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やることがないからネットしてる
何時間もクリックとスクロールを繰り返している
途切れたリンク先で後ろ向きの矢印を叩く
ここはいつか歩いた
糸くずが指先に絡まっている

ここはどこだろう
 ....
「わたしたちのテーブル
なめらかなはだかの木目
そこに並べられた食器、グラスたち
ずっと交わらない視線」
隣で私のくわえる煙草を指して――
「浄化された石、」それは
不在の表層に羽根を生む ....
海岸沿いの道を歩いている
知らない街の
あたたかい夕暮れ
家族連れも恋人達も釣り人もいない浜辺
白く砕けては打ち寄せる静かな波の音
水平線の向こう側はぼんやりとやさしく霞んで
パステルで創 ....
耳のようなかたちをして
母のおなかの中でうずくまっていた
そのとき私は
ひとではなかったが
確かに
ひとの一部のかたちをしていた

二十歳の誕生日に
ストローの束をもらった
もうすぐ ....
僕が語ることの出来る中で、最も美しい物語を君にあげよう

それは過去形で語られる未来の物語
街を埋め尽くす春の予感
通り過ぎるたびに生まれ変わる新緑の境界
果てしないものは、
広がり続ける ....
ひとつ
ひとり
ひみつのじかん

ふたつ
ふたり
ふんわり じかん

みっつ
みんなで
みかづきのよる

よっつ
よっぱらって
おいけに    どぼん
まだ背の低い中学生だった


キリスト教系の学校だったせいもあって
敷地内には教会が建っていた
戦時中は負傷兵の収容に使われていたという
改築はしたことがないらしく
昼間でも暗くて冷やや ....
もし(まことの人)がいるならば
一体、どんな面影の人であろう? 

彼は、この世の体という{ルビ着包=きぐる}みの内に 
薄っすら透けた(もうひとつの体)を 
宿している。 

机上に丸 ....
祖母がこの世を去る朝 
何処か遠くへ
吸いこまれそうな場所から 
必死で僕の名を呼ぶ声に 
目を覚ました 

数日後、教会の告別式で 
神父は聖水を遺影に撒いて 
額に納まった祖母の笑 ....
あふれる涙
こぼれないように
空を見上げたはずなのに
見上げた拍子に

 ぽろ ぽろ

両目から一粒ずつ
無色の涙は
夕日の朱色に染まって
こぼれた

目深にかぶった帽子
さ ....
堅い梢から
白い気泡がぷつぷつと生まれて
二月の空に立ちのぼる

それは
君の唇からもれる
小さな温度に似ていて
僕の尾ひれを
とくん、と春へかたむける

ふらりと現れて
はな先 ....
十時半に出社をしたら
牛乳売場はガタガタで
パートさん達は僕がいなかった穴を埋めようと
忙しなく作業を続けていた

慌てて手直しにかかったけれど
焦って商品の場所が思い出せない
まるごと ....
母さん
今日僕は
洗濯板の下に
すごいもみあげを見つけました
ふさふさとした
最近めっきり見かけなくなった
天然ものです
しかも
もみあげをかき分けてみると
中に子もみあげもいました ....
冬の乾いた空に、雲は一つもなかった。名鉄一ノ宮駅から商店街へ向けて歩く。
昼に近い時間。人の往来はわずかだ。
日本の人口は、東京、大阪、名古屋の三大都市に集中している。
名古屋ではない、ここもま ....
          090205




祐乗、光乗、宗乗、三作の三所物
カラマンダーのかけ声に
驚いた振りをすると
乾いた金明竹が笑いかけるので
知らない振りをして
姿勢を正す
 ....
はぎ取られた風を
むしり取られた青空を
踏みにじられた光を
そして
すべての!!!!
果樹園の世話は
尽きることなく忙しく
両の手にことそぎの斧と詩ばさみ

ゴーシュきみは
どちらでどちらを使う?

常夜灯の
半月を点検して
インフレーションの
卵の殻を置いて

 ....
 太陽を解体した
 肉と光沢だった
 肉は森になり
 海と川は光沢から作られた

 太陽のあった場所は
 瞳に焼き付き
 ずっと円く光って照らした
 
 そういうものだっ ....
今も録音してくれているのかい?
洗脳都市はサイバー・ショットのシャッター音で再生して形成してゆく。 ....
やさしく泣ける理由を
さがしている
冬は、つめたく
懐かしむものなどないけれど
遠く、とおくを見る
いつまでもみていられない
ゆめを見ている

眠れない夜はつきが恋しい
溶けるお ....
思いのほか力強く、打ち消され。

思いのほか脆く、強いのです。



そんな中で生かされています。


なぜに意志をもってしても逆らえない闇。


だから
見上 ....
そらにはあらゆる匂いがある、
くうきにはあらゆる色がある;
ぼくのいろが、くうきにとけてしみてゆく、
きみのにおいが、そらをうすくそめてゆく;

ぼくのとけたそらがきみにふきよせる、
きみ ....
なつかしい声がする
し、と、す、のあいだ
あなたが人差し指で押さえた
かすかなつぶやきのように


わたしの中で目覚める
し、と、す、のあいだ
声にならない言葉があふれて
あとからあ ....
手のひらで乾きつつある血の色や
頬についた砂つぶ
それを指で払い落とす

あの
ざらざらとした手触りに
あの
深さをまして沈む色に
瑞々しさはあって
血の色が
紫がかっていた
だ ....
-----------------------------------------------------------
造船家の仕事部屋は紙と鉛筆と分割器が置いてあるだけだ
そして窓の夕暮れの光  ....
ほろりと私が手のひらを開くと
ふわりと私の手のひらに
乗せられるものがある

それは夕暮れの太陽の熱のように
網戸越しの風に靡くカーテンのように
何気なくふとする感触で

手のひらを眺 ....
水をあげ
花をあげ
鉄砲をあげましたら
喜んで命をくれまして

守りたくなってしまいました

と、古い手帳のすみに書かれてありまして
その言葉は
傷や破れがありまして
もっと破ると ....
彼の円錐の
漆黒の並木には
ただならぬ放蕩者の書物が
いっぱい成っている
純粋な今
の主題を的確にもぎとるべき
細密な枝の先にどれも
破壊や破滅の真の送り仮名が
世界の焼かれた鉄板では ....
不意に、もうひとり帰ってくる気がする


母は家にいて
私も家にいて
弟が帰ってきて
もうひとり弟が帰ってきて
それから父親が帰ってきて


机に張り付いて私は耳を澄ま ....
工事現場に木漏れ日が舞って
例えば、私なら
指差したりするような時間
風上から流れるのは
どこかの夕飯の匂い

昨日より長い夕焼けが
何より、確かな時間を告げている
 ....
夏野雨さんの自由詩おすすめリスト(3184)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秘密基地(草稿)- れつら自由詩109-2-16
水槽- アングラ ...自由詩209-2-16
知らない街- ANA自由詩109-2-15
ひとのきかん- ことこ自由詩5*09-2-15
_- rabbitfighte ...自由詩509-2-15
へんなかぞえうた- 音阿弥花 ...自由詩109-2-15
教会- あ。自由詩7*09-2-14
永遠の塔_- 服部 剛自由詩409-2-7
復活の手_- 服部 剛自由詩1+09-2-7
涙の夕立- 百瀬朝子自由詩3*09-2-6
置き文- 佐野権太自由詩26*09-2-6
十時半に出社をしたら…- 1486 106自由詩3*09-2-6
母さんへ- サトタロ自由詩3*09-2-6
一ノ宮駅、午前11時- ブライア ...自由詩209-2-5
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∞バトル- 草野大悟自由詩4*09-2-5
88鍵のためのエチュード/働く- 海里自由詩109-2-5
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ひらく- かんな自由詩6*09-2-4
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ありふれたぼくらのラブレター - Giton自由詩5*09-2-4
雪に踊る- 石瀬琳々自由詩8*09-2-4
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造船家- 音阿弥花 ...自由詩109-2-3
例えば- 松本 涼自由詩409-2-3
少年- 昼寝ヒル ...自由詩909-2-3
- アングラ ...自由詩309-2-2
もうひとり帰ってくる気がする- 因子自由詩20*09-2-2
空、ひと- 山中 烏 ...自由詩8*09-2-2

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