脳界で繰り返される感情のバトルロイヤル
ここのところ悲しみのトロフィーでいっぱいだ
私は支配することができず支配されている
悲しみの赴くままにペンを走らせたが

描いた悲しみは悲しみではなか ....
瞼を閉じると 
ピラミッドの中に閉じ込めれている自分が 見える
ときには 女王としてそこに留まって居ると勘違いしているときもあれば
奴隷として 居場所のない居場所に存在していると 思うときもある ....
道端で色褪せていく
この盛夏に色褪せていく紫陽花よ
アゲハ蝶がその繊細な触角を動かし
咲き誇った花から花へと優雅に飛び廻る時
あの青々と濡れ光っていたおまえは
早くも凋落の一途を辿っている
 ....
夕日が朝日へ生まれ変わるように
死は生と生のはざまの休息だった

あと少し もう少し
満ち足りて安らかに

しなやかで純粋な生の欲求
飼いならされて往くプロセスで

ただ月や星の光が ....
ああ まただ!

ものというもの浮き上がる
異なる位置占め、それぞれに
明確な輪郭保ち、しっかりと
在る在る、いつしか重なり合い
在る在る、各々の色は保たれ

(己 も また、
在る ....
遺産が残された
ウーピーゴールドバーグが相続する
遺産が比類なく
輝く
恋かと思う
鵺が出て来て
まゆごもる
背の高さも輝く
父も母も散歩に行く
早朝に
シリアルもアーモンドチョコ ....
地球のどこか遠くから 一瞬で
青空を飛び 星空を越え
風を切り  雲の中を通り
やがて銅線や 光ファイバーにのり 
やってくる

HLSの  神秘的な宝石たちは
スクリプトで集められ 美 ....
みんな嘘つきなんだよなあ
知りません
燃やしました
ルールも
友情も

みんな嘘つきなんだよなあ
不幸の手紙を
もらったことがある
あなたの彼氏は
誰それと 云々
必死すぎて笑っ ....
たぶん食いたくもないラーメン食って

抱きたいおんなも抱けなくって

意味深なテストばっか受けまくってる

そいつを冷たい仕草と呼ぶんだろうが

価値や気持ちのないことなんて

ひ ....
喫煙所の脇
燻る俺とタバコ
ペットボトルでいっぱいのゴミ箱
雑多で不愉快な革靴の音
切れかけた街頭
生きてて楽しいのかい
そんな問いかけ
貯水タンクの横に水溜り
LINEの通知を消した ....
信号待ちの交差点で隣に並んだ車を覗き込んだ
ドラマで見たような奇跡を望んでしまっている
ぼうっとした刹那にけたたましいクラクション
少しの間立ち止まることさえ許されないようだ

サイドミラー ....
東京の駅は地方のひとなら知らないような駅でもでかい、栄えてる

そんな駅へと向かう道

彼女に遠くを見つめさせながら歩いてる

さっきまでなんかいも見つめられてたこと感じてた

もうさ ....
ラウンジでくつろいでいると
アブが飛んで来て
前歯がくすぐったい
娘のリラが微笑(ほほえ)む
乳母の介入を五月蠅(うるさ)く思う
ボールが飛んで来ると避ける
俳句に反対する
羅漢像を拝( ....
繋がりのない低音の言葉ばかりだが
それでも今日は落ち着いて聞いていられる
これはあなたの心の交響詩なのだから
いくつもの楽器が奏でるように
あなたの感情はいくつもの思い出の多重奏
おい
 ....
青い裂果 
   光の手中に墜ち


さえずる鳥 ついばむ鳥
文字へと変ずるか 黒く蟻を纏って


大気に溶けだす肉体は祈り
小さな動物の頭蓋のよう
未満の種子 生を宿すこともなく ....
私の名はライザ143527055@a
もうしわけありませんがあなたを容認できません

ときどき小鳥が窓辺に遊びにきます
名前はないという小鳥です

私の名はライザ143527055@a
 ....
ひとなんかどうせ死ぬじゃねえか

普通ってなんなんだよ

かわいそうって失礼だよ

でもこんなとき

平気でかわいそうだなんて言うやつのほうが

世間とうまくやれてるんだろうな
 ....
さざなみが産まれるところ
透きとおりながら
かすかに揺れる城が
月明りを映している

{引用=とうめいであることは
ない、ことではないよ
ないことにするには
醒める必要がある

} ....
六月。

見えない空に
ひらひら、

ただ、
ひらひらと
飛ぶものが見えるのだ。

きみの呼吸は
もう
止まりそうだけれど。
  ――水脈を捉え ひとつの
薬湯のように甘く
 饐えて 人臭い
       廃物の精液  
            輸入された
どれだけ銭を洗っても
どれだけ子を流しても
      ....
              


マダ ツカナイノカ ネー

かぼそい声の
母は 床ずれをした背中を
不自由によこにする
白いベッドのシーツから
石鹸のにおいがする

アア エキ ....
二〇三高地を狙って
突撃を繰り返す
我が軍に原子爆弾は落されて
戦艦ゲイ号も沈む
翌日の記事の
原稿のゲラ刷りも間に合わない
実証主義的考えが
蔓延(はびこ)って居て
二〇三高地は中々 ....
街は揺れているだろう
茜色の飛沫と共に
ひとつ両手で掬ってみれば
紫陽花のように
移ろいでゆく陽炎
瞳に映る乱舞に
惑わされ
それでも飛び散る
飛沫は
明日を運んでくる

 ....
初夏の存在は風だけになびくわけではない

ひかりや悲しみ

宇宙を幻視する

真昼であろうと大きな時間を見つめている


きみがいま地球で大切なことを

ぼくは散り散りになって守 ....
清く正しく生きようとするやつが気に入らねえ
欲ボケて腹の弛んだ肉玉も気に入らねえ
政治家のケツをブログで突っついてるやつが気に入らねえ
海外ボランティア活動に志願するやつが気に入らねえ
 ....
なぜだろう泣いている

みすぼらしくて上等な

布団の端を濡らすのだ

謝りながら耳に流れる

涓滴よ、岩をも穿てと


鼻がつんとする

あくびがでる

寝ちゃいそうだ ....
子供たちと浜辺を歩いた
漁港の電球は強くて
横に並んだ僕らの影を
黒い波にくっきりと映していた
夜の散歩に子供たちははしゃいでいた
僕は海側の一番端にいたので
きゃっきゃ舞う子供たちは
 ....
毛細血管をノイズが這い回る、無数の羽虫のように…俺の感覚を喰らい尽くそうと目論んでる、二二時の朦朧とした時間―悲鳴には飽きたし、怒りには慣れた、愚痴には興味が無い、まるで水溜りのように俺はそれを放 .... 【街景】
感覚というものに訴えたのは
騒めきの嵐
取り留めのない言葉の流れ
舞い上げられた人間の叫び
雑踏とした街並に咲く
毒づいた偽りの花
もう震え上がった真実を
覆い隠す暇は無い
 ....
 サーカスが去って行く。
 ネルソン坊やが月に向かって口笛を吹く。
 ジェームズ夫妻は互いを罵り合う事で生への愉悦を感じている。
 駄馬が一頭、自分の運命も気にせずに草を食んでいる。

 ....
ナンモナイデスさんのおすすめリスト(3429)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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駅_________- 前田ふむ ...自由詩3*17-6-21
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青春の小道(小詩集)- 宣井龍人自由詩4*17-6-17
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