ワンカップのミルク
おどらされた花かんむり
つまびく糧は
ひとさじの砂糖
さらさらと
ながれるのは
、刻


やわらかなちぶさ
ならべて
そらをさかさまに
およぐせいし
 ....
よもやまよもやま
そふえみだれつ
ちのまたちのまた
ゆれつほふれつ
しゅくじょの
まつのよ
はなさきやあれ
あれさきやはれ
ないしょのおくの
もずはちまん
よもやまゆやま
あさら ....
憧れと郷愁の感情は
対象を全く欠いたままに
どうしようもなく湧きあがり
魂の奥処に垣間開く
渦巻く宇宙の輝きの余韻
響き木霊し流れ出す

そうしてまた、

森羅万象と繋がり合う
止 ....
静かな静かな夜陰の時に
涼風秘やかに空気を揺らし
懐かし憧れの未知からの訪れ
還流しながら予感に巡る

余りに忙しい社会の営み
余りに貪欲な資本の増殖
逃れ逸脱、寡黙に落ちれば
戻って ....
光溢れる喧騒の昼を
病だらけのわたくしが
いつまで堪え乗り切れるのか
それはまるで分からない
只 今は待ち望むのみ
宇宙に魂が調和する
あの現の余韻の懐かしい時を

夜の暗闇と静けさに ....
深夜に目覚めて
静けさに包まれ
すっと覚醒に馴染んでいく
じぶんが居る
 
疲れ果てて
早々と眠りに落ちたのに
今は力漲る己に
不思議な感慨を覚えながら
夢のない眠りの底で
宇宙の ....
このまえ番組でAloeがまるで

あいつから年末やっちゃうつもりだからと言われて

それにかり出されるひとたちがかわいそうだから

かり出されるひとたちの存在をだれが見ても合憲にしたいとい ....
流出する
流入する
黄金に輝き
競り上がる
銀に輝き
砕け散る
渦巻く底で
浸透し合い
愛流、
宇宙の入江と化す
中秋の名月を見たかい?
中傷の政局なら見た
傷心の民衆も見た
哄笑の首脳部も見た
妄執の亡霊も見た

見たは十五のお月様
昨日の月は……丸かったなぁ
紅葉まえの木々からも虫の音が

鈴の音が

降ってくる

星の音が

大マゼラン星雲から降ってくる


もうひとりの自分よ

観測しておいてくれよ

俺に期待してくれよ
 ....
開けっ広げの空からもったり雲は垂れ
街を行くコートの薄い色味が流れて溶けた
――秋だと言わせたいのか
枯葉のようなボートに突っ立った
底の見えない 危ういバランスの

冷たく仰向けだった大 ....
整えてはいけない
光の火があり
あらゆる場所に揺れながら
熱の無い波を寄せつづける


水のような鳥の声
鳥が去り 水が来て
鳥が居ないことに気づかずに
いつまで ....
わたしの波長は沈む陽に重なり合って
ポチの波長は雑踏の音を消す

あなたの波長は銀河の渦から生まれ
冬の波長は生まれいづる幹の芽

わたしの波長はノイズのようで
あなたは綺麗 ....
ちいさく頷きながら君が去ってゆく夢を見た
現実はそう変わらなくてなにもたくらみは仕掛けられてはいない

年老いた少女はいつも夢の花をアレンジメントしているのだろう
丘の上の孤独な愚か者はさらに ....
微かに発光するその小さないきものが
水辺から自力で上がって来るのを待って
ぼくはそのいきものを
そっと両手で包み込み
彼女の言葉に耳を傾けた

[命は壊れやすく
そうして
強靭なもの
 ....
でかけよう わたしの異郷へ 
じぶんは たぶん たぶんに じぶん以外のひととおなじ ゆめをみる 
名もない木こり 漁師 だれともつながる 百年千年先の森 空 海
街にもあるかもしれない 東急ハン ....
いつもの公園で待ってるから

ガラクタみたいな行進曲

ツギハギだらけの人生だ

くるまに轢かれてもラチられても

なんともならなくたって

なんとかなったって

悪意しかない ....
槍、
眼球突き刺す
空、
紫の光芒放つ

刻まれる私の運命
刻まれる世の運命
私は行き止まり
世界は進み続け

 [貴女は真に美しい]
(進化し続ける意志故に)

私は言う
 ....
数をかぞえて川まで来たよ
回転木馬は考える
きみはガリガリ苦しくて
きっと神さま軽蔑だ


かんざし付けた観光ガール
カード片手にガイドする
こちらにござるは金華山
来る日も来る日も ....
努力が足りないのか

家庭が悪いのか

行政が悪いのか

国がやるべきことをやっていないのか

貧困問題もそうだが

秘密保護法問題にしても

じぶんには関係のない話だと

 ....
味噌ラーメンには
ウィンナーとナスが入っていた
土曜日の昼餉に
私はシークァーサーの枝が
伸びに伸び
増えて行った葉も
揚羽蝶の幼虫に
大半は食われてしまったと
思い知らされた
コー ....
アフリカの仮面の下で夜が流れていた
どぶ川で切った足から火の霊が入ると
真っ赤なオタマジャクシが身動きできないほど
か細い血管を遡り小さな手足を生やして泡立った
新月と時計の針が向かい合う
 ....
朝が来たらしい

いつのまにか雨の調べは遠ざかり

ぼんやりと明るい
そして
うっすらと温かい

光が温かいのは
きっと誰かが決めたこと

光が遠ざかれば また
冷たい闇に抱か ....
緑の香を乗せた風が
涼しく撫でる 私の腕を
揺れ動く木漏れ日が
温かく照らす 私の指先を

不思議なことだ

こうして静かな朝を迎えられること
目の痛みも今日は不思議と収まって
柔ら ....
天然物
和歌山県産
近海物と
景気よく書かれた
百円引きのグレの造り
生わさびに咽せながら
辛口らしい
コップ酒を飲みながら
飛び散る湯浅醤油
グレにくっついて煩わしい
セロファン ....
玄関前から姿を消して
死んだと思っていたジニーは
台風が去って
ほとぼりも冷めたころ
ウッドデッキの隅に見えない糸を張っていた
風よけに集めておいたプランターを
少し動かそうかと身をか ....
無知者には憐れみすら与えられない

たとえばシンポジウムの場で

松岡正剛にダメ出しされたり

生まれる前から決まっている

救われないことが決まっているのだ


三一論的に
 ....
貧しい

電気代

痩せたからだ

ため息

静かな夜も持たない

わたしたち

明日



コップ

プリズム

疼痛など
早く夏が終わんないかなって
思っていたのに
終わってしまうと
なんだかさみしくて

早く秋が来ないかなって
待っていたのに
秋は
なんだかよそよそしくて

友達だったはずなのに
 ....
長時間眠っていることが
出来なくなりました
妻の手を探ることがあります
海に出かけてみたいです
私は幸せだろうか
明日は早く起きて
六時の快速に乗るのです
鮮やかな色の苺ジャム
娘たち ....
ナンモナイデスさんのおすすめリスト(3429)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
精飲- むぎのよ ...自由詩11*17-10-13
古墳群- tem8744自由詩3*17-10-12
中庸の歓喜- ひだかた ...自由詩1217-10-12
新生- ひだかた ...自由詩617-10-12
真昼サヴァイヴ形象宇宙- ひだかた ...自由詩617-10-10
深夜に目覚めて- ひだかた ...自由詩717-10-10
Aloeとlily- 吉岡ペペ ...自由詩317-10-9
入江- ひだかた ...自由詩517-10-5
月は夜空に- りゅうさ ...自由詩317-10-5
大マゼラン星雲- 吉岡ペペ ...自由詩1317-10-5
バランス- ただのみ ...自由詩5*17-10-4
さら_さ_らさ- 木立 悟自由詩417-10-4
波長- 乱太郎自由詩12*17-10-4
猫に戻る日- 梅昆布茶自由詩1717-10-4
夢現〇命の余韻(改訂)- ひだかた ...自由詩5*17-10-3
がうでぃでぃ- るるりら自由詩617-10-3
いつもの公園で- 吉岡ペペ ...自由詩1217-10-2
肯定の意志(改訂)- ひだかた ...自由詩617-10-2
きっとカジュアル- 白島真自由詩14*17-10-2
ほんとうの問題- 吉岡ペペ ...自由詩517-10-1
幻想的- 間村長自由詩817-9-30
アフリカの仮面の下で- ただのみ ...自由詩9*17-9-30
柘榴の国のお姫さま- そらの珊 ...自由詩13*17-9-29
初秋に詩を促され- ひだかた ...自由詩5*17-9-29
辛口- tem8744自由詩1*17-9-28
ジニーが生きていた- Lucy自由詩10*17-9-28
無知者の救われ- 吉岡ペペ ...自由詩3*17-9-28
わたしたち- tem8744自由詩2*17-9-25
待ち遠しいのに振り返ってばかりいる- Lucy自由詩14*17-9-25
サテュリコン- tem8744自由詩3*17-9-24

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