掃除がてら、倉庫の中を漁っていると
どかした箱が崩れて 戸棚に当たり
中から石鹸液の瓶が転がり落ちて
割れて
辺り一面に
昔の病院、独特の
何とも言えない、嫌な雰囲気が立ち込めた


 ....
コーヒーには砂糖をいれない、
いま私はめちゃくちゃに機嫌がわるい、
人間なので機嫌が悪い日くらいあって当然なのだけれども、
こんなに機嫌が悪くなるとかえって気分がいい、
コーヒーにはミルクもク ....
音も無い
そんな雨に出会って

そんな中に
佇んで
包まれて

張り付いた前髪から跳ねる雫も
もう遠くの出来事のようで


霞んでいく風景に
この道はどこへ行くのかと
この私 ....
ぼんやり 新聞コラム 眺めてたら
女は 存在 男は 現象
つまり 全ての基本は女 だから
はじめに女ありき との文章

これはもう 現代常識である
聖書の記述は 間違えたのだ
好きに ....
あなたが守る

暖かさ

幸せ

今、身体の中で

凍てついている

今夜も

行き交う人が

看守のように見える

いつものデパートの

ブロンズ像の前で

 ....
あなたの瞳が
私に慣れてきた

そしてそれからの
私が虜のホログラフィーは
茎を傾げた優曇華の花びらが
リアス式の高い海岸段丘の上で
凪だけど揺れ舞う景色

瞳が放つ言葉は
緩急を ....
ふくらむエネルギー、幽霊世界で
「僕は悲しみがなくてはやってゆけない」というメール
高慢になることを遠くかんじてしまったぼく
きみにはぼくを悲しませるちからがあるよ
とても黒くろ黒くろ黒くろ黒 ....
膨らんだ感情を幾つかの言葉で編んだ檻に閉じ込める
とげとげがちくちくと胸を刺す
けれど気にしない
普段言えない部分も真っ白な世界では
無理出来ないから
荒れてとても痛い言葉を読み手にぶつける ....
みんな
まだ覚えているかい?
白い自転車に乗った少年の神様を
くすんだベレー帽を耳までかぶって
よくとおる口笛でポルカを吹いていた
あの痩せっぽちだよ

少年の時代がかった白い自転車 ....
(男声コーラス)
どんどど どどどど どんどど どどどど
わおう! わおう! わおう!!
どんどど どどどど どんどど どどどど
わおう! わおう! わおう!!

(黒ビキニのマッチョ ....
ふとしたきっかけからの君との再会

君は僕を覚えているかい?

僕は一時として君を忘れたことなんてない

君と過ごしたあの日々を

君が見せたあの笑顔を

でもそれは……

忘 ....
はじけるよ
虹色の しゃぁぼんだまが ひとつ

あのしゃぼんだまは あの子のいのち
あのしゃぼんだまは あのひとのいのち
それから あのちいさいしゃぼんだまは 学生のときの記憶の色

み ....
 どう考えても人間は猿から進化している。神と崇めているのはもしかしたら宇宙人かもしれない。人間は産まれ持った頭脳のごくわずかしか生涯使わない。使おうと思えばいくらでも使え、潜在能力は宇宙人よりも優れて .... つめあわせ
ふたを
あけました



最初のふたつ
かたいけどおいしい
まんなかのふたつ
見えないけどおいしい
はしっこのひとつ
わからないけどおいしい
最後の ....
泡だけは
沈んでけば
いーのに
未練がましく何故
昇るソレを
ボクは
見上げなくては
いけないんだろう

乳白に
ポぅくり
煙りのがまだ
軽やかだ
唇を撫でるよう
最後に吸 ....
人形は目に見える情報であるハードウェア。

本はパッケージにくるまれると目に見えないソフトウェア。

パッケージを開けると目に見えるハードウェア。

深く考えると人形は誰が作ったのか分から ....
人に言えないことは忘れるべきなんだ
だけれど忘れたって思っても思い出す
怖くなって色々ココロを誤魔化すけど
大抵一晩じゃ思考は消えちゃくれない
だから余計忘れるべきだと考えるんだ

人に言 ....
出会ったとき
あなたの笑顔は
その輪郭も儚げで
僕の硬い指が触れたら
壊してしまいそうですらあった

桜が
もうすぐ咲くわ

紅をさした蕾に
そっと触れてそう言った
あなたの瞳に ....
わたしは投げ出す
わたしは拾う
手は銀になってゆく


つばさ失く飛ぶ火が越えてゆく海
ただ音だけで造られた海のむこう


骨と魔術師との対話
夜に生まれ
朝に消え ....
感情ではなく観察で動くのです
見るとは何?
切りなさい
それは指ではありません

まだまだゼロとイチの限りです
ここにはイコールで繋げないものが多過ぎる
だから
気付いたら打つ のが ....
冷たさを差し込む場所、ぬくもり、疑いようの無いぬくもり、純粋な、無い、それが無い。暗い電流が繰り返していた、細い吐息、枝分かれ、別れた。それは天気の悪い、きわめて悪い曇天、雷の遠い音だ、枯れた、木と腐 .... だから,どうだって言うのさ
別に,いいじゃない,さぁ
そんなこと,どっちでも
何気にしてんのよぉ


行き先を,適当にでっち上げて,
出てきた先は,事務所の近くのいつもの隠れ家で
聞い ....
寂しかったら、僕の名を呼んでごらん
僕に聞こえるわけないけど。
苦しかったら、助けを求めてごらん
ちょっと忙しくて行けないけど。
切なかったら、僕の胸に顔を埋めてごらん
思いっきり送り襟絞め ....
軒先で繰り返される 喧騒は疎らな囀りで
それは押し寄せる細波や そよぐ木枯らしよりも小さい
時は氷河の流れよりも緩やかに 木漏れ日を浴びている
人々は これでもかというくらいの反芻を
享受しつ ....
どれほど 
雲の束縛を破り 雲間から降り立つも
乾いたグラウンドに
冷え切った夕刻に
結局は 卒倒しがちな冬の光線です


そこにあるのは
どこにも尾を引かぬ手の平
だからこ ....
屋根の下で行われていた 歪な行為の為
一旦泣き出した子供の泣き声は
とうとう消え続けるのだった


すべての 眼に マタニティ・ブルーが
満ちればいい 満ちればいい
そして 溢れ ....
浮かばない灰皿と程近い場所に 浮かぶ私がいる
沈まない煙を見上げた反動で 沈む私がいる
ここです ここです



ずっと
私のありかを伝えるために
耳のありかが知りたくて 知 ....
時間が
外から来る光を
横になりながら見つめている
花は雪
雪は花



晴れた日
道は海へつづく
ずっと空のままでいる川
とどろきの向かうほうへ
雪は昇り
落 ....
みんなに嫌われた日は
母の やきそばにくるまって
少し テレビを見る

母は やきそばをもうつくらないので
15年前の
とり肉入り のかけら

やきそばに とり肉は合わないと
ずっと ....
冷たい水の熱さに触れ
公園に立つ冬を見る
檻のなかの時計と噴水
公園に歌う冬を見る



風は痛く
水は閉じる
風はたくさんのものを集めている
誰もいない道を
ひとつ ....
砂木さんのおすすめリスト(5632)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
クレゾールは時計仕掛け- 自由詩404-3-21
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優曇華- 純太自由詩404-3-20
アンテナ- 船田 仰自由詩4*04-3-20
投げました、当たりました- 暗闇れも ...自由詩4*04-3-20
白い自転車(オラシオ・フェレール「白い自転車」より)- 角田寿星自由詩504-3-20
果てしない男たちの夢- 角田寿星自由詩104-3-20
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ポぅくり- yozo自由詩404-3-20
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pre-.- yozo未詩・独白104-3-19
こと、さしたる同居に幸せしない- 黒川排除 ...自由詩104-3-19
だから,どうだって言うのさ- do_pi_can未詩・独白204-3-19
世界でいちばん、君が- クリ未詩・独白2*04-3-18
農業- 自由詩304-3-18
冬の物理学- A道化自由詩704-3-18
マタニティ・ブルー- A道化自由詩504-3-18
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__凪- 木立 悟自由詩904-3-17
やきそば遅い- 山内緋呂 ...自由詩15*04-3-16
- 木立 悟自由詩504-3-15

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