道は水に覆われている
水には雪が映っている
雲も風も星もなく
空は粗く覆われている


灯は消え
曲がり角は軽くなる
貨物のない貨物列車に
持ち上げられては降ろされて ....
 22:20。ジョッキでの赤ワイン、干し、真夜中近いのに、次には珈琲を淹れようと思っている。明日は昼からの出勤だもの、少しくらい眠れなくったって!


 晴天の、光をよく含んだ空 ....
牧場は、今日も晴れるや。
山の向こうまで続く青空に
ポツリ、ポツリ 綿雲
良く乾いた干草が ホロホロと
風に浮かびそうな具合で
何となく 美味しそうだと思うのは
雑食動物の脳内変換 ゆえ
 ....
毎日見慣れた部屋の中で
いつもと少し 
違う私になって見ようなんて
時間も いつもとは
少し違う角度で流れて


早いうちに片付けも終えて
それも気が向いたところだけ


テレビ ....
不安げに緑を歩む鳩の目がふと振り返り鴉になるとき



手のなかの鳥の器に降る震えこぼれゆくままこぼれゆくまま



いつわりの光の模様の窓をゆく姿を持たない鳥たちの列
 ....
流れ込むと同時に流れ出る
わたしにつながる別の結びめ
とても静かな爆発の
うごきのかたち
ちからのかたち
恐れでも喜びでも憧れでもなく
目に描き残された
ふたつのかたち ....
自転車をこぐと水車の音がする流れを馳せる冬と春の背



午後の陽の光と音のお手玉が言葉に変わる冬と春の手



こぼれゆく言葉は道にかがやいて見つめつづける冬と春の目 ....
あるべき姿は
ありたいと思う姿は
真っ直ぐに 正直に

でも

絡まるから
絡まって ほどけなくて 苦しくなるから
君を好きだという 僕は
居ないことにしてしまったり

でも
 ....
 眠れない。
 昨夜23時の就寝時にこれから読もうと思っていた本が見当たらないことに気がついたがそのまま眠ったせいか、まず、1:00a.m.に覚醒。真夜中の家の中を探すも見つからず、諦めてまた横 ....
風と鎖の音のむこうに
草木のまばらな原があり
銀と灰のはざまによせて
静かに蒼をしたためている


夜の生きものが見つめあい
互いの光を聴いている
遠く見知らぬ空にまで
 ....
 この近くの木蓮と何処か遠くの木蓮が通じ合ったことがあった。見る眼球の違いにより感じ方も異なっていたけれども、それでも木蓮に目を留めた、という一点、それで充分、強い強い糸がその一点を通った、少なくとも .... 熊髭bさんの「詩を書くのを忘れてしまうススメ」を読んで感じたこと

http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=34372

 やはり、「詩を書くのを忘れ ....
ゆるい灰色の坂をのぼる
両側につづく
新しい建物たち
風に前かがみになり通りすぎ
雪にまばたきながらふり返る
さみしさには おそらく
終わりはないのだろう



雲の流 ....
途切れ途切れの夜の声
混じることのない冷たさと冷たさ
誰もいない川辺の土に
異なる光は降りおりる



鳥が一羽
世界を引き連れて歩いていた
目の奥に浮かぶひとつの雲に ....
橋の下に残された冬
橋の下に生まれた春
流れに映るふたつの顔は
やがて向きあい微笑んで
結んだ手に降る雪を見る
遠い遠い雲間の陽を見る
それは薔薇の花
かもしれない
鼻孔の記憶を痛いほど締めあげながら
目の奥に唐草を描く
たゆたう紫は
いくらもいくらもはいってきて

それは空白のノート
なのかもしれない
サフランの香 ....
みずいろであります
蛇使いの瞳は
右に少女
左に少年を
イタダ・イテいるのです

春の午後ですから
お湯が沸くのも早いでしょう



森の熊さん
その赤いバッグ
誰のもので ....
水を囲んで立つ光
向こう側の無い光
花をくわえたけだものたち
濡れた足跡に浮かぶむらさき


一瞬の音の通り道
色の点の沈む先
にじみほどける滴のひろがり
ひとつだけしかない ....
雪は雨の背を見て降り
雪の微笑みを見て昇る
つむぎ つむぎ
手わたす手のひら
むすび むすび
つながる手のひら


光に織られた光をまとい
午後の原を梳くように
踊りは ....
 本当は、こんな文章を書くべきではないのかもしれない。ましてやそれを発表するなどということは、絶対にしてはいけないことなのかもしれない。だが、時には書かなければいられないこともあるし、書かなければなら .... 失いかけた
午後の空白から
歌が聞こえる

 「バイバイ」と言っているんだね

とどまらない風が連れて行く
小さな声の始まり
先端が少し冷たい





君のフライングが
 ....
目を開いたまま
ぶったおれ

何が見えた?

あかいふうせんがどうんどうんとそらへそらへと侵食してい
















  き
 ました
人工の丘を埋める鳥
どこか似ていて異なる羽音が
溝と水面に響いている


瞳から現われ 発ちつづけるもの
どこまでもどこまでも向かうもの
手のひらに生まれる光の群れ
丘の上の鳥 ....
君は急な坂を下っていったんじゃなかったのかい?

ところで、あの噂を知っているかい
噂って?
今度の十五夜の晩に、この森がなくなってしまうという噂だよ
ああ、、、、
それなら知っているとい ....
この道は誰が奏でる笛なのかさみしいばかりかなしいばかり



雲のない空を見上げて歩きゆく光を知らぬ光の穂の道



はたはたと星をつかんだ曲がりかど野をわたる声ふりかえ ....
どろがはねて、さ
わらってるけど、さ
おちてくでしょ、ぜんぶ
だけど、ときどきないたり
でもやっぱりわったり
するのはなんでかな。

あした、ここに
そらいろのバスがくる、よ。

 ....
風は降る
粒は降る
重なり 離れる
鳥の像と鳥の影
円のなかに降りしきる円



雨どいの羽
空へ帰り
曇と返り血
はばたきの跡
ひらめく道の
切っ先の音

 ....
 朝を待つ時間は長いけれども、朝が近くなれば飛び起きて走り出さんばかりに活動を始める、…実際、走ってしまう。階段を駆け下りて、最後の数段の階段と天井をつなぐ数本の柱のうちの最後の一本を右手でつ .... 一歩一歩 咳こむ足で
わたしがどこまでも歩くので
夜はどこまでも感染し
朝には誰もいなくなる
朝には誰も
いなくなる


みんな歩いて いなくなる
歩きつづけて いなくな ....
十二月は
窓にいて
ためらいながら三月を見る


とらわれのわけを知る名前
葉と葉のはざまにある名前
遠い火の列
風を咲かせて
すぎてゆく列


知らない花 なびくよ ....
砂木さんのおすすめリスト(5632)
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