そんたく、かあ

雰囲気づくり

出たとこ勝負

なるようになるさ

神様は人間、だ


ホースで花や葉をかきわけ

土に水をさしていく

庭のお花に水をやる

ちい ....
咲いた翌日から続く
低温と
強風にも耐え
寄り添って直立を支えあう

ある日訪れる真夏の陽気に
結束は緩み
感熱性の花びらは
ひた隠してきた
雌しべ雄しべの位置をも露に
くろぐろと ....
ところどころ染みがあったり
生活のほつれを永遠に修復の終わらない遺跡のように身体に
こびりつけたまま時に非日常の夢を見る

晴れときどき詩人みたいな気がする日には
あえて蛙の被り物を棄てて芋 ....
ミモザかなレンギョウじゃなしなんだっけ
エニシダの花あふるるデイケアの窓
施術台ホットパックして昼寝して
デイケアで居残りをしてバカンスや
お帰りの体操曲は白樺だって
さぶちゃんに白樺って曲 ....
生きていくことの
ぬかるみにはまったの?
それで そこから
君の繊細な驚きに充ちた
生き生きとした漆黒の瞳は
何処まで持ち堪たえられるかな?

欺瞞に充ちたこの社会で
只忙しく生命が消 ....
優しく 優しく 優しくしたいのに ごめんね

電話の相手は不具合で私の灯火の余裕が吹き消されそう
テーブルの横でつかまり立ちを口を尖がらせて練習する弟
そしてやがて3歳になるお兄ちゃん ....
あなたをおもえなくなるような、

とばりが欲しい。


母を、父を、兄を、姉を、妹を、弟を、友を、師を、

家族という家族、親類社会たぐいの繋がりを、いったん綴じましょう。


 ....
貴女は秋のあの日、
夜明け前の碧い天蓋に
独り揺らめき身を投げた
硬く冷たい肉体を現に残し
何処までも独り遠く逃れ去り

貴女という魂は私の中で生き
私という魂は貴女の中で生き
何度と ....
きみのいた四ッ谷の町に

ぼくだけが今もいるよ

気持ちが津波にやられる

思い出作るしか出来ない

ぼくだけが一人いるよ

きみのいた四ッ谷の町に


優しいピアノでケンケ ....
流出する
わたしが
あなたの中に
あなたの温かな肉に
包み込まれ開放され
蕩けていく溶けていき
突き抜ける意識の脱落こそ
私という生きた魂の露呈

[響き澄んで 、 澄んで響き]
 ....
私はゴミに選ばれなかったが
ゴミを選んだ
主体的な目覚めに
鐘が付属する土曜日
二度寝の朦朧とした頭で
昼餉を食べる
午前中と午後の雨に
夕暮れには止んでいた雨
牛丼を食べる夕餉に
 ....
曇り空を見ていた
コンビニのベンチで
缶コーヒーを飲みながら

部屋に篭っていると
自らの身体の痛みに
意識が集中してしまうから

近所のコンビニのベンチで
ずっと空を見て座っていた ....
ツツジが溝にたくさん落ちてる

ハワイの楽譜みたいだ

橋から上流を見つめる

登山者たちとすれ違う

かわいた光の匂いかぐ

埃っぽいのはきっと汗

百年後も人は生きてるのか ....
なにもない
わたしのなかには
わたしがいるだけ
気だるげな猫のように
死後硬直は始まっている
小さな火種が迷い込むと
すぐに燻り 発火し 燃え上って
肉の焼ける匂い
骨が爆ぜる――生枝 ....
心配していることなんてきっと
うんざりするほど感じているだろうから
心配してますアピールなんてしない 
幸せを願っていることなんて
どうせ痛いほど感じているだろうから
言わないでおく
心配 ....
とっくに終わったよと
あきれ顔で南の国に言われそうだが
待ちに待った開花だ
長かった冬に別れを告げる合図だ

こんにちは
思い出を咲かせる
友よ
――黄金が憎いのだ
魅入られ 争い奪い合う 不動の価値が
金の卵を生む鶏は腹を裂かれて殺された
その輝きが飼い主を愚かにした
鳥でも蛇でもおよそ卵には天性の美のフォルムがある
それは新たな命 ....
舞う舞うイマージュ
舞い散るイマージュ
太陽さんさん、開く古代

巨大な赤貝 白岩畳に蠕動する

一瞬の遡行、一気に酸化
人の意識に刻まれて
時空の光景は消失し

舞う舞うイマージ ....
日本の富裕層40人の資産が全世帯の半数が持つ資産とほぼ同額らしい

よくこういう言い方で格差社会を危惧するひとがいるがどうなんだろう

たった40人なんてマイノリティの彼らに、そんな超薄いコン ....
着弾まで伏せもせず目に映る絶望を見つめていた

物理学、化学、科学、人の手、努力、家路、寝顔、背広の匂い、

明日から、今から、どんな努力をしたらいいのか


沖縄の空をミサイルのつくる ....
肉を蝕ばんでいく
命を物へと粉砕していく
サクサクシャリシャリ響き
その処刑機械の不断の作動が
私から生き続ける気力を奪い取る

もう疲れたよ休ませてくれよ

夜底に転がる一つの自我が ....
お寺のよこの石段をのぼりきると我が家がある

父はもういない

母と姉ふたりとあたしで住んでいる

柱時計のある居間で夕げを囲んでいる

ここではない何処かから

過ぎ去りし日々を ....
気もふれるほどの青い影だった
心許ない残響音と
歯軋りのようなわだかまり
鴨居の端から垂れ下がり
口笛を吹いていた
ああ、闇雲に祈る娘よ
透明過ぎるのだ、お前のその
偽りの在り方 ....
【人間になれなかった】
人間になれなかった
野原をひたすらつんのめり
海原を懸命に切り裂いた
だが
人間になれなかった
人間はずっと向こうにある
どこを走ったのか
どこを泳いだのか
 ....
休日のぎょうざ割引き75円
つい貧乏性で買ってしまった
詩にしがみついた死神と言われたくないが

売れないホステスに肩入れするみたいに

研修中の保険屋さんになった50過ぎの彼女がちょっと ....
遠く純粋は健気で不器用でカッコ悪くて

温かなバイオリンの音

未来の悲劇も孕ながら

もっと未来には野に咲く花が揺れている


なんでだろう? 偉そうに……

長い石段を学生 ....
深呼吸する

爽やかな甘い匂い

あそこをくわえると

幽かにしょんべんの臭い

街道の真ん中を彩る

ツツジの花花花花

深呼吸する


五月は影まできらきらしているよ ....
ダースベイダーを
ダーツでは倒せぬので
エドモンドケンパーを
呼んで来たら
母は眼科へ行ってしまった
歯の中は秋で
狂言回しは青くて
小腹が空いて来る
車で北へ向かう我等に
歩きで南 ....
ガーデンズが荒稼ぎ
していた頃
玄関で図太い音が鳴り
ダースベイダー襲って来る
武器を加えて
宇宙人に備えるが
宇宙人は墨を吐く
タコのような姿ではない
歯が意地になって来て
千年杉 ....
光りが僕の身体を切り取り地面に張り付ける
重力に引っ張られ立ち上がることはない
そこにいなさいと蟻が行進する

夕日が沈み影が消えてしまって
もうそこには僕はいない
缶蹴りの音だけは
 ....
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