音を持たずに水を切り
物語を捨てる
死神に無視され
今日を今日に置く


悲しみは増し
枠は増さず
光は増して
片目を覆う


朝は白に 朝は茶に
まばた ....
今日も夢を見た
遠い世界の向こう側に 私は立っていた


あれは 何だったのだろう
俺は偽善者だったのだろうか
布団をかぶって 震えていた
そこは母親の胎内だったみたいに思えた
夢 ....
あるひ、
人生がながれだして いや
これまでもずっと
ながれている
ことをおもう
おじいさんや女子高生が
目の前をひだりから右にあるいている
雲は勢いにのり ぐいぐいと
きえていっ ....
引き出し奥の赤の母子手帳
いくつかの頁が外れかかって
ホッチキスで繋いであげる

畳に寝転びながら黙読
出生時刻 午前9時26分
素通りしていた時刻を意識する

おめでとう!と言おう
 ....
私たちは
おりがみのくに
二次元を

小さくたたんで
つるになって

おなかの隙間から
ふう、って
息を吹き込めば

祈りを宿した
強い記号だ


メレンゲを
淡く
 ....
貧しい公園の貧しいベンチで
貧しい僕らが座っていて
コーヒーをひと缶
分け合って飲んで
だけど、愛だけはあるから
寂しくはないよ

お金が入ったら
二人で公営の団地に住もう
そこには ....
歩かなあかんと思ってきたけど
歩きたいって思えたらいいな
立ち止まってもかまへんな

うずくまったら
だいじょうぶか?と
きいてくれる人もおるねんな

おんなじ背中があったなら
一緒 ....
  歓びの光を食べて
  すくすく笑う
  痛みの雨を呑んで
  それでも笑う



  初めは小さな種だった
  それがだんだん根を張って
  それがだんだん茎を伸ばし ....
期待できそうなバンドの数がめっきり減っている。少なくともロックを趣向したバンドが出てこなくては、チャート自体がはっきりしないものだ。近頃面白いものが無くなった。漫画も、哲学を訴える作品の数が少な過 .... わたしの名前は 今井麻依(いまいまい)
人事異動でやってきた 戸田貞人(とださだと)さんとの出会いは
月並みだけど運命としか言いようがなかった
嵐の日々も 酷暑の日々も 秋霜の日々も  
仮に ....
天も地も
親しみあう闇
眠りも覚醒も
溶けあう夜更け

空と森と土たちの
交わる全体性
流れるように
循環する


暗黒の空の下
森の樹々は眼を閉じている
樹々の足元で
 ....
やらなきゃなあ。

携帯のメール、返さなきゃ

メールの相手に嫌われる。

その前にベッドから抜け出そう。


やらなきゃなあ。

図書館の本返さなきゃ

催促の電話がくるぞ ....
樹と水と夜
波の下の島
森のはざまの道
しじま 明るく


緑の行く末
曇は曇を視る
すぎる狼煙
高く細い声


丸い角が沈み
翳りのなか浮かび
遠い縦 ....
今日もまた
結婚式の終わりを通りすぎた




積み上げたものが崩れぬよう
扉を閉じる




からだのあちこちにある
うなじが熱い




今 ....
眼球の
血管ばかり追っている




あきらめのかたちをかたちに
廻しながら
雨が濡らす新緑の並木道
歩道を楽しげに歩く老婆と中年の女性
一つ傘の下まるで恋人のように腕を組み
女性は老婆の顔をのぞき
満面の笑みを浮かべて話しかけ
老婆は斜め上、女性の顔を見つめ
ニコ ....
『おや 気がつかれましたか。』

「はぁ。」

『まだ眠っててもかまいませんよ。』

「はぁ ん〜 とても長いエスカレーターですね。 」

『そうですね。』

「先が見えない。 ....
姿見に映すわたしの姿
ぷくっと気になる「部位」がある




肩甲骨を意識して
立ち姿に気をつけてみた

たとえばモデルさんみたいに片足を気持ち後ろにずらす

それなのに元カレ ....
わたしたちより古株で
わたしたちより広い範囲に
(未知種)として一括りされる
名もない虫がいまもずいぶんと生き抜いている
らしい



Gという
まことに理論的な空間で
アドレス武 ....
早朝に濁る法廷
誰も聴いてはいない
無為のことなど
雨が降る
雨落ちる
暗い空から
水落ちる

見ず聞こえる
見ずに聞く
言葉の嵐
こころの声

越えてゆく
越える山
からだ使って
山のぼる

病んでいる
悩んでいる ....
さらさらと
まとわりつくもの
ふりほどかずに
ねむる


首のまわり
言葉と鎧
うなじの角
避けられた 寝返り


粉より大きく
嘆きは浮かび
氷をほど ....
窓の縦線だけが
くっきりと濃く
あわあわと振れる宙
影の格子の濃さを嗅ぐ

遠くて近い
雑踏のざわめきは
緊迫する耳の内圧につれ
次第に弛緩し浮遊する

易しい無理を
口 ....
風が途切れ
銀は降り
野に鉱の手を
描きつづけている


冬の雨の指
砂と水滴
夜の右を
ついてくる光


階段は消えかけ
空を指し
夕暮れの匂いが
 ....
 臍ではない
 あなたの中心
 にむかって



水平なのに
ピアノに載せた
しゃぼんが滑りおちるのは
ふぞろいな黒鍵のせい
です、

です、を手焼きせんべいのようにぱちぱち ....
ポタリと
命の落ちる
道の上
アスファルトから
立つかげろう

コンクリートのすきま
小さな草が生えている
地下にしみた
血を吸って
ポタリと落ちた
命を吸って

屋 ....
もう、
なにものにも
負けませんように、
進んでいけますように、

雨あがりの空に
虹をみつけたら、わたし
いつの間にか呟いてた

誰に
言わされるでもなく
わたし、呟いてた ....
薄闇に沈む畳から身を起こし
ゆっくりと窓際に寄って立つと
部屋のなかのうちそこだけは
意外なほど明るい

こういう窓際というのは
明暗を分ける境界のようであり
しかも今の自分は暗 ....
雨音にかき消されて
声が届かない
思いの半分も
伝えられない
それでも
きみは
苛立ちもせず
静かに
雨が止むのを
待っている

「心が透けて見えたらね」

そんなの
きみ ....
夜中にひとり食パンをかじる
バターをつけないで
ジャムをつけないで
電気もつけない

冷蔵庫の前にしゃがんで
はみはみ
虫みたいに食べる


どこか外国から船に乗せられて
海をこ ....
砂木さんのおすすめリスト(5632)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
波のあとに- 木立 悟自由詩511-6-8
五反田のベッドの上で- 番田 自由詩111-6-8
むじょう- 唐草フウ自由詩9*11-6-7
一日一回の祝福- subaru★自由詩8*11-6-7
おりがみのくに- umineko自由詩22*11-6-6
不滅- 真山義一 ...自由詩2511-6-4
ぼちぼちいこか- 朧月自由詩611-6-4
ことの花- 草野春心自由詩5*11-6-4
六本木の交差点で考えたこと- 番田 自由詩111-6-4
マリッジブルー- yumekyo自由詩2*11-6-4
天地の還流- シホ.N自由詩211-6-3
町に出る- M.N.自由詩2*11-6-3
ひとつ_うつろい_Ⅴ- 木立 悟自由詩611-6-2
ノート(迷路_Ⅱ)- 木立 悟自由詩211-6-2
ノート(迷路)- 木立 悟自由詩111-6-2
雨の交差点2- ……とあ ...自由詩15*11-6-2
天国へのエスカレーター- 北大路京 ...自由詩18+*11-5-31
隠すひと- 恋月 ぴ ...自由詩22*11-5-30
、(むし)- 乾 加津 ...自由詩15*11-5-30
ノート(48Y.5・26)- 木立 悟自由詩311-5-29
雨あるがまま- シホ.N自由詩311-5-28
ひとつ_うつろい_Ⅳ- 木立 悟自由詩711-5-26
徹底する夜- シホ.N自由詩611-5-23
ひとつ_うつろい_Ⅲ- 木立 悟自由詩311-5-22
、_(ご利用は計画的に)- 乾 加津 ...自由詩6*11-5-21
落下- シホ.N自由詩5*11-5-20
虹を願う- 千波 一 ...自由詩4*11-5-20
薫風- シホ.N自由詩311-5-18
Sound_of_rain・・・man- 花形新次自由詩5*11-5-18
深夜、食パン3枚- あまね自由詩3211-5-17

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