すべてのおすすめ
太陽は常に西の空へと往きますが
この地球上に立っていると
まるで停まっているようです

花はゆっくり開いてゆきますが
開花はまるで、魔法です

孤児を育てる里親さんは、言いました
「親 ....
“最悪な日だろうと最高な日だろうと
明日という日は必ずやってくるのだ”

彼は首を傾げた
何故明日が来ると確定しているのだろうか?
明日が必ず来ると
何故言い切れるのかが解らない
 ....
盆の入り
スーパーの店先にはたくさんの花が並んでいる
私は小さな白菊を一束買って
位牌も仏壇もないアパートのテレビの横に添えた

命の儚さに狼狽え
己の傍観者面に辟易し
せめて大切な人を ....
空爆と聞いて
耳を向けなおす
空からぱらぱら爆弾が降ってくるのかと思ったら
今では空から砲弾が狙いを定めて飛んでくるようだ
お人好しの爆弾、意地の悪い砲弾
どちらが御気に召しますかの声が幽か ....
あの日、体のどこかで真夏が沸騰し、けたたましく蝉の声が狂っていたのだろう。
大きくせり出した緑の中で、無心に巣作りをする脳のない虫どもの動きが、この俺をその世界から削除しようと仕掛け ....
生後四ヶ月の娘を朝の5時からあずけれるような
保育所をさんざん探してさんざん電話をかけたあと
少し詩を読んだ

被爆者のケロイドを体に負うことが
物事を理解することではない
とりだ ....
たとえばこのストロベリーキャンディーが
私の心臓だと言ったら
あなたは口に含んで舐めて溶かして
身体の一部にしてくれるだろうか
それとも捨ててしまうだろうか

甘く感じてくれて
最後は噛 ....
<ザ・ロング・アンド・ワインディング・ポエトリィ>


言葉はいつも
戸惑いながらやって来る
曲がりくねった道を通って
日常の生温い闇をすり抜けて

言葉はいつも
恥じらいながら ....
忘れられないのです
満月の夜に
海面が砂金のようでした
星々は だまって それを見守ってました

海蛍です

しずかに群れはじめ
そっと
この足首を
群れの真ん中に沈め
かるく  ....
静かな朝だ

車も走っていなくて

風の音色だけがオーケストラのように

小さくなったり

大きくなったりしていて

皆がそれに耳をすましている

今のうちに買いものをすまして ....
つまらない事でも
人は死にたくなるものだ

どうしようもなく死にたくなって
家を飛び出した深夜
空が墨汁でも零したのか
夜がどこまでも黒い
1と0に点滅する電灯を辿って
い ....
幅わずか20cm足らずの白線に仕切られた世界は真逆の世界
私のわずか右の世界では皆
私がいた過去に向かって進んでいく
私の世界は誰もいない
皆私の右側の世界を進んでいく
まるで私の未来から皆 ....
私の長い名前を
思い出してください
雨が降り続く日に
倒された草花や
咲かずに腐る蕾の声が
聞こえた気がしたら

私の長い名前を
呟いてください
風が吹きやまぬ日に
ちぎれた花びら ....
空港からへ
豪勢なバスに疎らな人々

錦江湾に屹立する桜島が背後から覆い被さる道
雄大な景色が灰色に押し潰される。
逃げるように疾走するバスは異様に速い
闇夜がとんでもないスピードで飛び去 ....
ここんところ
物忘れが多くなった
年のせいにしたくないが
やっぱり年のせいか

特に人の名前を失念してしまう
テレビタレントは元より
知り合いの名字さえ出てこない

先日も
道で女 ....
せわしなく魂を洗う

生身のまんま立ち止まる

永久なる過去より聞いている

蝉の鳴く緑のほの暗さよ

ゆくりなく道を行く


遠く消えゆく波間に

空を見上げる

天使 ....
耐えることは得意だ
潜水は気を失うまで
長距離走は手足が千切れるまで
あなたがストップと言うまでどこまでも
痛くも痒くもない
なんともない
なんともない

無でいることは楽だ
私はひ ....
人のこころは
陽炎に揺らめく砂漠に置かれた
少しだけ水の入った
壊れやすい硝子のコップ

君の言葉で水は満ちる
放っておけばすぐ乾く

君の言葉が
君の愛が
僕を満たし潤し ....
床の上で夜中に何時間もノートに何かを書いてました
それは小説と言ってもいいのかもしれないですが
とても人には見せられない 滅茶苦茶な小説でした

一日の睡眠時間は2時間で 夜中に滅茶苦茶な小説 ....
嵐のように怒り
自分のために大雨を降らす
周りの者は巻き添えになる
はた迷惑な幸せ者


誰にも悟られたくはない
暗い海の底へ
暴れる心を鉛に詰めて
幾つも 幾つも


寛容と ....
大雨洪水注意報
彼女に涙を流させてはいけない
そのあとですごく経費がかかるから

落雷警報
電気ショックで何かが復旧するとは想わない方がいい
普通のひとは死ぬ

落石注意
気がついた ....
蝶の道のように
川を遡る魚のように
潮が満ち引くように
陽が昇り落ちるように

鳥が巣に帰るように
私はこの家に帰ってくる

もしもあなたがこの家から居なくなっても
ここが私の戻る場 ....
{引用=


とてもおなかがすいたので、

おおきく口をあけてみた、

すると小魚たちが、

つぎからつぎへと、

のみこまれていった、

ぼくはくじらだったから、

か ....
ケイコさんは
帰る家を探している

いつか住んだことのある
川の傍の古い洋館
蔦が壁一面を覆った
赤いトタン屋根に
所々塗りの剥げた
白いバルコニー

夜になると屋根裏を鼠がはしり ....
祭りの翌朝
小雨降る広場で
ゴミと小銭を拾うお年寄りを蔑む中年夫婦が
小さな野花を踏んだ

こんなに綺麗な花なのに
本物の生きている花なのに
偽物だらけのこの世の中に
確かに信じられる ....
GIRAGIRA

あの頃の僕の瞳は
油の浮んだ水溜り
空も街も人も季節も
虹色に濁って見えた

今にも分解しそうな心を
繋ぎ止めていたのは
少し哀しい臭いのする
ギラギラ
 ....

塾が閉まるぎりぎりまで
あなたと競うように
居残り勉強を続けていた

たった二人で閉じこもっていた夜の教室
そのためだけに生きていたような半年間
あなたにだけは負けてなるものか、と
 ....
何処に行くにも二本一組で
助け合って動く足に異変が生じた
左足の指の関節を骨折した
左の指先が大地に触れると
痛みが全身を走り頭に抜ける

医師は左はかかとで歩けという
左足を半歩前 ....
白いごはんと、
お新香と味噌汁があれば
朝はもう、
なにもいらない

そのあと、
インスタントコーヒーが飲めたら
美しい海辺の朝はもう、
なにもいらない

でも太陽と青空がないと困 ....
1 食卓

みんなで食卓を囲む
食卓には
栄養豊富な食事が運ばれ
それを食べて
どうやら私は
育つらしい

けれど食卓には
いつも
一人分の席しか
用意されていない

 ....
beebeeさんの自由詩おすすめリスト(5731)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
地球ノ時間__- 服部 剛自由詩11*14-8-14
不正確- 凍月自由詩2*14-8-13
白菊の香り- ichirou自由詩15*14-8-13
空爆- あおば自由詩10*14-8-13
発芽- 山人自由詩6*14-8-13
保育所をさがして/古泉さんバージョン- モリマサ ...自由詩614-8-12
「ストロベリーキャンディーの心臓」- 桐ヶ谷忍自由詩18*14-8-12
ロックン・ポエム- nonya自由詩24*14-8-12
透明な月がのぼる場所- るるりら自由詩2314-8-12
台風の間- 灰泥軽茶自由詩714-8-12
貴女は死、夜の眠り- 凍月自由詩5*14-8-11
センターラインの右側の世界- ichirou自由詩17*14-8-11
私の長い名前を- Lucy自由詩14*14-8-11
闇夜のバス- ……とあ ...自由詩8*14-8-11
【_物忘れ_】- 泡沫恋歌自由詩19*14-8-11
ゆくりなく道を行く- 吉岡ペペ ...自由詩714-8-10
なんともない- ららばい自由詩214-8-10
こころのコップ- 凍月自由詩17*14-8-10
わがままノート- 陽向自由詩17*14-8-10
徳と毒- ただのみ ...自由詩19*14-8-10
CAUTION_!- 梅昆布茶自由詩25*14-8-10
「サイクル」- 桐ヶ谷忍自由詩13*14-8-9
テレビしかみなかったひに、- mugi自由詩5*14-8-9
特急電車は警笛を鳴らし- Lucy自由詩12*14-8-9
きっと- ichirou自由詩17*14-8-9
八月の欠片- nonya自由詩25*14-8-9
高校受験- クナリ自由詩3*14-8-9
かかと歩き- イナエ自由詩17*14-8-9
なにもいらない- atsuchan69自由詩5*14-8-9
食事- 塩崎みあ ...自由詩5*14-8-8

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