ひっかかるような
にくたい
かかえ
ぬまへ
だれもちかづかない
ぬまへ
ざわめきながら
わきたちながら
ぬまへ

殴り倒す
声、裂け震え
残照のヒビキ
立ち塞がる壁
哀しみ ....
同調圧力は弱いようだ
承認欲求も薄いよ
ところで
耳かきと詩作は似ていると思いません?
ふとした快感・・・ 「ふと」 いい響きだ

情報と金が大海原で泳いでいる
ぼくは釣りはしない
そ ....
斜光が
百万光年の
斜光が
赤々、
街道沿いの
植木を
染め

もう夕暮れ、

道端に座り
さっきまで
哭いていた神様、
その陶器の肌のような
豊穣な涙に
自らの透明な輪 ....
遥か記憶に刻み込まれたモノ

この人生から溢れ出て、

とりとめなく茫然と巨大な 私の住み処。


この むげんのひろがり を
この むげんのやすらぎ に

微細な雨 降って来る時 ....
今宵 この小部屋にて、

老いてシワ塗れの白顔に
眼 黒々輝き
厳しく切実に輝き

憧憬が郷愁が
有する その力

今宵 この小部屋にて、

冷たく醒めた呪いの声
喉震わせ発せ ....
戦士エイソスは舌打ちをした。ウルム・ルーランテの言うところも、
もっともなことだと納得しながら、それを突き崩せない、
己の無力を思ったのである。祭祀ウルム・ルーランテは、
やはり、知謀と術数にお ....
春の色づき感じさせる 
今日も青空 ひろがり

優しい無関心な青空、

ぽかんとひろがり

何者だろう?
何物だろう?

ナニモノダロウ?

道端に薄茶に色褪せ
猫じゃらしの ....
「安泰なものとなるでしょう」と、戦士エイソスは言った。
しかし、ウルム・ルーランテは懐疑的である。
一人の人間が表に立ったところで、政情や国是は変わるまい、
といった一般的な人の持つような、感想 ....
戦士エイソスは、エインスベルを何としても、国家の表舞台に立たせようとしていた。
エインスベルは影で行動する人物ではない。その魔導をもって、
国家を率いていかなければいけない立場、そして能力を持って ....
戦士エイソスは少なからず落胆した。この度の企図に、
エインスベルを取り込めれば申し分ないと、思っていたからである。
しかし、オーバ・ニーチェの反クラース側にとっても、
エインスベルは敵か味方が判 ....
今宵、安らぎ覚醒し
言葉、寄せ溢れ

なんの秘密もない
思考にて突き抜け

哀しみ歓び削ぎ落とし、

ジーザス 私は独り人
優しい無関心な青空を
霊性の雨降る宇宙へ
接続スル営み ....
旅人、安らう浜辺に
赤々渦巻く薔薇の蕾
村娘、白砂に足跡残し



歩きながら浴びた雨、
激して浴びた人々の罵声、
待ちわびた陽の光、時の灯、

今 心落ち着き払い
絶望もなく希 ....
太陽が昇る、
太陽が沈む、

一日 始まり終わり始まり
人生 始まり成長し年老い

終わりの調和、

見届ける宇宙に いつも霊性の雨。
「はっ。今この時にも、我が国の臣民はドラゴンたちと戦っております。
 しかし、それは他国も同じこと。どうしてこの時期に、
 ドラゴンたちが降臨したのか、どの国の政治家も分からずにいます。
 それ ....
「申し上げたいことがあります。それは、アースランテに関することです」
戦士エイソスが、話の口火を切って言った。
「アースランテは今、ファシブルの領土の四分の一を併合しました。
 このままでは、ア ....
そのころ、戦士エイソスは偽名を使って、オーバ・ニーチェに潜入していた。
彼が名乗ったのは、ハンザガリア・ユー・アリガルトという名である。
秘密機関であるオーバ・ニーチェでは、その会合の際、
誰も ....
終わりはあっけなく
始まりは突然だ
今日は曇り空
輪郭の輪郭は描けるか
明日のビジョンを春に託す
と暢気なことばかり
生活に追われ詩作できる余裕は私にはない
と書く

大きな穴をせっ ....
雲一つ、
火星輝き
灯る家
沈黙の轟音に
旋回する銀河

深まる夜闇に
夢みがちな覚醒
訪れる時、
言葉沸き立つ
意味振り落とし

すべて後に
逃れ去るもの
生も死も
愛 ....
在るもの在るもの

個々の輪郭、
光景に溶け込み

ながら

成っている鳴っている

意味 剥離し
新たな
意味 未生成

ながら

今宵、この小部屋にて

すべて  ....
夢みる眠り
夢みる眠りに
たゆたって

夢みがちな
覚醒状態
夢みながら

去来する記憶
夢みのなか
変成され

未定形な意味に
懐かしさ縁取る
ヒビキ奏で鳴らし

夢 ....
空虚な空
くうな空

すべて寝静まる
この夜陰、

声 在る
物 在る
光 在る
闇 在る

抉り出す世界のこの
哀しみ歓び

うきあがるうつつ
うきたつひびきせんりつ
 ....
城郭の門前に
控える
兵士たち、

聴き取ること不可能な
冬の大地の振動に
凍え耐え待機し



城郭の門前に
控える
兵士、

あらゆる光景と現の見通し
独り語る、
 ....
打ち降ろす響き、 

ヒビキ

叩き降ろす、 

僕は燃える
私は燃え滾る
俺は燃え上がる

響き打ち降ろす、

意味はヒビキの中に
線形時間の中に在るのは、
あれは 死体 ....
白い人、地平に立つ
青い空、輝き出るように

花は咲き膨らみやがて割れ裂け
わたしは笑い転げるひたすらの力動

予感に押し出され此処まで来たんだ
力を集め四散しているそれを魂に凝集し
 ....
気もそぞろ、心もそぞろ。雪のひとひら、舞い落ちて、土に溶けるように。

オレンジの皮の厚さよ。ピールにして、紅茶にでも浮かべようか。

久しぶりに、のんびりしたいんだ。心のなかは嵐のようでも、 ....
虚ろに揺蕩う 夜陰、

枯れたひと吹き
実の在るひびき

ひとりでに紡がれる言葉に従い、

ピラミッド構造のこの社会
下請け納期徹夜徹夜の連続
さんざん味わってキタヨ
身体も心もコ ....
人生はいつも
嘘みたいな本当で
都会で降る雪みたく
瞬く間に消えていく

ある命題の
自明であるとだけの証明に
私だけが取り残される

(膨張していく未来)
(暴走していく世界)
 ....
雪が、雪が 降ります

しずか、静かさ 纏うように

アスファルト道、しろく純白に染め抜き

雪が、雪が 降り続けます


遥か遠い国からの
見知らぬ差出人の筆跡に
しばし眼を奪 ....
たびの途中で

途中乗車してきた旅人を
見つめる乗組員たちよ
肩にのしかかる荷は
降ろしなさいつて

旅人と会話を
したいなら

たびの
途中
  


先の夢/机の上に/長い間そのまま/
雲の隙間/照る光に沿っている


せんのゆめ
 つくえのうえに
  ながいあいだそのまま
   くものすきま
    てるひかりに ....
ナンモナイデスさんのおすすめリスト(3429)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぬまへ- ひだかた ...自由詩423-2-22
世間と釣り_耳かきの快感- 空丸自由詩723-2-22
道端の神様- ひだかた ...自由詩9*23-2-22
ふるさと- ひだかた ...自由詩623-2-21
夜想21- ひだかた ...自由詩423-2-21
オーバ・ニーチェの戦士エイソス(七)- 朧月夜自由詩3+*23-2-21
ぽかん_ぽかん- ひだかた ...自由詩423-2-20
オーバ・ニーチェの戦士エイソス(六)- 朧月夜自由詩3*23-2-20
オーバ・ニーチェの戦士エイソス(五)- 朧月夜自由詩2*23-2-20
オーバ・ニーチェの戦士エイソス(四)- 朧月夜自由詩2*23-2-20
夜想20- ひだかた ...自由詩523-2-19
足跡- ひだかた ...自由詩5*23-2-19
いつも- ひだかた ...自由詩523-2-19
オーバ・ニーチェの戦士エイソス(三)- 朧月夜自由詩2*23-2-19
オーバ・ニーチェの戦士エイソス(二)- 朧月夜自由詩2*23-2-19
オーバ・ニーチェの戦士エイソス(一)- 朧月夜自由詩2*23-2-19
陽が沈んだ後_星が出る前- 空丸自由詩423-2-19
五行歌、この時代に- ひだかた ...自由詩523-2-18
夜想19- ひだかた ...自由詩623-2-17
夢みがちに- ひだかた ...自由詩423-2-17
夜想18- ひだかた ...自由詩423-2-16
門前にて- ひだかた ...自由詩323-2-16
ヒビキ- ひだかた ...自由詩523-2-12
認識の地平- ひだかた ...自由詩423-2-11
自由律短歌雑詠(2023年1月)- 朧月夜短歌5*23-2-11
夜想17- ひだかた ...自由詩5+*23-2-10
ある命題- TwoRivers自由詩6+*23-2-10
雪は〇均衡と持続- ひだかた ...自由詩623-2-10
たびの途中で- 足立らど ...自由詩523-2-9
もう少し、野辺に背を向けて- AB(な ...自由詩723-2-9

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