自分自身であることが
いつも 意味などないのなら
私はどこかに逃げだしたい
だけど 立ちつくした 私は
きっと この思いも 私の手には持っていない


これは 夢のどこかなのだろうか ....
ふるえに
ふるえに
こだまする
蜘蛛の巣のむこうの
景の断片
どこへでも どこへでも


句読点
華やかな
何も無さ
息つぎのまの
何も無さ


とど ....
ヘルスケアとヘルタスケルター似てると思う国
政治がない選挙屋ばかり 評論家が今日も斬る

平和のためゲンセンをカい 資源の眠る海
原理原則あとから決めて 先に予算組む

ダイジョーブ 根拠 ....
 胴体に日の丸をつけた飛行機が
 滑走路から飛び立ってゆくのを見送っていた
 まるでデジャヴュでもあるかのように

 ものを書き
 考えることをしてきた
 だのに、なにも残って ....
両端から両端へこぼれる
曲線や
歪み


音や温度
どこへでもゆく
手のひらの斜度


細いもの 丸いもの
煙のち羽
光のち水


絨毯の上の恐龍と
黒 ....
サクラを観ない年がこの歳になってやってくるとは思ってもみなかった。

確かにサクラは咲いている。が、サクラの中で酔うことなく、風景の一つとしてのサクラ花。淡いピンクの染みぽつり。ぽつりぽつりの悲し ....
階段の灯りをLED電球に交換した
ちょっと薄暗いけど

四万時間の寿命だという
居間から二階の寝室まで
三十秒あれば昇りきるとして
電卓をたたいてみた
五十年は切れることはなかった
ぼ ....
底ふかい
ながれる霧の
亡失のよあけに
サインのかげりがうかびあがると
ゑづは
狂いはじめ
つよくあしでまといの舌苔
怪訝と
したたりで
烏合を吐きだすつぶてに
そまる


 ....
自分も被災したのに
なぜ人にやさしくできるのだろう

お風呂屋さんは
入湯料を半額にしている
夕べは無料になっていた
だれかが十万円を寄付したからといっていた
なぜ被災者が被災者にやさし ....
私は物体だ
鋼鉄となった 私は
この体のない私自身を考えさせられた
でも ああ だけど 人間は嫌いだ


私はいる 夢見ながら
どこかであるそこで
私は生まれたのではない 一本であ ....
私の番が来て
何も用意しない言葉で
飾らない言葉で話す
体育館のステージは
私のワールドになっていく
子どもが泣いている
嗚咽が聞こえる
素直な痙攣が拡散して
好きな気持ちは
失って ....
水の子ども
鏡にしるしを
つける子ども
今日は 離れて


泡の手と手
ひともとの
すべてがすべてに
あきらかな夢


青と 次の色
半分の径
仕草 ....
何も持たない夕暮れに
二度書きの日の生き死にの
近すぎる礫と礫の声
何も持たない波と波


どこまでも
誰も居らず
どこまでも
羽と羽と羽


空洞の
明 ....
あれはもう 海などではありません
すべてを喪失させる 
漆黒の 巨きな悪魔の使い

瓦礫のやまの影に
行き場をうしない
銀鱗をわずかにみせる潮溜まり

確かにあのとき あたしは泳いでい ....
水に流れない塵が
水のなかから夜を見ている
水と 水ではないものの影
常の渦 常の渦


遅れる光
手になじみ
音の背の丘
曇と息は見つめあう


痛みの矢 ....
半分になった鋏が
        陽の光を浴びていた
半分になった鋏を
        誰がどう使うのか
半分になった鋏を
        見つめていたらそれはどうやら
 ....
寄り添うは虚ろだと知る夕べから髪と糸の鳥もとめる二人



とげが棘ひかりが光に刺さるのは鉛筆の森はらわたの森



音をただ携えて無の道をゆく冬を後ろにかたちなき ....
ことしもはるがきて
はながさいている

はなはたのまれて
さいたのではなく

はなになりたくて
さいたわけでもない

はなは
はなにしかできない
さくことで

せ ....
この世で楽しむ

それが生きている本質であることは

間違いなさそうだ

では

なにを楽しむ?

楽しむとはなにか?

この問い掛けに

ぼくらは日々打ちのめされている
 ....
長い鈍痛が
背中に続いていた
ダラダラ脂汗が
額にうかぶ
誰も、妻さえも気づかず
ただ一人
わたしは苦しんでいた
わけがわからない
きっと大病

ちょっと待てよ・・・
この痛み
 ....
誰もいないのなら
いつも扉の鍵をかけておけばいい
そして 疲れた
私は夢をそこで見ていた
いつも 何なのだろうと 考えながら


そこにまた 見えた
夢が一つ 辺りに散らばった
 ....
合浦の浜に藤を見に行くのが好きだって
ばあちゃん 僕にお菓子を買ってくれて
二人してバスに揺られて 行ったよね

桜も沢山な公園だけれど
その頃は いつも人が ごったがえしで
僕は ....
合浦の浜さ 藤ば見さ行ぐの好ぎだって
ばっちゃ わーさおがしば買ってけで
二人すてバスさ揺られで 行ったっきゃね

さぐらもてっぺな公園だっばって
そったどぎだば いづも人っこ ごだごだ ....
ふるら

ふるり

舞い落ちる
薄紅色の憂鬱に似たもの

らるら

るるり

鼻先で笑う
どちらの岸にも辿りつけないもの

うるら

うるり

降り注ぐ
乳白 ....
がれきのなかから
はっけんされた
テーブルのあし

そのしたから
しょうねんらしき
からだがひきだされていた

テーブルも
わたしもないた

はしらもかべも
れいぞ ....
私は部屋の中に何もなかった
人のいない景色を出て行った そうして
不確かな夢の中に落ちていった


何もない 絵の中を 誰かと 私は歩いていった
つまらないイメージを 夢の中で 書き進 ....
被災地を救援しにゆく

偉そうなことは言えない

ビジネスで行っているのだから

商店街やホテルでも

外国の援助隊の方々をたくさん見かける

夜が寒い

うたた寝なんかしたら風邪をひく

だからお酒 ....
この土日は良い天気でした。
でも風が強かったなあ。
ヘドロが乾いた粉塵がひどいので,風が強いとしんどいけども,ぽかぽかしているのは,外活動が苦痛でないという点だけでもとても嬉しい。
朝晩は ....
三十五人のオーボエ奏者が
空へ空へ落ちながら
午後に銀を描き足してゆく



夜と雨
夜にうずくまり
入口の光を聴く


側道に 崖に
蜘蛛の巣に
書かれ ....
眠りによりそう
咲きおくれた百合の白い想い
写真のなかにおさまったあなたは、
昔見せた笑顔のままで
私をみつめる


じゅうぶんに苦しんだのですから
もう休んでもよいのです
生き ....
砂木さんのおすすめリスト(5632)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ユー- 番田 自由詩211-4-27
降り来る言葉__LII- 木立 悟自由詩211-4-23
だいじョーブルース- 北大路京 ...自由詩14*11-4-22
終末論の週末にくるものは- 石川敬大自由詩15*11-4-20
夜に落ちる- 木立 悟自由詩211-4-18
忘れられない顔- ……とあ ...自由詩7*11-4-18
あどけない話- たま自由詩21*11-4-18
ゆめのゑづ_(幻肢の砦たち)- 乾 加津 ...自由詩14*11-4-18
ほのおを消して- 朧月自由詩211-4-18
君のいない部屋の中- 番田 自由詩211-4-17
離任式- 西日 茜自由詩611-4-17
ノート(ひとつ_こども)- 木立 悟自由詩811-4-15
降り来る言葉_LI- 木立 悟自由詩111-4-15
泥のなか- 月乃助自由詩9*11-4-10
降り来る言葉_L- 木立 悟自由詩411-4-10
ノート(48Y.4・5)- 木立 悟自由詩111-4-10
夜とむらさき- 木立 悟短歌211-4-10
生きる証- 小川 葉自由詩511-4-10
いのち- 吉岡ペペ ...自由詩311-4-10
泌尿器科かも- 花形新次自由詩3*11-4-10
ドリーマー- 番田 自由詩111-4-10
藤を見に_/_****年不明- 小野 一 ...自由詩6*11-4-9
藤ば見さ_/_****年不明- 小野 一 ...自由詩6*11-4-9
ふるら- nonya自由詩15*11-4-9
行方不明者- 小川 葉自由詩411-4-8
アパートの彼方に- 番田 自由詩311-4-5
オレも負けない- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-4-5
三週目の日記- 縞田みや ...散文(批評 ...1211-4-3
ひとつ_水彩- 木立 悟自由詩711-4-3
陽だまりに- 月乃助自由詩21*11-4-2

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