
顔を切るような寒風の中、薄目を開け足元を見れば舗装されているが、罅割れの多い凸凹道を
前のめりと言えばかっこ良いが、吹き飛ばされないよう歯を食いしばって風の吹く方向に足を踏み出して歩いている。

 ....
まわるる
よるわる

干涸びた窓は
口を
ぽかりとあけて
午後は
時間は
吸収されつつあった

膨張している



収縮の二十日間

回転中
カレンダーの日付を ....
僕は異物だから
君の悲しみの中で
溶けてあげられない

僕は異物だから
君の喜びの中で
泡立ってあげられない

僕は異物だけど
とても脆いから
もたれた君の肩を支え切れない
 ....
 
言葉は「普遍/(変容)」に生き続ける

闇から削り採られたひかりに僕は生かされる

デフォルメされるいのちそして言葉の装飾画

公園には風ひとり

(忘却)肉体の未来への「透明/ ....
兄貴が欲しかった
5つくらい離れている

いつも あたしを気にかけてくれて

「 こらっ ダメだぞ」
っとか 叱ってくれて

「ほら やれば出来るじゃないか」
とか 笑って

あ ....
今朝

息子を起こすと

たんぽぽの詩を書いている夢を見ていたのだと言う

息子はつめたい目をして宙をにらんでいる

どんな詩だったのかは思い出せないのか

それとも説明するのがめ ....
なにもかも捨てなければ眠ることはできなかった
今日ひろいあつめた荷物をまるで投げ捨てるようにうば
われていつまでもあきらめきれずに夢の入口に立ちつく
す日は朝まで眠れない
それはなぜか、老いる ....
beebeeさんの自由詩おすすめリスト(5731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
攻撃はいつも後ろからはじまる- るるりら自由詩12*11-11-5
アラジン- salco自由詩6*11-11-4
午後四時- オイタル自由詩6*11-11-4
湯呑み_- 服部 剛自由詩411-11-3
あの頃の青年_- 服部 剛自由詩1011-11-3
独白- ……とあ ...自由詩6*11-11-3
どうか今夜ははじめて交わした色を思い出して、手をつないで眠ろ ...- たちばな ...自由詩12*11-11-3
ここ_とまれ- 砂木自由詩23*11-11-3
星影のように- yamadahifumi自由詩111-11-2
出さない手紙- 森の猫自由詩8*11-11-2
白い夜- 凪 ちひ ...自由詩311-11-2
夜を歩く- 吉岡ペペ ...自由詩511-11-2
出て来ない- salco自由詩12+*11-11-1
お年ごろ- 殿上 童自由詩18*11-11-1
【_pulse_】- 泡沫恋歌自由詩15*11-11-1
とばり- 凪 ちひ ...自由詩511-10-31
うたうように眠りたい- 塔野夏子自由詩7*11-10-31
中略- かんな自由詩4*11-10-31
交わすひと- 恋月 ぴ ...自由詩2611-10-31
肉食- ……とあ ...自由詩12*11-10-31
あすなろ- subaru★自由詩22*11-10-31
なほ子へ- モリー自由詩5*11-10-31
開口- salco自由詩3*11-10-30
道7- ……とあ ...自由詩6*11-10-30
転景/ふゆ- 塩崎みあ ...自由詩8*11-10-30
異物- nonya自由詩22*11-10-29
メモ- 乱太郎自由詩9*11-10-29
兄貴- 森の猫自由詩8*11-10-29
たんぽぽの詩- 吉岡ペペ ...自由詩1111-10-28
夢の入口_2011- たま自由詩24*11-10-28

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