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湯船に浸かり
うつらうつらしていたら
突然誰かが部屋に入ってきた気配を感じ
バスタオル胸元に巻いて飛び出すと

消したはずのルームライトに薫る
わたしの大好きな秋桜のアレンジメントに
添 ....
ふとした瞬間に口ずさむ歌がある



桜並木道

夏の浜辺

満月の夜

大雪の庭

振り返ってみれば
いつだって僕の側には歌があった



埃にまみれた音楽の教科書 ....
 黄色い薔薇は

 不幸せの色

 幸薄く虚ろげで

 儚い


 白い薔薇は

 悲しみの色

 思いが深すぎて色さえも

 染まらない


 赤い薔薇は
 ....
捧ぐというような
意味ではなく
夕べからのほんのりとした思考
秋だなあ
などと思う午後の真ん中

自転車の補助輪
外れたね
ひとりでも乗れる帰り道
足にかかる草
払いのけてはすすむ ....
「目をこらしてごらんなさい
 この世界はふわふわ漂っている
 箱庭なのです」


風が草の中でささやいている
透明な壁の向こうで
見知らぬ風景がふるるとゆれた
君はそっと魔法の呪文を唱 ....
雨でも無いのに霞む線路道
ヘッドフォンから聞こえる六弦の弾き(はじき)
森のなかへの餌食の様に飲み込まれる僕ら
雨でもなく風でもない森の声と
混ざり合い溶け合う歌と僕の耳

ここから見える ....
 赤いおべべを着た赤児はどこにおる

 わたしのかわいい乳呑み児は

 寒かろうと夜な夜な編んだ赤いおべべを着せた

 わたしのかわいい乳呑み児よ


 冬の山の嵐に耐え切れず
 ....
 
夕焼けに
親指を立てて
田舎町のバイパスで
ヒッチハイクした

止まる車はなく
僕も止まることはなく
黄金色に染まる
雲に乗って
太陽は
旧道の町を
去って行った

あ ....
目をつむろうか
草花が閉じるように
ゆっくりと心にぶらさがって


切り取り線に沿って歩く
内側よ 自分のものになれと思って


誰かに火を
ともしおえたなら
安 ....
ピアノだけの旋律

水滴のような

誰もいない午後の食卓

いつもと変わらない、

でも変化している風景

かなしみがひかる

十一月、朝の日射しほどの

一瞬の

子 ....
掟は高い塀のむこうで眠っている
周辺を傲慢がはびころうとする

横断歩道で信号機はたがいに孤立し
おたがいの過去をたずねようとはしない

信号機は信号機の宿命のまま
明滅している

 ....
しめった風が頬をなでるのをやめ、
埃のような雲霧が二人の呼吸を失わせていく
白くかすんだ記憶の中で
街灯だけは飴玉のように赤く潤んでいたが
  
  私はそこにいるはずなのか
  そうでな ....
そんなこともあったっけ…
あれは息子と歩んだ道
四谷大塚の教本や模試の受験票が
ジグゾーパズルのように
断片となってパラパラこぼれていく


うまくつながらないのは
終わってしまったも ....
地球を飼いたい
掌に乗るくらいの
小さな小さな地球があったら
わたしはそれを飼って
今度こそ
大事に大事に育てたい
毎日、綺麗な水をあげて
毎日、空気の綺麗なところで散歩をさせて
熱が ....
片手で空中にまるをつくる
親指をくちびるにもってゆき
その場の空気を吸い込む
恐怖も限界も肺にためつつ
決して傾かず真っすぐに息を吐き出す
履き心地の悪い靴なんて捨てちまいな  ....
疲れ果てて
色褪せた
繁華街の朝を通り抜け

ガラガラの電車の
ドアのすぐ側の席に座り
手すりに頭を預けたまま
揺られる

 満員電車とすれ違うたび
 何かが足りないような
 そ ....
わたし、ずいぶんやせてしまって
てのひらには、ようみゃくみたいなけっかんが
あおじろくひかってみえるほどです

だから、あなたのこと
やさしそうになぜたりするのも
ぎゅうっとだきしめたりす ....
夜中に目が覚めて
月明かりの中に夫の寝顔を見つけた
よく見ると額にはチャックがあって
少し迷ったけど
開けてみたら
不思議な記号や色や
匂いや音が
チャックの向こうに収まっていた

 ....
私は大変な気分屋だが
きみの前では落ち着き払いたい
顔が保護色ならば完璧なのに

私は大変な詭弁屋だが
きみとの討論を望まない上に
出会った人の数だけ私がいるため
本当の私とは身 ....
                 080902




ダから
タまで
一瞬のうちに
走り抜く
タ行の音列
−−−−−−−
−−−−


攻撃する運命
防御する本能
 ....
 その無惨な姿を

 私はどうしても許せないのだ


 その汚らわしい心

 その無感情の冷たさ

 その偽りの思いやり


 どれも不純で不誠実で


 ユルセナイ ....
「 よいしょぉ・・・! 」 

どしゃぶりの雨の中 
三人の男は 
橋の欄干にぶら下がり 
川へ落ちそうな独りの女を 
心を一つに、引き上げた。 

(ソノ時彼ハ、ジーンズノ腰縁ヲグィ ....
 
孤独の森に迷いこんだなら
出口を見つけることは
容易ではなかった

孤独の森を
歩き続けることは
苦痛でも
それは森のせいではなかった

森は伐採され
孤独は終わりのない
 ....
今年初めての赤トンボを、電線に見つけました。
秋になると、いつの間にか現れる赤トンボは、
どこから来て、どこへ行くのでしょうか。
きっと、調べた人がいると思います。
昆虫が好きで好きで好きな人 ....
 詩(うた)を失った少年は窓のない部屋の中

 暖かさのない石の牢獄

 朝になろうとも夜になろうとも

 刻(とき)の止まった空間では何も存在しない


 クレイジーな気分だ
 ....
  かなしくてもしあわせでも
  かぜはいつかあめになってしまう

僕の知らないところでも
発電風車をすり抜け
ロウソク工場の煙をながし
ビルの隙間で口笛を響かせ
千切れた段ボールを蹴飛 ....
熱帯夜から放たれた八月のあなた
雨戸もガラス戸もカーテンも開けて
短い髪に風を受ける
シャンプーの香りがよせてはかえす
秋の虫が聴こえる
蝉の絶えそうな羽音も渇いたように
風がはためかせた ....
空が高い

空が溢れそうなほど膨らんでいる
今日の地球は いつもより ひとまわり大きい


白い跡をつけながら
西から東へ飛行機

ただ青い中を
東から西へ滑る 白い翼もあって ....
憶えてないくらい前から僕は
屋根裏部屋の
喋らないラジヲと古雑誌の間で
首を傾げてる
別に忘れられたことを
恨んでるわけじゃない
淋しさのように埃は積もっていくけど
僕は元気

 ....
からからと
言葉は生まれ

ぐんぐんと
手足が伸びて

我が身の一部と気づく前に
可憐にはじけ とぶ


やわらかな旋律は ことのは
彼女の心に慕う ことのは
 ....
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