なじみの中華屋さんへ行き
日替わりを頼み
こころを込めて作るので
時間がかかる場合があります
という貼り紙を見つめ
ぼんやり
この世のはかなさについて考える


ふととなりを見ると
 ....
ずっと寄りかかっていた
揺るぎない背もたれとして安心しきって
あなたが感じている重たさも
慈愛で受け入れて
融かしてくれているのだと思っていた


いま、青に導かれて去ろうとしている
 ....
あ、まただこの感じ
お茶をかさねてたら
くたびれて伏せてたら
歩いてあるいてたら
とどかない
とんでって
ひっかかる喉元のハンカチ

善いことはないのに
どうしてまた
離れ離れにし ....
すこし肌寒い夕暮れ
歩く速度も早くなる

こんな日は
君とごはんなんか食べたいな

ファミレス
ラーメン
回るお寿司やさん

なんだよ
安いもんばっかりじゃん

またきっと
君に笑われちゃうんだろうな ....
新月の船着き場に
およそひとつきの旅を終えた月が
帰って来ました

明日には
また別の光る船が解纜します

ゆっくりと振り向き
一旦は真っ直ぐに見つめ
再び視線をそらしつつ空を渡る
 ....
マインドマップレスセンテンス片手に
題名トマソン
ふと目が合って拾った石は
ごしごしたわしで水洗い

原石じゃなくても
磨かれてなくても
濡れれば石は光ります
濡れている間だけは水をま ....
「仕事に貴賎なし」で渡りあるく


暗証とID
待機室はいくつものセキュリティチェックをくぐった先にある
「夢のバイト。ジャンボ機ですよね」
マニアは聞けばいろいろ教えてくれるが
夜の羽 ....
知らないから呼んでみた
そっとお父さんと
声にだしてみた

お隣にも友達にもいたよお父さんが
どんな人なのかは見て知ってた

お父さんって子供を
どんな風にみるの
お父さんって子供を ....
鋼鉄の固形燃料は
鋼鉄の中の頑丈さを粉砕した 酸化ガスである
固形燃料を車の内部から粉砕し
ぶったぎった 外装を 私は睨みつけた
私の意図した形態の現在として 照らし合わせた


アメリ ....
私は死んだ浮浪者だ
街の中の地獄を見させられた 私は
私の体を時代の中から探させられた 
与えられた 自分を私は捨てた
私の望んだ夢の 現実を 否定させられた


心の幸せのかけらなどひ ....
見えないものについて話をするとき

特定の宗教をじぶんは信じてはいないけれど

そう前置きしてしまうのはなぜだろう

見えないものについて話をするということは

じしんの宗教観の吐露に ....
 自分はいろいろと嫌いなものがあってたとえば、相手のことを内心見下しているくせに対等に付き合い、その相手が去った後に同等の仲間内で馬鹿にするという態度があるが、今日それを見てとても癪に障った。
 あ ....
真っ直ぐな道は歩きづらい
かと言って迷路みたいでも困るのだけど
適度に曲がりくねっていて
ちょうど昔ながらの畦道のように
赤い帽子によだれかけしたお地蔵さんが祀られているとか
時には肥だめみ ....
私は夜の中で
自然の残らない音楽にさせられた 
言葉も無くさせられた無であろう 
浜辺の 存在ですらもなくなった 
絵画が吹かれているだけだ 


群青色の路上の浜辺であろう そこに ....
岩場の上から禿鷹が笑ってぃやがる
(それみろ‥空ばかり見るから皆からはぐれちまったろう)


情けない
このぼろぼろな今の俺を見てくれよ
ただ野うさぎを追いかけてりゃよかった ....
闇に浸されて
心地よい暗さ
眼はまだかろうじて
くすんだ視界をとらえられるのに
あえて眼をふさぐ

明晰すぎるものを
見なくてよいように
見えるものだけに
とらえられないように
 ....
 
 
病院の待合室で順番を待つ
備え付けの椅子に座り
備え付けのテーブルに置かれた週刊誌を読む
言葉の意味はわからないけれど
挿絵などを見る限り
最近の出来事がなんとなくわかる
あれ ....
何でもない 声の つぶやきが
だけど今日も私の中から出て行く時
君の目に 今日も 探しだされた
美しい私の立つ街を見た 
私は街に 今日も流れ出さてはいないのだと 見た


濁ってい ....
私は憂鬱の時代を言葉の中で
無数の人間から握らさせられた 私は
金を儲ける 明るい頭のどこかにされた
時代の言葉のつぶやきを生きる そして
私は憂鬱の時代を生きる 人の悲しみの内側で

 ....
知らぬ間に
今日と明日の境目の
白線を越えていた

部屋にメイプルの香り
焼きたてのパンを置いて

朝にこそふさわしいと
あなたは横向くけど
このままいればもう
朝なのですよ

 ....
寒くなる前に大掃除を済ませましょう
さぁ、{ルビ掃晴娘=サオチンニャン}空を掃いて

スターダストトレイルはそのままそのまま
こまやかなそれらは流れ星のタネ

飛行機雲もそのままそのまま
 ....
ドラえもんノーサンキュー
どこでもドアはいらない
いつでも一組みポケットに
折りたたみの窓を持っているから

ほら見てご覧
ここは風衝草原
ほらあの夕陽に光る水面
あれは街跡湖

 ....
可愛くタンツェン
小さなお嬢さんも
小柄なお婆さんも
愉快にタンツェン

早く、そして
ゆっくりと回る。
そして軽快に
決める。

額が汗でシットリ
イケメンにうっとり
勝負で ....
けばけばしい色いろを携えて
雨が降ってきた
潤んだ瞳に入り込んで
世界は泡になる

足元に忍び寄る水面に
闇を感じるのはなぜ
濡れた靴先にさえ
嫌悪するのはなぜ

車が通って水しぶ ....
汗ばんだシャツを背負い
夕暮れを歩く
橙色の入道雲が
薄闇に沈みかけた蒼い空に黄昏ている

少しむっとしたアスファルト
鬱血した時が、俄かに開放されようとしていた
沈静が流れはじめる
 ....
ブラックバスをルアーで釣るのは、初心者にとっては難しいことだと思う。
ミミズなどではなくルアーを使っているのでは魚は釣ることはできないのではないか、という先入観があるからだ。
私は中学生の頃、テス ....
私は死体だ
今日も明日の世界を 私の 
私は私の地獄の奥底で歩かさせられた  
未来に私の心は 歩かさせられた


屍だ 私は私の未来を
その言葉を 生きて行く 私は私の
ああ 私 ....
わたしへん
ものに執着しても
ちっともものと思っていないんです
はだかにしてとうめいにして
ギリギリの「アル」になるまで
投げて、こわして、きずつけて、ためします

それにくらべて
こ ....
墓石屋は雨にうたれて
このまま風邪をひいてしまいたい
はかない命と真顔で告白しても
「墓石屋なのに〜(笑)。」とギャグだと思われ
そのうち心も荒みだし
行き着いたところは
ザ・デストロイヤ ....
遠野物語に
子どもと遊ぶのが大好きだった神さまがあって
いたずらっ子どもを叱りつけたりすると
大人のほうにばちがあたったものだそうです

お神楽とか
人形からくりとか盆踊りとか
もともと ....
砂木さんのおすすめリスト(5632)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
なじみの中華屋さん- はだいろ自由詩5+10-10-12
GRADUATION- 渡 ひろ ...自由詩18*10-10-12
時差中継- 唐草フウ自由詩6*10-10-12
心のごはん- 雨音些末携帯写真+ ...110-10-12
R_is_for_Rocket.- 海里自由詩1*10-10-12
フィールドワーク- 海里自由詩110-10-12
そこに笑顔はあるか- 乾 加津 ...自由詩14*10-10-12
お父さん- 朧月自由詩810-10-12
ある工場で- 番田 自由詩410-10-12
どこかの高架下で- 番田 自由詩310-10-12
- 吉岡ペペ ...自由詩2*10-10-11
3- a自由詩210-10-11
木漏れ日のひと- 恋月 ぴ ...自由詩31+*10-10-11
無人島の青空- 番田 自由詩210-10-11
弧狼- アラガイ ...自由詩5+*10-10-11
あえて眼を- シホ.N自由詩110-10-11
光景- 小川 葉自由詩510-10-10
あの色- 番田 自由詩210-10-10
暗雲の中で流れる- 番田 自由詩110-10-10
夜の茶会- 朧月自由詩210-10-9
ほうき星掃天プロジェクト- 海里自由詩1*10-10-9
ひとりぼっちスイッチ- 海里自由詩110-10-9
タンツェン(踊り)- ペポパン ...自由詩3*10-10-9
多色の雨- 朧月自由詩210-10-9
一番星- 山人自由詩2*10-10-9
あしたバスを釣りに- 番田 散文(批評 ...1*10-10-9
天国と憧れ- 番田 自由詩2*10-10-9
構造- 乾 加津 ...自由詩8+*10-10-9
墓石屋は雨にうたれて- 花形新次自由詩3*10-10-8
どんぐり権現子の刻参り- 海里自由詩110-10-8

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