有刺鉄線をいじっていたら
異常にこんがらがって溶け始めた
俺の熱のせいか、指先は既に燃えていた

 閉じ込められたまま閉じ篭もったまま

砂漠に墜ちたプロペラ飛行機
赤いいきもの達が列を ....
日曜日の雲はいつもと違う
他人事なのか 自分事なのか
土の中で根を演じながら
まだ植え替えないでくださいと訴える
元に戻ることはない
月曜日の風はどこからやってくるのだろう
茜の斜光の残像が
余韻響かせ揺れ動き
赤胴色に燃える富士山が
傾く夕陽に落ちいくとき
私は覚えずひざまづき
褪せて青澄む天仰ぐ

あゝ秘匿された未知なるものよ
おまえは今日もヴェールに ....
宇宙空間から見た地球の青
半円を描き広がっている 
薄明かりの空のなか

僕は娘と手を繋ぎ
進んでいく 道すがら
それを見た、目撃した 

深く濃密な光芒放ち
浮き上がるように渦を巻 ....
海はいっそう青くなり

白い皮膚を浮き立たせる

歌う女の眼差しが

いつしか濡れてどよめいて

開ける銀河の流れ出す

此岸と彼岸の境界で

眩暈しながら佇立する

手繋 ....
虚空は青 穏やかに
紅梅咲く 野の道を
歩めば春 肉感の
季節は巡り 憩う心
こうすればよかった
そうしなければよかった
したり しなかったり しながら
日々は過ぎていく
同じ殺意で突き刺しても生きてるか死んでるかで罪は異なる
生きてたか 死んでたかで 後悔をする人も ....
開けた窓から雨の匂いが流れ込み
濡れていく遠い森のざわめき始めて
貴女の声は透明な水底に沈んでいく

ああ、
こんなに澄んで囁き交わす時ばかりなら
詩を書くことすら要らないだろうに
僕は ....
増殖する欲望が雨降りに濡れていく
無数の情念が沸き立ち煮え立ち
底無しの暴威を露わにする

雨はいつしか雪に変わり
燃える欲望を彫塑して
小高い丘の十字架に張り付け
どよめく人々を凍結す ....
うんこしたいなあ。うんこした。何もしていないのに筋肉痛。悲劇ばかり好むあなたは甘ったれと言われ続けてきたのかな。鬱病になってから鬱病になる前の記憶がない。統合失調症。思い出そうとするとある .... 青い空に浮かぶきざはしは大地に伸び

雪に埋もれた彫像は白く染まり震え

剥き出しの枝を掠める風たち

光のなかを泳いでいる

すべて

沈黙した遠い森の遥かな思い出



 ....
「独り言」ですというと
「ああ、独り言」と聞き手は収めてくれる。できてる世の中だ。
無人島の落書きのように聞き手のいないほんとうの独り言もある。
詩は独り言だろうか。「独り言」だろうか。
腐乱した犬の
うつくしい歯が
その人の口から語られた時、
男根たちは騒然となり
子宮たちは安らいで
世界の終わりを迎えていた
鈍い痛みを抱え
月も氷るこの冷夜
紡ぎ出される救済の
余りの味気なさに
呆れては
ぽつぽつと辿る
情念の
小さな鏡に反射する
忘れ去られた純情に
身悶え七転八倒する

消失した記 ....
繰り返し
欠伸と不安のうねり、

繰り返し
安定剤と躁鬱のうねり、

あるモノあるモノ
切迫し

また夜が来て夜深まり
私の宇宙を横切って
闇夜の混沌充溢し
指揮系統の不在 
 ....
開いた本の頁が
ほんのり茜に染まる頃
太陽は傾きながら爆発し続け
西空はやがて色彩渦の奔流となる
わたしは本から顔を上げ
地上の夕べの目眩く一瞬を
遠退く意識に刻み込む

夜闇が忍び込 ....
そう、
おっきいとおっかない
だからさりげない水草のひとつまみ
このボートもあんまり
湖の真ん中へは遣らないでおく。
麦わら帽子を制える君を
想像で支えられはすまいが。

そう、
こ ....
今宵、
白い部屋に
在るもの在るもの
自らの輪郭を鮮明にして浮き立ち
回流する澄み切った夜の空気に
すっかり馴染んで留まっている
横たわっている私もまた寛ぎ
在るものたちと繋がり合う、
 ....
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形の
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている

大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ....
ところで今日は雨である
何も気にすることなく空から降ってくる
文明を濡らし世間を洗い落とす
雨が好きな日もたまにはある
じっと窓辺に座って最後の一滴を待てばいい
訪れる
時はじんわり
湧き出づる
そうして私は橙の
脳裡の懐かしい光に包まれ
生きている、生きている
くっきり浮き立つ輪郭と
物という物が発散する
確かな響きに包まれて
活きている、 ....
から だった
前進しようと思えば未だできたが
から だった

寝ても覚めても
あんまりカラカラと鳴るばかりで
もう嫌気がさしちまった

(なのに夢の空はまた
淡い淡い紅に染まり
何 ....
銀輪の
跳ね返る
光の束
眩しくて
ガクンと揺れた
視界の先
道行く人の
後ろ背に
未知悠久の
時、踊る

あゝ何もかも
渦巻いて
異郷となって
迫り来る
この懐かしい
 ....
歌声が聞こえていた
夢のなか
濡れるようなヴィブラート
君の弟だと紹介された
いがぐり坊主に白のTシャツ
別世界の住人みたい
僕たちはすぐに打ち解けた

萎れいく花々
目醒めてみれば ....
階段を上り 橋を渡り
雀は忙しそうだ
窓を開けると空の下にもたくさんの窓が見える
奥行きのある各々が
階段を上り 橋を渡るとは限らない
また夜が来て
まだ私は生きていて

堆積した記憶の回収不能
後頭部辺りから凹んでいき
何一つ思い出せない
何一つ思い出さない

)モノクロームの響き充満し

また夜が深まり
まだ ....
永遠からすれば
一瞬に過ぎない
この今を
落ち続けている
この俺は
奈落の底まで
落ちて行く
後少しで
叩き付けられる
俺の体が
叩き付けられる

時間は普通に流れている
空 ....
{引用=失語です
たんぽぽ珈琲みたいな時間です
シロツメクサと{ルビ勾玉=まがたま}です

万雷の拍手とおく
幕開けしないオペラのひとくさりなのですから
枝振りのかたい{ルビ椚=くぬぎ}は ....
知覚感覚が
空の彼方を震えさせ
海の底を掻き回しても
それがいったい何だと言うのか
僕には大事な夢がある
胸震わせる予感がある
たとえ旅路が終末でも
置いていけない憧れ持ち
五感の海を ....
夢の夜空に星々は
巨大に不穏に輝いて
渦巻く星雲が三つ四つ
眩めく明るさに発光し
それぞれの存在を鮮やかに
闇のスクリーンに穿っている

夢の夜空はやがて刹那
一つの艶かしい発光体とな ....
ナンモナイデスさんのおすすめリスト(2040)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
熱砂- ひだかた ...自由詩821-2-24
晴れのち雨のち曇り- 空丸自由詩721-2-23
夕景未知- ひだかた ...自由詩621-2-23
夢〇地球- ひだかた ...自由詩421-2-22
願い- ひだかた ...自由詩321-2-21
初春- ひだかた ...自由詩4*21-2-21
後悔と日々- 空丸自由詩621-2-21
無垢と復讐- ひだかた ...自由詩1221-2-20
讃歌- ひだかた ...自由詩221-2-18
20210217- H.L.F.M.O.自由詩121-2-18
思い出- ひだかた ...自由詩521-2-17
独り言- 空丸自由詩921-2-16
うつくしい歯の神話- ひだかた ...自由詩721-2-16
荒れ地- ひだかた ...自由詩421-2-16
闇夜- ひだかた ...自由詩4*21-2-15
夕べの一瞬- ひだかた ...自由詩421-2-15
筋の光を、見ろ。- 道草次郎自由詩4*21-2-14
在るものの開け- ひだかた ...自由詩721-2-12
〈根源悪〉の原体験(改訂5)- ひだかた ...自由詩421-2-12
- 空丸自由詩621-2-11
イキテイル- ひだかた ...自由詩821-2-11
から_ガラ- ひだかた ...自由詩521-2-10
異郷に揺れて- ひだかた ...自由詩521-2-9
メタモルフォーゼ- ひだかた ...自由詩421-2-8
各々- 空丸自由詩821-2-7
記憶喪失- ひだかた ...自由詩521-2-7
人生と信- ひだかた ...自由詩421-2-4
よみがえり来たるもの- 道草次郎自由詩3*21-2-4
願い- ひだかた ...自由詩421-2-3
夢の夜空- ひだかた ...自由詩521-2-1

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