すべてのおすすめ
{引用=見えないどこかで
血をわかちあって
自ら肢体を埋葬する様が
今日の君を物語っていた

冷たい肌に触れる
うすい膜に包まれている
心髄は?
心髄は?
無重力の彼方

枯 ....
わたしは森の中にいるようだ
ときには幹の表皮をかけあがり
ときには維管束の中をかけめぐり
ときには分解者として仕事をこなし
ときには苔の羽毛に正体をなくし
ときには朝露のひとたまにな ....
朝焼けをふたりじめして。
舌に乗せたらいいよ。ひかりのバター。
とけるものは。ぜんぶさみしいから。


すきなもの。屋上にあるもの。
給水塔。ふるい排気ダクト。
埃の匂い ....
古くなったクリアファイルは
表に細かな傷がついていた
ひとつ拾い上げて、爪の先で
かたかたと光の溝をなぞる
そこに流れていたものを確認したかった
旋律に音がないなら
ゆっくりと ....
 川面で光の魚がはねている
 春と霞を点描で描くのはぼくではない

 土手の並木の樹勢のなかを
 グングンふくらみ育ってゆくもの
 ふくらみみもだえて勢いを増してゆくもの
 樹 ....
なつかしい話は
きれいすぎて
この部屋の壁が溶けていきます

あしたのことより
思い出にさまよううちに
このまどろみが床に流れていきます

目をつむると
ランプくらいの ....
むかし、むかし、
世界なんて滅びちまえ
って切に願っていた少年がいたんだ
でも、
いざ、世界が滅びる
その日に
彼は
僕とお母さんとお父さんと
あと、同級生の千絵ちゃんだけは
救って ....
潜み、また
ここで、
断絶した線路の、先

なかった、ここでまた、いいえ、
いいえ、水が
漏れていたの、ここで、
潜み、また、

尖っているもの、行け、
見て、しろ、
できな ....
どうして笑っているの
たくさん わたしたちは生きている
どうして泣いているの
たくさん わたしたちは歩いている
どこにいっても
どこにいても
こどうとともに
だれかをおもう

こ ....
いそぎあしに みちをゆきすぎる
すべてのひとに はなたばをおくりたい
やまあいからこぼれでるあさひの
まっさらなきらめきを
くたびれてすわりこんだきみにも
あかく あかく
さしのべられるひ ....
ランドクルーザーに乗って
ベトナムの街を走り回った
22歳の青年がかっこいい俺
なにを馬鹿なことを言うんだ
セクシーなのはお前の方さ
なんだってそんなにもお前は
高額な自転車を乗り回し
 ....
上野の美術館を出た帰り道 
焼芋屋の車が、目に入った。 

財布の懐が寒いので 
「半切りをひとつ」と言い 
小銭三枚をおじさんに手渡す 

紙袋からほっくり顔を出す 
焼芋をかじりな ....
野はどこまでも、たいらかで広々
ぼくは花の数をかぞえる

やさしい
雲の群れが
やさしい
雨を
ふりまいてすぎたあと
うすく差した
ひかりが虹を
つくる前の
ほんの一瞬
よみが ....
今朝 起きて
時間を確認しようと枕元を見る

そこには一つ前の携帯が
充電器に刺さっていた
いくら探しても
今の携帯が見つからない

そういえばこの前買ったごみ箱も
起きてか ....
{引用=雨が降っているなかで、きみとのやりとり浮
き上がる。水色の紐であやとり、つないでい
る細い声。たしかにきこえた澄んだ心の内側
で響く、エナジー。明日には見失うなら今す
べてを捨てて ....
きみがあるいて渡る歩道は
せまくて車は通れなかった
体温をうしなった右手は冷たく
あたたかい血をわけあたえたかった

今日はもうかえさないよ
やさしい瞳で言った
深海のような濃い色で ....
私たちは 地に落ちた猿だ
もどかしさ抱えて 争いをする

伝わらない言葉 伝えたい言葉

言語を分断されて尚
互いに干渉をしたがる

伝わらない言葉 伝えたい言葉


眼 ....
きれぎれにひびく
朝のアリスたちの
黄色い声
春のおとずれの
こましゃくれた祝祭

空、あおいね
雲、とんでいった
飛行機も、たくさんとんでいった
海、ないでいたのに

大きく吸 ....
星の群れのつながりをちいさく真似て
思いをつらねる青い花たち
生ぬるく雨がふるたびに
ふくらんでいく
胸いっぱいに
いとしい
かなしい

思い出を捨てにきた旅路で
思い出をいくつもひ ....
届け
ことばが火の玉となり
ミソヒトを焼き付くせ
空っぽの陳列棚を
もう一度
愛で満たせ

届け
物流のトラックの
背中を押せスーパームーン
放水の弧を描き
シーベルトで
人を ....
アトリエの薔薇に芽がついたよ
花が咲くころ
君に送ろう

その時は、いつか
この春の、
すぐ後にあったのかもしれない
たった今、過去になった太陽

自分の為にすることが
誰かの為で ....
詩が歩いている
ビルとビルの隙間に
入っていく

詩が食べている
今日の定食という定食を店員の詩がテーブルに置いて

詩が転んでいる
ハイヒールを手繰り寄せて顔を見せないように

 ....
嘆こう
いつか早朝のラジオで聴いたんだ
「前半しっかりと絶望すること。
 それが復活や飛躍への、ステップになるのです」
私たちの脳は生きるために
絶望と絶頂を繰り返す

友だちが教えてく ....
いつのまにか足首のかたちが変わっていた
このところ続いてる春にしてはひくい気温のせいか

映画館でまぶたにふれたりだとか
苦いコーヒーを胃にそそぐように
うまくできないことだらけ
罫線がじ ....
いつも見ている夢は風景として壊されずにある
ヒビすら入らない
傷つかない

虫の群れのような街にシャンデリアみたいな雨が降る
道路にこびりついた体液が泡になっている
冬が溶けていく匂い ....
歩道橋が夜を迎える。
道の基点から、夕雲は暗雲へと変わる。
歩道橋は震えていた。
頑なな心に、歩道橋の震えは伝わる。
むすこをからかってたら
つきとばされた

もくせいのあたりでふんばって
ちきゅうにもどった

まだうちゅうりょこうに
たびだつわけにはいかなかった

それでもちじくはかた ....
うすあかるい
海風が流す真昼
爪のように剥がれ落ちた
湿った雪がすべてを埋め尽くそうと
降りしきっています

  昨夜の暗い雪雲の切れ目に凍えた
  遠い闇に抱かれた青白い星が寂しすぎて ....
ギザギザの
気温の折れ線グラフの
端がほつれて
光の縦糸が
眠たそうな家並に
垂れ下がる

カチカチに
凝り固まった表情筋の
端がほつれて
微笑の横糸が
路地裏の野良猫を
追い ....
星落秋風五丈原を暗唱できる
などの
わだいを
だすが
きょうみがうすく
あいてにされないとわかる

100円のすしを
たべにいくと
いっていたから
200円のすしを
たべようと
 ....
夏野雨さんの自由詩おすすめリスト(3184)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ただの青さ- ゆうと自由詩3*11-5-6
春の数え方- mizu K自由詩7*11-5-5
ウォータープルーフ- ねことら自由詩6*11-5-1
fragmental_tapestry- ねことら自由詩411-4-23
春に酔う- 石川敬大自由詩22*11-4-13
2011、春- jin自由詩411-4-8
青春- 真山義一 ...自由詩1611-4-8
_- こもん自由詩611-4-3
平成23年の春に- 唐草フウ自由詩11*11-3-31
北へよせる- あまね自由詩1011-3-28
明日は雨だから俺は休むから会社にそう言っとけハゲ!- セガール ...自由詩511-3-23
芋と言葉_- 服部 剛自由詩8*11-3-22
3月の即興2- あまね自由詩611-3-21
フライパン- Seia自由詩111-3-21
あやとり- ゆうと自由詩511-3-21
TomorroW_LighT- ゆうと自由詩1*11-3-21
バベル- Seia自由詩211-3-20
3月の即興- あまね自由詩611-3-20
さんがつ- あまね自由詩711-3-20
おやすみ- umineko自由詩1*11-3-20
その時は、いつか- soft_machine自由詩611-3-19
詩が呼んでいる- ズー自由詩3*11-3-19
嘆く背に桜前線の風が吹くように- たちばな ...自由詩19*11-3-19
らん熟- アオゾラ ...自由詩211-3-8
恥ずかしい街- コーリャ自由詩411-3-1
歩道橋- ブライア ...自由詩5*11-3-1
宇宙の地軸- 小川 葉自由詩611-3-1
まひるのりんかく- たりぽん ...自由詩411-2-27
ほつれる- nonya自由詩22+*11-2-27
丹大滅名- 6自由詩111-2-26

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107