生きてるだけでもうけもん
さんまちゃんは言う
そうだね

ときどき
2ちゃんねるをみる
実にうつくしくないことばの羅列
そうだ
ボクらは紙一重で
生きてる
生きてない

ここは ....
 
 
窓ふきをしていたはずなのに 
気がつくと父の背中を流している 
こうしてもらうなんて何年ぶりだろう 
父が嬉しそうに言う 
十五年ぶりくらいじゃないかな
僕が答える
父の狭い背 ....
ボクが文章を書こうと思う契機は単純なものです。
大概は、ボクの外側に転がっている、ちょうどそこにあるもの、今流れている音楽、たまたま目に入った人や景色といったものが発端になっていて、ボクの内側に長い ....
 
そらにはりつく ひしゃく星

すくっておくれよ

ちっちゃな、ちっちゃな、うちの祈り


 
海のなか
鉄の手は結びあい
夜を吹く森のそば
街に灯は無く
山は燃え



褪せた冬をゆく瞳
橋から橋へ雨は渡る
枝が照らす道を
海へ海へ下りる


嵐が野 ....
 
  
遊園地に「回転しない木馬」があった
妻と娘が乗り
僕が写真を撮ることになった
バーにおつかまりください
というアナウンスの後にブザーが鳴り
回転しない木馬が
回転し始めなかっ ....
ゆうちゃんは無口な転校生だった

四年生の春に
ぼくのクラスにやってきた
ゆうちゃんと、ぼくは
なぜか気があって放課後はいつも一緒にあそんだ

がっこうは友だちできへんからきらいや。
 ....


抜けるような
青いうしろめたさを



ぽっかり浮かんだ
白い嘘でなぞって



可憐な
ピンクのあてどなさを



みずみずしい
緑のお節介が抱き ....
育てる
花を育てる

愛しい我が子を抱くように

育てる
花を育てる

我が子の明日を夢見るように




よく見かけるひと

花電車の通う線路脇で季節の花を育てるひと ....
{画像=111016151903.jpg}



迷ってばかりではないんだよ
ゆっくり歩いて来たんだ

途中に声を掛けてくる者もいたけど
脇目も振らず歩いて来たよ

 ....
あやうげな尖塔

さびしさの鼓舞

きらびやかなのは、包囲の目

負よ、閉じなさい

無が緩やかに解かれてゆくまで
点滅する光を舐め
月を背負い 歩き出す
鉄の地図に描かれた目
錆の花にひらかれる


十一月と十一月
灰と白と黒
入り江の星や
声の星


鏡の前の窓
映すも ....
えーっとマン
えーっとマン
ハイッ?ハイッ?ハイッ?
ハイッ?ハイッ?
えーっとマン
えーっとマン

霞む瞳
遠い耳
薄れる記憶
ついに本格的
老化現象(鼻毛も白い)

あき ....
  封筒を買いに行く
  各駅で二駅
  なにもない街に
  とうめいな街に



  封筒を買いに
  最近の僕らは
  いたずらに言葉をついやし
  いたずらに歩きまわ ....
逆らいたいのに

敗訴、
愛想、

棚から大賞


ポチっと
ボタンを押したのち、
もちもち
ねばって

独りぼっちに
なれない
ぼっち


あやまち気味に
 ....
いつもの時間の
いつものバスに乗って
いつもの席の
いつもの窓に
いつもの体制で 頬杖付けば

いつもの眩しい日差しが入ってくる
いつものように 目を細め
いつもの 陽の当たらない反対 ....
きのうあなたの夢を見たんだ

あなたはぼくに冷たかった

ぼくは遠い心でそれを憎んだ


秋の虫が星のように鳴いている

小さな命に割り込んでゆく術を

きょうも眠りにつくまえ見 ....
私たちが日々仕事のなかで成長してゆくには、日々の成長体験、言い換えると、日々の成功体験が必要だ。
日々成功体験を重ねてゆくことで私たちは成長してゆく。
日々成功体験を重ねるうえで重要なのは、<どこまで ....
旅ってなんだろう

帰るところあっての旅なんだろうけど

住んだこと無いはずなのに
慣れ親しんだ気がしてならない場所へと帰ってゆく

そんな旅路もあるような気がする




 ....
 
 
水槽をおよぐ絵本に
住宅街のパンフレット
駐輪場は閉鎖された
ネクタイがまぶしい
夏の最後の午後に

アスファルトは坂道になり
知らない街へと続く
土のことなら、昨日
す ....
  十月の豊かな光が
  いつもの駅前
  喫煙所のボックス灰皿のあたりに
  私が待たせている
  ひとりの女の額のあたりに
  しっとりと落ち、
  浸食するように広がる
  ....
手のひらや帽子に降りそそぐ
願われることのない星の色
杯ひとつに痛む片腕
夜を渡し 夜をこぼす


蛾と蝶のはざまの飾り
またたいてまたたいて夜となり
さらにまたたき
 ....
野に影があり
樹と水と空と火の
長すぎる枠線を見つめている


奥にゆくほど太い負や
霧や霧でないつらなりや
まとわりついては月に削がれる羽たちや


道化の音が
 ....
 
 
空の化石を
定規で測る
本棚に
古い指紋
人がいた
人はいた
肩幅の広さに
干されたままの
下着類
飲み物のない
簡単な食事を
フォークで
唇に運ぶ
言葉への失 ....
あきらめてみる

たとえばわたしでいることをあきらめてみる

すると亡くなった母のこととか
ひとりぼっちの寂しさとか

なんだかふぅっと身軽になれて

お線香のくゆりは相変わらず苦手 ....
さびしい言うたらあかんのやろか

会いたい言うたらあかんのやろか

振り切るために聖人になろう

つぎはぎだらけの聖人やけど


うん

みじめになろう

もっともっとみじめになろう

それでも遠くか ....
塩の寺院を映す川
流れの外に冬は来て
人のものではない足跡を描く


常に 既に
先をゆくもの
黒と緑
終わる午後


坂の曲がり角をのぼる影
だが誰も のぼっ ....
おもいで、と呼ぶには
早すぎませんか

わたしの肩に
のしかかる時間を
不思議な重さに替えながら
にわかに雨は
零れはじめて

ゆるやかに、
空のとおさが
染みるのです
 ....
ざわざわと息を噛むたび洞は鳴り洞のむこうの洞はこび来る



けだものをけだものと呼ぶ誕生日ただ生まれゆくただ落ちてゆく



ささやきが積もることなく降りつづくわ ....
小さな小さな
無数の鳥の声がする


右手 左手
別々に回る泡のなかに立ち
別々の夕陽を見つめている


どこにでもある川が
見えたり見えなくなったりしながら
 ....
砂木さんのおすすめリスト(5644)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
フライング・ソーサー- umineko自由詩18*11-10-21
窓ふき- たもつ自由詩10*11-10-19
ボクのマスターベーション(1)- 花形新次散文(批評 ...10*11-10-19
ひしゃく星- 殿上 童自由詩17*11-10-19
黙礼- 木立 悟自由詩311-10-18
回転しない木馬- たもつ自由詩1711-10-18
陽だまり_2011- たま自由詩37*11-10-18
陳腐- nonya自由詩24*11-10-17
育てるひと- 恋月 ぴ ...自由詩3011-10-17
迷子_/_寄り添ってきた想いへ- beebee自由詩20*11-10-16
孔雀- 千波 一 ...自由詩4*11-10-15
夜に_変わる- 木立 悟自由詩411-10-15
えーっとマン- 花形新次自由詩7*11-10-13
封筒を買いに- 草野春心自由詩3*11-10-12
独りぼっちになれないぼっち- 千波 一 ...自由詩3*11-10-12
いつもの・・・- subaru★自由詩11*11-10-11
冷たい夢- 吉岡ペペ ...自由詩12*11-10-11
労働経済白書- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-10-10
旅路のひと- 恋月 ぴ ...自由詩2511-10-10
独り言- たもつ自由詩611-10-10
蘇生- 草野春心自由詩8*11-10-10
夜と振子- 木立 悟自由詩511-10-10
ノート(ひとり_さめて)- 木立 悟自由詩311-10-6
部屋の空気- たもつ自由詩1011-10-4
見つめるひと- 恋月 ぴ ...自由詩3011-10-3
かなしみ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-10-3
夜へ_夜へ- 木立 悟自由詩411-10-2
残暑- 千波 一 ...自由詩3*11-9-30
うつろ_はばたき- 木立 悟短歌311-9-28
ひとつ_外側- 木立 悟自由詩611-9-28

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