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脱ぎ捨てられた革靴にすんでるゆめみたいな気配
のどの奥がかゆくてくるしくて
頭にあなをあけて考えてることがみんなだらだらあっと流れていったら楽だなとか
2番線ホームのまん中くらいからみえる公 ....
かたくくたびれた鞄に あめ玉とくつ下と濡れた猫をいれる。のぞきこんでくれるやさしい目をいれる。あかるい日差しとピザとソーダも。絵日記をかくための画用紙と緑とピンクのクーピーも。いれる、そし ....
人を
ただしい場面で
ただしい順序で
ただしい角度に
揺すると
泣く
そのただしさを
習得することを
愛とか技とか
呼ぶ人びとを
軽蔑し
憎んでいるわたしも
ただしい角 ....
生き過ぎて
置きどころのない身を丸め
世界じゅうの
音を聞いていた
気持ちばかりが散らかってゆき
世界が
どんどん狭くなる
それから、立ち上がって
なにもかも行き届いた ....
へやじゅうに散らばるこまかいつぶを一つぶずつ拾いあつめ
へやの
左がわにもっていき
さいごの一つぶを左がわに置いたところで
いちばん左がわの一つぶから
右がわへ
もっていく
死ぬまで ....
どうぞお好きに
すきなだけ
貪るあなたは
貪られている
気づかないままで
どうぞ
お好きに
肌に吐息を
響かせる
指に匂いを
響かせる
声に憂いを
響かせる
そのようにして
生に命を
響かせる
ピーナツバターを塗りたくってから、くだいたナッツをまんべんなくのせて、すこし焦げるまでトーストする。卵を溶いて、砂糖と出汁で味をつけて充分熱したフライパンで巻く。沸騰して火を止めてから三十秒経った ....
チョコレート
は
みかた
蹂躙
は
てき
メンソールシガー
は
みかた
制限時間
は
てき
おとこのこ
は
みかた
おんなの人
は
てき
....
かなしみを
かなしみ終えたら
ひとは
笑わねばならない
かなしみが居座って
笑いかたをわすれてしまうから
こころがばらばらにちぎれて
もう一つには戻らない
体じゅうの血が流 ....
ふいてもふいても
いっこうにひかない悲しみのなかで
笑わなければならない悲しみを
温めてなお笑っていることを
強さと呼ぼうか
明かりの絶えた街中で
星を見つめるまなざしを
つめた ....
整えられた部屋のなかで
足をそろえて座っている
でもつま先が冷えるのは
仕方のないこと
海や山や空をゆめみて
窓の近くに立っている
ほそい雨が降り出して
つま先が冷える
た ....
一日に
二度の食事
少しの甘いもの
四十分ほど湯舟に浸かり
一本のチューハイか
グラスに二杯の安ワイン
十本の指を磨いて
文章を書いて眠る
一週間に
二度か三度性交し
新し ....
覚えている。
まつげ。くちびる。あごひげの、長いところ、みじかいところ。つむじ、寝ぐせ、大陸みたいな背中。せまいキッチンの、ほこりをかぶったトースター、使われたことが一度もないみたいな炊飯器。ひ ....
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(14)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
けはい
-
はるな
自由詩
9
18-9-8
鞄の中身2
-
はるな
自由詩
2
18-8-27
ゆらす
-
はるな
自由詩
24
12-9-23
ばらのジャムを煮る
-
はるな
自由詩
20
12-9-10
月曜日には
-
はるな
自由詩
11
12-1-27
貪る
-
はるな
自由詩
1
11-8-17
響かせる
-
はるな
自由詩
2
11-8-15
キャビネ
-
はるな
自由詩
2
11-5-17
てきみかた
-
はるな
自由詩
4
11-4-25
かなしみを
-
はるな
自由詩
8
11-4-20
波うち際で
-
はるな
自由詩
4
11-3-15
つま先が冷える
-
はるな
自由詩
6
11-3-10
くみたてる
-
はるな
自由詩
6
11-3-7
こいびと
-
はるな
自由詩
5
10-3-18
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