すべてのおすすめ
 

野菜スープを
朝食と同じように,出す
雨は止み、妻帰り来る
夕食時

木曜日は絵を描く日
薔薇を四輪
妻にはまだ見せぬ
二人で外へ、傘をさす

雨の木曜日
木曜島という ....
かたことと鍋のふたが鳴る
火を弱めて中を覗けば
綺麗に透き通った大根がくつくつ
湯気に顔が火照る


昨日の雨はすっかりあがり
太陽が柔らかく照らす
洗濯物がはたはたと
光を吸い込み ....
今、ラスベガスのネオンを浴びている亀と話している。
その亀は、世界を旅した経験があるって自慢した、
近くのカジノで勝った、気前のいいおじさんは、イタリア語でお裾分けだと言い、自慢話をしている亀に ....
雨ふりさわさわ風の音
赤青黄色の傘揺れて
薄らぼんやりちぎり絵の
様な世界に変わります

から風びうびう冬の音
しぽしぽカポカポストオブに
魔法のヤカンがふき出して
あたしを夢へと誘い ....
少し前まで{ルビ賑=にぎ}わっていた 
デイサービスのお年寄りが帰り 
部屋ががらんと広くなった 
{ルビ掃除=そうじ}の時間 

いつも掃除機をかけるおばちゃんが休みなので 
「じゃ、俺 ....
春 近く
今 輝く大海の一滴で
水晶を濡らし
世界の浄化を試みて


春を待つ
植物らの冬ごもり
陽光の射角
昇り 高まる


温帯 東京は
冬の日光浴こそ
快適な遊び
 ....
自転車に乗って
切り裂く無限がいとしい

風と共に過ぎ行く人の
寂しげな拒絶がいとしい

どこかへまっすぐに突き進んでいく
私のありあまる馬力がいとしい

どこかへ行き着くために ....
やわらかいものになりたかったです
でもぼくはおとなのおとこなので
しゃかいにでていくためには
かたくならなくてはなりません

ぼくはこどもでいたかった
それもおんなのこがよかった
マノン ....
アルミニウムの針を薄暗い雨の中に投げる
眠りから覚めようとせず朝のぬくもりを忘れる
無機質な生命線の上を滑り落ちて重なる偶然のパズル
淡々と過ごす日々自分の影にウィンク
すんだ空気を切り裂くよ ....
昔の友人と長い話をした夜
帰りつきアパートのドアを開けると
一面に緑の草原が広がっていた
いつかのグラウンドのような匂いがして
至る所に
なんだかよく分からないものが転がっている
友人との ....
なんでジュースを作るのに
オシロイバナを使わないでこんなかたい花を使うんだろう?

公園にちょうどいたその子と私でおままごと。
てっきり花弁をつぶして色水を作ると思った私は幼心に不審に思った。 ....
駅のホームに 
四葉のクローバーのペンダントが 
落ちていたので 
思わず拾い、ポケットに入れた。 

幸せというものが 
一体何なのか・・・? 
未だに僕は、わからない。 

四葉 ....
               090118



語感が好いからと言って
のんびりしすぎた
背伸びをしないで居たら
背中が堅くなってしまった

三重塔が美しい姿態を日に曝す
光り輝 ....
1月1日や
2月14日や
12月24日が言いました

すいません特別っぽい日ですいません
わたしたちなんかがいるせいで
なんかちょっとしょんぼりさせてすいません

いいんです
普通の ....
一九九五年
一月十七日五時四六分五二秒
兵庫県南部地震
後の阪神・淡路大震災発生
死者六千四三七名
負傷者四万三千七九二名
行方不明者三名
避難人数三〇万人以上
未曾有 ....
次女を塾に送って行った帰り道
エタノールの臭いを感じた妻が娘に訊く

 消毒液の臭いがしない?

それを聞いた娘は心配そうな顔で

 おかあさん、ダイエットしすぎ

妻がキョトンとし ....
高校の同級に呼び出されて
電車を乗り継いで行った
駅の階段の踊り場に屋台が出てて
チャーハンとお好み焼きと何かを買う
帰りの電車賃が無いことに気づき
どれか一つやめたいと売り子に言うと
一 ....
煙たいのお思うたら
たばこの煙がまだもくもくと出よったんよ

のろりのろりと
天井にあがっていく様を
見ようたら
蛍光灯が切れかけよることが
よおわかる

どこへ行くんかいの
煙は ....
たまたま日本人だった
たまたま男だった
たまたま右利で
たまたま魚座だった
たまたまA型で
たまたま佐賀の生まれ
たまたま親が離婚して
たまたま結婚が遅れた

たまたまイスラエル人で ....
どこにいるのだろう でも魚に
飛んでいくそれだけは見えた
ロッドを振るうと
夜をルアーはあの闇の中へ

出光石油の
光の拡散
僕は木でルアーを作ったことがある
僕には何もないようだった ....
暫らく連絡を取っていない誰かに挨拶をするとき、
その導入をどうしようかしばしば悩むことがある。
届けようと思った言葉はパイポのように湾曲して、
伝えたいフォルムとは全く違うマチェールで描かれ
 ....
部屋に入って
電気はつけない

ダンボールの影にくつわむし
クロゼットの闇にこおろぎ
ほうりっぱなしの服にすずむし
冷蔵庫でたまねぎが芽吹く

ベランダに
線を抜かれた機械たち
明 ....
 
雪々が
列車の屋根に降り積もると
定刻どおりに発車する

人々が乗る
列車の屋根で
雪々は
いつものあの街まで

会えただろうか
その街で
伝えるべきことは
伝えられただ ....
私たちには
自由がないから
私たちはそれぞれ
素敵なものを提出しあい
小さな箱庭を
作った

透き通る石や
カラフルな千代紙や
マフラーからほどけた
大好きな色の毛糸や
私 ....
水晶が騒ぐような
本当の冬の光
クィーンメリーが跳ね返す朝
トーストの上のシロップ

音楽が消えた劇場のような、ただ空間する日常
ドニ・ラヴァンが手のひらを撃ち抜くシーンを
目の ....
おかあさんの ブラウスを 握る
おかあさんの めがねを  握る
握る
おとうさんの 鼻を 握る
おとうさんの 指を 握る
握る

がらがらを 握りそこねた君は
まだ きかない手を 小刻 ....
ほんとうかどうか
知らないけれど
詩の勉強会
みたいなところで
こんなふうに言われるらしいね

悲しいだとか 
せつないとかの
感情を指すことばを使わず

あなたの気持ちを伝えてご ....
言葉が 膝を抱え丸くなったまま 産まれない まだ

非結晶の 硝子が こっそりと流動する

それは秘密 だよ

いつか 懐かしむだろう 君を 君の淹れてくれたココアを 君の唇の湿度を いつ ....
なんだか灰色の空だな

シャブ中で捕まっている夫とくらしていた家はおじからかりていたもので
おじは今母の働いている透析の病院の院長先生をしていて
このお正月にすべてからっぽになったその家をみに ....
最近の若い人たちは見境がない気がします
電車の中で糠床をかき回し始めたり
薄型テレビを漬物石の代わりに使ったりして
私が子供の頃にはそんな人はいませんでしたよ
昔は糠で作られた長屋にいくつもの ....
夏野雨さんの自由詩おすすめリスト(3184)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨の木曜日- 生田 稔自由詩909-1-23
_風景描写- あ。自由詩3*09-1-23
__ネオンと亀- つぐこ自由詩8+09-1-22
冬虫唱歌- プル式自由詩309-1-22
掃除の時間_〜延長コードと僕〜_- 服部 剛自由詩709-1-21
春_待つ- アハウ自由詩3*09-1-21
風景- 長元坊自由詩509-1-21
やわらかいものになりたかった- 渡邉建志自由詩709-1-20
虹と孤独- フミタケ自由詩5*09-1-19
消費者たち- 自由詩8*09-1-19
思い出- ようちゃ ...自由詩209-1-18
宇宙ノ心_- 服部 剛自由詩409-1-18
五重塔- あおば自由詩12*09-1-18
いいんです- ふるる自由詩13*09-1-18
十四年目、述懐- 明楽自由詩709-1-17
ききちがえ- kauz ...自由詩7*09-1-16
_- udegeuneru自由詩1+09-1-16
広島市出身_大阪市在住_20歳_女_専門学生- 無知アコ自由詩3*09-1-16
たまたまイスラエル- A-29自由詩6*09-1-16
埠頭で- K.SATO自由詩209-1-16
まほしくおかし- aidanico自由詩409-1-16
untitled- かとり自由詩4*09-1-14
雪々- 小川 葉自由詩3*09-1-13
六角の箱庭- RT自由詩1509-1-13
受光- ホロウ・ ...自由詩5*09-1-13
握る- 池中茉莉 ...自由詩12*09-1-12
アーリー・バード- umineko自由詩18*09-1-12
海面上昇7- rabbitfighte ...自由詩8*09-1-11
コカインスウェット- モリマサ ...自由詩1009-1-9
ザ・漬け物- サトタロ自由詩6*09-1-6

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