君といる日々は永遠のなかの芥子粒程の幸福と思うけど
金木犀のちいさな花のように慎ましいかおりかもしれない

風に聴き耳を立ててごらん
すこしぐらいつまづくのはかまわないんだから

部屋のか ....
瓦が白く光っている

烏が一羽とまっている

広がる朝の光の中を

烏と瓦が交わっている

互いの輪郭守りながら

光の海を泳いでいる


)秋の蒼穹は何処まても高く
)光 ....
里芋畑が広がって
鰯雲が流れていく

無限の時の
流出は止まず
魂を抉るような
遠い記憶の残響が
耳朶に木霊し続けている

里芋畑が広がって
鰯雲が流れていく

今日も、また今 ....
また夜になり
静けさが白い部屋に充満して
溢れ出す無限の時間は
流れを止めず
私は一人横たわり
人差し指より先に薬指が
ディスプレイに触れて
誤字が打たれていくのを
眺めている

 ....
鷹女(たかおんな)、胸板を刺し冬を剪(き)り


ピーシーを終わらせ冬陽を昇らせる


春なのに月輪(がちりん)光り降るは銀。


桜酔い、ピーチジュースで酔い醒まし

 ....
知っている

世界で一番きれいな
この街の
うす青いそら

庭の金木犀が咲いている
この春
大きくなりすぎてしまって
邪魔になってしまった
枝を切ってしまったのだけど
私 ....
薄ピンク色 愛を乞ういろを なでる ひたすらに
ああ、知っているよ まっすぐに

舌から垂れていく粘膜は都市を浸食していきますね。崩落していく花の詰められた箱から解放されて飛び立つ夜の白鳥の夢で ....
樹間から
覗く秋晴れの青、
ふるふる震え
金木犀の香が舞う夕べ、
時はすっかり透き通り
遠い記憶を辿りいく

)何があったか
)細かいことは忘れちまったが
)ただ喜びと懐かしさだけ
 ....
なんてこった

太陽風が地球の大気を吹き飛ばす

それが満月の日

月まで届いていやがるんだという

だから月には

百万年前の地球の酸素が眠ってる


この悲しみもつぎの満 ....
ひとは幸福でありたいものだ

生きる場はなかなか自由には選択できないが

問われるシーンがあるとしたら
自分自身を選択して生きてゆきたい

ぼくも自分と家内と社会との折りあいに
四苦八 ....
木立の緑が揺れている
私は冷たい虚を飼って
鉛の監獄から眺めている
気だるく憂鬱な昼下がり
空は一面の灰色模様、
風はもう絶えず吹き
荒れ果てた街並みが
ぱたんぱたんと倒れていく

 ....
悪魔とはいつも

冷たさにふれて

その姿を現わす


冷たい仕打ちで生まれる

殺意という悪魔


冷たい言葉で生まれる

憎悪という悪魔


冷たい態度で生まれる ....
言葉にはできないものがある
言葉からは洩れるものがある
その溢れ落ちた得体の知れないものを
掴みどころのない感情を
何とか伝えようと
何とか形にしようと
何とか掬い取ろうと
名も無き詩人 ....
君を追いかけて
追いついて振り返らせて
謝るからさ
明るい笑顔を見せてよ
騙そうとしたわけではないし
冷たくなったわけでもないんだ
動きはじめた運命の歯車が
ただただミシミシと音 ....
日だまりに午後の陽光たちがたむろしていた。
仲間に入れてほしくて駆け寄ったら、急に曇った。
あー眠たい。

昨日は飲み過ぎちゃって、頭の神が神神するわ(こうなったのは、偶然だけど、残しているのはわざとだよ、だって面白いんだもん)。
この変換、面白い。神が神神するってどんな状況?
見て ....
色んな模様の鍋
良い雰囲気を作り出す

今日はどんな鍋料理にしようか
考えるだけでも楽しい
鍋を囲めばもっと楽しい

楽しい会話と
美味しい鍋料理の香り
ポジティブしかない空間

 ....
 
 意思のない言葉が飛び交う中で

 自分の発した言葉をかみしめる

 交差点も曲がれない

 直進すら迷ってしまう

 手から離れた風船のように

 行き先のない言葉がさまよ ....
夜中に蚊が飛んでウルサイヨ
殺してやる
近づいてくると
スマホの明かりをたよりに
何度もはたき殺そうとしたけど
無理

あっ
蚊が嫁さんの顔に止まった
血を吸っている
隙あり
そ ....
ジェラシーのベーキング?
押しつけがましくならないようにと
出来るだけ削ぎ落としたつもりで
膨らんでしまうもの
必死に抑えながら
Lineを確認しています
私もしょせん凡百のパン屋の男に ....
 優しさだけがある人のなかに 太陽がおちて 夕焼けが終わった
   冬の空より退屈な人ね
 ひなた雨がいう
 そういう雨も そうとうに退屈なかおをしていて おれも ついおおきなあくびをした
  ....
心に広がる空
心に流れる雲

その下に
広がる原野を
みつめていた

聞こえてくる風の音に
耳を傾けていた

死んだ父親

死んだ母親
そして
死んだ姉二人

風の音 ....
沈黙に座す
 死の腐臭を嗅ぎながら
沈黙に座す
 未知の芳香を浴びながら

ひたすらに
草を食む牛
只在りて

〈牛〉は無意味な滑稽だ、
のんびり泰然とそこに居て
私は食まれる草 ....
心が大きく歪んでしまったり
ハートが小さく捻れてしまったら
この薬が有効です


教科書みたいな顔した病院の先生が
処方箋を出してくれた
時間という薬を

なんだつまらない
あり ....
トイレの壁にB2サイズの世界地図。
人類は皆兄弟、僕は末っ子、今朝は軟便。
脈拍が異常に速い
肉体が何処かに
逃走したがっている
あるいは魂が

真夜中、突然飛び起き

巨大な虚無の穴開いている
闇に、平板な闇に
恐怖、恐怖、只恐怖

上下左右、空間意識 ....
軋む夜に宇宙は静謐を装って
僕のアラートは適切には鳴らないようだ

優しい朝のひかりを浴びて
入浴したての君がいてくれればよい

絶対零度の幸福論と
肩のこらないレトリック

アルマ ....
愛なんて嘘だけど
でもとても綺麗な嘘なんです

また人生も嘘だけど
でもとても美しい嘘なんです

だから悩まなくていいのです
愛だって人生なんてみんな嘘なんだから

愛や人生に悩む必 ....
待ちわびても待ちわびても
信号が赤だったから
ひとり仰ぎ見て立ち止まっていたの

青空は雲ひとつなくまっぱだかで
そのからだを透明な恥じらいで
うすくおおっていたの

つまりそこに住み ....
あたしの新婚初夜はどんなだったかな?
すっかり忘却の彼方へと行ってしまったけど

手をどこまでもどこまでものばしたら
届いた

その時
二人とも緊張してた

それ以前に
特訓に特訓 ....
ナンモナイデスさんのおすすめリスト(3381)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
金木犀- 梅昆布茶自由詩1119-10-28
朝の光景(改訂)- ひだかた ...自由詩619-10-27
今日も- ひだかた ...自由詩619-10-27
ディスプレイ(改訂)- ひだかた ...自由詩4*19-10-26
桜酔い、ピーチジュースで酔い醒まし- 秋葉竹俳句719-10-26
金木犀の花咲く庭- 秋葉竹自由詩719-10-24
かぎ編針で刺す- 田中修子自由詩5*19-10-23
残響- ひだかた ...自由詩12*19-10-23
月で呼吸- 函館ドラ ...自由詩519-10-23
_McKay_Rooney_call_when_you’re ...- 梅昆布茶自由詩1219-10-21
只ぼうと(改訂)- ひだかた ...自由詩10*19-10-21
空気のなかに住む悪魔- st自由詩419-10-21
戒め- HAL自由詩11*19-10-19
9月の純心、10月の青空- 秋葉竹自由詩819-10-19
たむろ- クーヘン自由詩4*19-10-19
あいた、ゴホンゴホン。- 秋葉竹散文(批評 ...719-10-19
鍋の美味しさ- 夏川ゆう自由詩319-10-19
そうですね- 佐白光自由詩4*19-10-18
蚊が飛んでいる- こたきひ ...自由詩419-10-18
パン職人- 本田憲嵩自由詩419-10-18
天泣ファンタジー- 草野大悟 ...自由詩319-10-17
左と右と真ん中しかない- こたきひ ...自由詩319-10-17
沈黙と牛(改訂)- ひだかた ...自由詩3*19-10-15
夢の外の日常- こたきひ ...自由詩419-10-15
軟便- クーヘン自由詩3*19-10-15
魂の試練- ひだかた ...自由詩519-10-14
アラート- 梅昆布茶自由詩1219-10-13
- HAL自由詩11*19-10-12
とうとつの告白- 立見春香自由詩819-10-11
花嫁は夜汽車に乗らない- こたきひ ...自由詩419-10-11

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