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君が手に持ちたる使い捨て傘の中にモミジの葉の二枚見ゆ
雨の中の
傘の下の
小さな涙
早くお家へ帰って
お菓子食べようね
池が
雨で
あふれそうだよ
たまたま日本人だった
たまたま男だった
たまたま右利で
たまたま魚座だった
たまたまA型で
たまたま佐賀の生まれ
たまたま親が離婚して
たまたま結婚が遅れた
たまたまイスラエル人で ....
金星が右目で木星左の目月が微笑む口のようです
(再考中)プランターの幾つか並ぶ秋の空雨のぽつぽつ降りてけるかも
夕空に5基のクレーンが聳え立ち陽を受けている博多駅じゃん
この腕の千切るるほどに遠くまで投げたきものは春のみずうみ
http://www.youtube.com/v/Sp2dnH5z4ew&hl=ja
海辺の
風の
吹き寄せる
部屋の窓を開け放って
泣きながら眠った君の
赤い頬に
唇に
愛の終わ ....
曇ってても干し物
ネコがガラス越しにそれをみつめて「ウーン」と言った
わたしは水筒をつかんで「冷てえ」と言った
昨日、珈琲を入れておいたやつ
太いがそれだけの腕である
誰かがしがみついた腕である
ふたつ浸ければ
たいそうお湯のあふれる
腕である
愛は暮らしをつらぬく鋼鉄のような矛盾だと
珈琲をすすって
天井など
眺めて
いる
が
暮らしは愛をつらぬく矛盾のような鋼鉄だと
珈琲をすすって
天井など
眺めて
いる
し
夜明駅過ぐればじきに夜明ダム鏡のごとき水面眺めつ日田を去りけり
大人とはいえどもひっつき虫まみれ可愛らしいと見惚れたりけり
瓶に鉢にポトスは生を渡しけり窓に風なき秋の{ルビ朝=あした}の
九度二分を踏みつけてゆく夜半の猫