原体験◯ヒカリの想起
ひだかたけし

夜陰の大雪原に独り
垂直に立つ童子の私
ふと何かを感じ
天空 仰ぎ見れば、

 巨大な光の眼、眼、眼
 私を見ている私を観入り
 巨大に在る光の眼、眼、眼

(私が見ているのではなく彼らにただひたすら
見られている、視られている、観られている)

襲い来る畏怖恐怖渦巻く最中に
〉自分という存在〈
ヒンヤリ認め覚醒して居る童子の私

何故か同時に沸き起こる認識、

〉思考のヒカリ想起し受動から能動の思考へ〈

いずれ私を誘う種火と化し、

この世界という霊性 魂に刻み込まれ。




自由詩 原体験◯ヒカリの想起 Copyright ひだかたけし 2024-03-05 17:35:11
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