母さんにちゃんとした初給料で


ご飯誘ったら、笑ってやがる。





何食べるか考えといてって言ったら


へっへと笑ってやがるんだ。





つられて  ....
寝苦しくって
寝返りゴロゴロ
猫など連れてきてみたものの

寝付かれなくて
猫だけゴロゴロ
そのうち布団を逃げ出すし

ごろりと
猫の秘密基地
ほら部屋干しの傘の下

まるで丸 ....
いつからだろう
恋をしなくなったのは

私はまだ高校の一年生で
中二までは恋してた

そう思っていたけれど
ある日先輩が言ってたの

「恋をすると会えない日がすっごく苦しい」

 ....
潮風が夜の帳を連れて去り
厳かな今日の光が
水平線を少しずつ露わにしていく
岩肌が頬を染め
砂浜が肌を隠そうと波にもぐる
生気と活気に風景が色づいていく中
僕だけが依然として黒い
 ....
役場に呼ばれて俺は行った
お前が確定申告をしなかったがために
県民税・市民税の徴収に差し支えが出ている
ついては指定の日時に必ず出頭するように
そんな葉書が送られてきて困るのは
俺には確定申 ....
私の思いを私は 子供らの 未来に放って投げかけている


私の思いを知らないあなたには遊び回っている友達がいる


私の思いは消えたよ 国民の遊び回っている選択枝がある


私の思い ....
ああ、私は夜の街を新宿のビルの最上階から見つめているときには、何かを掴むべきなんだろうと野心を抱いているよ
夜の中で色々なことを考えてしまっているその時も!
私は渋谷の深夜の喫茶店の暗闇の中で、知 ....
食膳にきっと飯ができた
佃煮のかぼちゃ
それは景気回復の見込み無しと、朝日新聞の朝刊に掲載、
円なる円の、乱高下。
本日、鬼コーチの特訓が待ち伏せ。

東京の厳しさに腹をたて
それらの許 ....
ぼくはもう
誰とも会わなくていい
君に逢えたから

からくりは
すべてクリアーされた
君に逢えたから

ひとりのときには
君を思うよ
一緒にいないときには

もしもひと恋しくな ....
高速道路のうえに月が照っている

喫茶店なんかもうやってないだろう

コンビニでホットを買って

クルマんなかでじぶんを愛してみよう


光があたっているだけなのに

光のかたち ....
久々に実家に帰省したのだった
父は朝と晩にサプリメントを大量に噛んでいた
母は髪が抜けて
いよいよレディースアートネイチャーが必要なのかもしれなかった

「おめ、売れでんのか」

父が言 ....
誰かを踏み台にするなんてこと
あの頃の俺は考えもしなかった
「誰にも縛られないし
 誰も縛らない。」
尻の青いロックンローラーの常套句を
恥ずかしげもなく仲間に話したっけ

時は流れ
 ....
 ある科学者は、そこで対になる点などセカイの怠慢の極みだという。
 ある考古学者は、われわれが日常で行っていることはすべてその向き合う点のバランスだという。
 ある文芸評論家は、点は一つの空間に一 ....
 
 
四十九日
冷たい雨が降っている

きっと
わたしが帰らないからだ

どれだけ
待っていたことだろう
わたしの帰りを
孫と一緒に暮らしたかった
日々を

待たずに父は ....
セミの崩れかけた抜け殻にすり変えられてしまっても、
私の思考の中でそれは微妙に、変化していくのかもしれない。
たぶん君には眠り続けていくことは、できるのかもしれないね、
もうすでに私は、成功につ ....
若い女性に人気があるクレープを
男子高校生たちは売ろうと決意した

クレープは売る前に
クレープは包むものだ

経営観は強気の攻め一本
結果については勝つか負けるか
の二分法
若気の ....
海が青く見えるわけをいくつ知ってる?

夢路のフェリーをたどれば
水脈の狭間に浮かんでいるクラゲたちの
そのくっきりとした輪郭

流れ藻のかげには小魚たち
大きな魚も隠れている
飛び出 ....
おたまじゃくしたちはみな元気です
明るいネクラの未婚
賢しらな{ルビ猿=ましら}の胃の中で
自詩も
アポトーシスも悪くはないけど

溶けもせず
溶かされもせず
ひとりひとりのとおりに
 ....
レモン色のチューリップが
それは雨天のせせらぎであって
顔は飛沫(しぶき)をはじいていたのです

あなたは最初の花ですか
植物図鑑のはじめですか
あなたは「赤」のはずなのに
あなたの夢み ....
脳裏に浮かぶ、三角形、
円高介入、どうかしてるよ、
CDショップじゃ佐野元晴が、
ビリリと引き裂く怪しい音色を聞くのは嫌だ、


食器の壊れる音なんてもの、
労働よ僕には降ってこい、
 ....
チャペルの鐘の音 
ハレルヤのゴスペルの響き


祝福の音色を浴びてキラキラ輝くのは
淡いパステル色の金平糖
小さな羽根を羽ばたかせ
あなたのキューピッドが運んでくる。


甘い砂 ....
西の国での日没は遅い
けれどもやがて
海にも陸にも火がともる

夕闇の中
黒々と大きなシルエット
あれは火力発電所

もう止められて久しいけれど
取り壊されない
原発に何かあった時 ....
ピアノの音と
玄関のドアーの音

入ってきたのか
出て行ったのか
わからない

あしたの朝
もしもきみがいなかったら
あしたの朝
もしもきみがいなかったら
( )

 ....
なんとなく、通りがかりの店でこのアルバムを手にしたのは、恐らくは中学生頃のことではなかったかと思う。あの頃はCDレンタル屋で本当に色々な歌手のアルバムを聴きあさっていたものだった。佐野元春の曲を聴いた .... 愛人を入れ替えて 同棲中だった 近所で
弟一人の時間など いやになる
息子と娘は遊び場に出かけていた
いつもひとり考えあぐねている


その情報を たどる
嵐の中で病気がちだったが
娘 ....
なにか
小さな詩を書きたいのに
なんとなく何も
なりたがってくれない

{ルビ大地球子=だいち まりこ }さんのこと
{ルビ大宇宙子=おおたか ひろこ }さんのこと
{ルビ詩=うた}の藻 ....
軌道エレベーターの名前はラプンツェル
彼女のケーブルのワイヤーを借りて
フラーレンとか
カーボンナノチューブとか
ああいうので布を織ることはできないだろうか

ふわりと
飛行機から飛び降 ....
別れぎわ惜しむ間もなく日は落ちて 寄り添う影に夜は優しく どす黒いトラウマは
冷凍され
心の永久氷土に
眠り続ける

そして
時折顔を覗かせては
僕の意識を
凍傷させる

誰も気付かない
自身も気付かないうちに
静かに病んでいく

 ....
ぼくはこどもの老人ホームみたいなところにいた

親と暮らせないこどもは

この世に多いような気もしていたし

周りがそんなふうな子ばかりだったから

そう思っていたのかも知れない

 ....
砂木さんのおすすめリスト(5632)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
親子と母さんに- サワメ自由詩610-9-25
猫のパヤオ- 海里自由詩210-9-24
私にもできるのかな。- ありす自由詩2*10-9-24
- 寒雪自由詩210-9-24
かに座12位- セガール ...自由詩1610-9-24
4首- 番田 短歌110-9-24
新宿の喫茶店で会えたなら- 番田 自由詩210-9-24
不況なのに特訓- 番田 自由詩110-9-24
胸の窓辺- 海里自由詩210-9-23
月の愛され- 吉岡ペペ ...自由詩510-9-23
あぐら- 錯春自由詩410-9-23
てきりいーじー- 花形新次自由詩5*10-9-23
ボクが夢で見た楕円またはその中の二つの点について- 豊島ケイ ...自由詩5*10-9-23
四十九日- 小川 葉自由詩510-9-23
ベッドの隣で起きてみる- 番田 自由詩1*10-9-23
クレープは包むものだ- N.K.自由詩19*10-9-23
青域- 海里自由詩3+*10-9-22
詩の中のかわず- 海里自由詩110-9-22
レモン色のチューリップが- 乾 加津 ...自由詩14*10-9-22
失業の街角- 番田 自由詩210-9-22
sweet_wedding_sweets(祝福の歌)- 渡 ひろ ...自由詩20*10-9-21
ひとのひ- 海里自由詩210-9-21
(__)- はるな自由詩110-9-21
佐野元春のTHE_CIRCLEを久しぶりに聞いてみたっ!- 番田 散文(批評 ...3*10-9-21
俺は弟- 番田 自由詩210-9-20
ネットの中のクークーたち- 海里自由詩1*10-9-20
雲母水母・きららくらげ- 海里自由詩310-9-20
初秋- はるな短歌210-9-20
冷凍トラウマ- うずら豆自由詩110-9-20
帰る場所- 吉岡ペペ ...自由詩1610-9-20

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