本性*
ひだかたけし

穏やかな温かみの奥底から

静かすぅと姿を現すもの

深い 深い
海の底にいながら

うねりノ無音

無音の瞬間



 生と死の狭間に立たされ、



未だ肉の生命は躍り

霊性の河の流れ

魂が裏庭にたたずむ













*『コンタクト2』(新訂)


自由詩 本性* Copyright ひだかたけし 2024-02-27 17:10:00
notebook Home 戻る