散る花と天馬のかたわら舞い踊る
         あなたの名前わたしの名前



一日に何度もひとりで水族館
         イルカ生きとるクリオネ死んどる



 ....
白状いたします。

あの日,人間の脳味噌の細胞の小さな塊を,口に入れたのは,
私でございます。
ああ,そのように引かれなくても。
そのように,犯罪者のように遠巻きにするのは,
やめて下さい ....
    浅く 軽く 雪が降り
    朝は羊の群れになる
    起こさないように
    踏まないように
    横たわる群れのなかを歩いてゆく
光がはじまりの場所へと帰ってゆく
夜が組み上がるその前に


夜が夜を追う
本当の夜の道を
雲の白だけが照らす


新しい天使 旧い天使
離れない手と羽
離れない歌と ....
今日も瞳に敗れつづける
残雪の上の土の機械
生まれたばかりの春のように冷たい


小さく静かに逝った星が
何も生まない姿をさらし
ひとつきりで浮かんでいる
次の宇宙がはじま ....
正直に言います

今 あなたを見つめてました

ふいに目があって

慌てました

アッカンベェをしました


正直に言います

アッカンベェは 嘘です


心でそう言っ ....
いつものように
笑ってるから
元気なんだと 決めつけないで

いつものような
笑い顔は
いつもヤリキレナイって ことなの

涙とか
ふくれっ面とか
そのままに
出せないってことな ....
汚れた傷は癒えない
そんなはずないけれど

血が出ている

腐ったような
溢れ出る憎悪が
僕を縛っていて
今にも真っ暗闇に消えそう

こんなに汚れた僕のような
醜くも同じ感情を
 ....
午後に消える鳥の声
冷えてゆく街の鉄の音
夜の波 海の嶺
黒い光のなかの
座することのない独つの星


風の名も
静けさの名も知らず
滅んだ国と
けだものの国の間をさ ....
寒き日に大学受験 がんばれよ

信じろよ 今までやって きた自分

寒桜 日本全国 咲きにけり
満月に欠落もあり雪ならば月に向かって降れよと呪文 おじさん
おじさんにも 青い頃があったでしょう?
訳知り顔で ウンチク
だけど
突拍子もない頃が あったでしょう?

おばさん
おばさんにも 蕾の頃があったでしょう?
無駄を省いて ア ....
道が濡れている
闇のなかをゆく
果物のにおいの布
夜はたしかに来る


やわらかさは去る
音は去る
星の網をすり抜け
あるべきところへと


歌のはじめと終わりの ....
雨の後ろを飛ぶ鳥が
光のかけらを浴びながら
虹を知らない心に向かう
青い光と白いふちどり
鏡の内の明るい声が
長く遠い夢のように
無数の羽の銀河のように
球く荒んだ光を抱く ....
私に風が吹いたので
草が揺れ 花が揺れた
蝶がはばたいたので
私が揺れ 風が吹いた


今が流されてしまった
私は尋ねてまわる
知らない場所から
知らない場所へと


風が通り ....
お母さん
僕を行かせてよ
このままここに
張りついてはいられないよ

新しい靴は
履いてみただけじゃ
いいか悪いか
わからないよ
歩いてみなくちゃ
走ってみなくちゃ
転んでみなく ....
空の紅い光の渦が
おまえの扉を照らしている
こちらにも向こうにも何も無い
おまえはそれを知っているのに
おまえはそれを知っていたのに



おまえの家におまえはいなかった ....
たくさんのガラクタの中から
どうにか使えそうなものだけを拾い集めて
この国を作ってみました

某大統領の
20年前にボツにされたPR用写真とか
某独裁者の
校正もしないで出しちゃった自叙 ....
静かに 触れる と音がして
すべての触れるは落ちてくる
億の目を持つ無口な腕が
すぐそばにある腕だと知るときに



鉄の船が川に浮かぶ
様々な手書きの時計で埋められ ....
空がこんなに澄んでいるから

泣き顔じゃ

いけないと思った

髪を綺麗に切って

君に逢えばいいと思った
迷惑でしょう愚かでしょう
でもどうしてもだめなんです
薬を飲んでもだめなんです
信じてほしいけど
多分無理でしょう
だからせめて
わかってください
僕はニワトリです
魂と塊に棲む我が鬼を鎮められずに彷徨うばかり



わたしの魂 わたしの塊
わたしの内の二つの鬼を
鎮められずに
彷徨うばかり
支柱にくくりつけられたブランコが
凍りついた蜘蛛のように空を見ている
荒れた鴉の羽の朝


外灯に雪は群がり
連なる柱を傾けている
曇のなかの雫の陽
道を分ける蒸気の壁
ふた ....
大阪に 久方ぶりの {ルビ寒雨=かんう}あり

濡れる人 濡れざる人を 羨望す

我濡れる 水も滴る 風邪も引く
僕の書いた絵日記が
君を傷つけたんだって。

あと、
昨日聞いた話
僕のついた嘘が
君を悩ませたらしい。

こんなに君を思っても
うまくいかないんだなー

描いたのは僕の夢、
 ....
がたんごとん
がたんごとん

随分と長い間
揺られている気がする

騒音にすっかり慣れ親しんで
静寂の中ではきっと暮らせない
窓の外が良い具合に湾曲して見え
それもまた楽しい

 ....
窓のそばでかさをひらくと
ともだちの声が聞こえないので
仕方なくかさを持ったまま
くちびるの動きを見つめている
青かったかさ
今はむらさき



何かがすさすさ動いてい ....
私が 一滴も
何ものにとっての海にも
なれぬことが要因となり
アスファルトは 
忽ちに透け凍った雪の成れの果ての 
既に 雪ではないものの 下で
アスファルトは
ただ 固く  ....
わたしは 此処に いるけれど
わたしは 此処に いる人か


本当は 此処に いるのだけれど
猫は 此処に いないのだ




雪で 
日のない夕景は
アルミ箔の
 ....
うらやましいお方
金曜の夜は
「あと2日も一緒だ」と
「幸せだなあ」と
そのお方と一緒に眠られます

土曜日は
しじゅうお布団でごろごろ
あなたは昔わたくしに「ころころしたい」
とお ....
砂木さんのおすすめリスト(5632)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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ブレイン・イーター- do_pi_can散文(批評 ...404-2-11
ノート(39Y・12.8)- 木立 悟未詩・独白204-2-11
星_Ⅴ- 木立 悟自由詩304-2-10
星_Ⅳ- 木立 悟自由詩2*04-2-9
告白- さち自由詩5*04-2-8
いつわり- さち自由詩4*04-2-8
ヒト、とは- Kana ...自由詩2*04-2-8
星_Ⅲ- 木立 悟自由詩504-2-8
大学受験三首- 虎狼川柳2*04-2-7
短歌__満月に…- RT短歌1*04-2-7
くりかえし- さち未詩・独白3*04-2-7
星_Ⅱ- 木立 悟自由詩204-2-7
星_Ⅰ- 木立 悟自由詩304-2-6
- 和泉 輪自由詩704-2-6
自立- さち自由詩3*04-2-6
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凍気球- 木立 悟自由詩504-2-3
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