窓枠から遠く、鴉の発音から
鴉の翼が発生して
西の方角、地平線に降ってゆく
黒い花火があったとしたら
こんな風に
ゆっくり悲しいのだろう


この手の中の窓枠を忘れず
この手 ....
何かを残して
鎮まる波たち
無より冷たいうつろたち



灯りのない窓に映る灯りは
尽きることなく底なしに深く
目をそらすことができないでいる



黄色い紙に黒い線
 ....
アメンボが連れて来た
空の暑さ 夏の魔法
白い翼で 飛び立て!
憧れの空 目指して

今 私はこわいもの知らず
若い雲に勝負をいどもう!
ありふれた光景も
言葉にすると
ムズカシイ
大好きな気持ちも
言葉にすると
ハズカシイ

上手になんて
言えないけれど
心はいつでも
ここにある
どろりとした血のカタマリが
ゆっくりゆっくり股間から滲むので
早く全部出ちゃえばいいのにと思う

そうしたら生理なんて一日で終っちゃうのに

トイレでじーっと次のカタマリが出るのを
待っ ....
あうぅぅ...ぅ

最近 ついてないなぁ..

あーぁ..

なんで 

みんなに いやな顔されちゃうんだろう..


こんな詰まんないこと 書くのいやだなぁ..


だか ....
身体を懸け
窓硝子が投じくる色彩鈍角と
眼球につきものの悲痛鋭角との
区別が付かず
ずきん、瞑りました
それでなおさら
難解な幾何学を閉じ込めてしまった眼を
白く、拭き取 ....
肩は既にはばたいていた
鎖骨から胸へと流れる羽を
抱き寄せようとする腕もまた羽だった
耳も髪も眉も目じりも
風にそよぎはじめていた
咲きつづけるからだをひらき
子はひとり川辺に立 ....
見上げると
空は昼寝をしていて
そのすきに
雲は氷になっていた

このごろは
どうにも喉がかわくんだよ、
と手を伸ばしても


涼しいかたまりが
つるんと通りすぎて
ぼくはま ....
声と匂いに光を知る
曇は震えに飾られる
遠い遠い緑の音
髪に隠れた迷い子の背



水に映る木々の声
乱す足で雨を歩む
左目の下
気泡の翼



水の重みに
 ....
壁、壁、壁、の、コンクリート、の
暗澹へ、暗澹へ、暗澹へ
投身する風の、その跡形を独占する為
すぐさま雨が投身する
同時に見えるも僅差のあるそれらの自決を
私は、右目と左目で悼む ....
君はただひたすらに自動券売機をつくっている
外、春はとっくに酸化してしまった
困るね、こんな雨の日は
花壇に水をあげることもできない
僕の手の中で冷たくなっている冷蔵庫
その扉を開け ....
あおいそらは
うかぶ
くもに
ひつじのように
つつんでください、と
おねがいすると

そのすきに
ゆうぐれと
ほそく
しろい
つきに
おねだりして
もらった
あまい ....
眺めている人を
僕を
その眺めている人を
さらに眺めている人を
どこか遠くで見つけることが出来たなら

僕を眺める人が僕を
眺めているその姿が
どんなふうに見えるかを
聞いてみたいな ....
僕は君となら

地の果てまで行ってもいいよ

海の彼方まで行ってもいいよ

だけど

君と僕だけでは生きてはいけない

砂漠で骨になるか

海に浮かぶかもしれない



 ....
僕の部屋の窓ガラスが

強い風で音を立てる

今にも割れそうだよ

嗚咽か慟哭のようだ

僕の心の傷跡にしみる

僕も君も

そんなふうに泣いたね

君が僕を好きだと言って ....
心の中の本棚に
私小説が増えてゆく
主人公は
いつも不器用で
哀しいほど
いつもみっともない

誰が読んでくれるでもなく
ただ 
収められてゆく
落胆のため息とともに

それは ....
どうしようもなく空に向かい
わたしは
影を失くす



足の下を踏みしめ
家々をすぎ
すべてに接する崖へと至る



見えない花のわたしは
ひとつの大陸でできた楽器 ....
少しうつろに離されている
夜はいつも目の前を往く
あらゆる段差に驚かぬよう
強く強く歯をくいしばる



割れては集まる動きのなかで
曇は水に近づいてゆく
昨日消えたした ....
ドレスを着た小さな子が
ドアをあけようとして固まっていた
思っていたより重かったので
半開きのままふんばっていた


うし!うし!うし!
うし!うし!うし!


すり足でず ....
むいしきの
おとが
きしむ

はんせい
はんせい
きょうも
はんせいって

あっちで
すべったって
こっちで
ころんだって

だめだめ
だめだよって

じぶんに
 ....
ただ純粋に

お互いの心を言葉で繋ぎ止めていたであろうあの頃

少なくとも世界は君の形をしていた



君はいつか

いつかたくさんの言葉達を空気中に散乱させ

こぼした涙がそ ....
 
 知らない街で
 洗濯物が揺れている
 風に洗われて
 青空を映しながら


 知らない道に
 鳥の羽根が落ちている
 素通りなど出来なかった
「これは大空の破片なのだ」と
 ....
パンダ部の先輩は
いばってる
パンダ部にいる人は
出世が早いという噂
コアラ部の部長は
いつも深刻な顔してるけど
その割に
取り越し苦労が多い
ゾウ部の女性社員は
いつも大量の書類を ....
梳き櫛の息の根をわたし止めて
泣く姿、の、無音部分
を拭った指、の
薄命部分、月に透かせば
血潮は青ざめるばかりで
発光もせず


黒髪、の
窒息密度で、黙ったままの ....
首が痛いんだ
そんなこと言えないんだけど

首が痛いんだ
こんなに吐息を感じるけど

君が気に入ってるならそれでいい
君に気に入られるならそれがいい

でも
首が痛いんだ

「 ....
お前にね

居留守を使われたことはショックだったぜ

俺がお前にあげた物も

そろいでかったストラップも

一緒にとった写真も

処分したのか

お前の心の中の俺は

そう ....
ねぇ あんた寂しい人だね

テレビもつけないで

CDも聴かないで

ただ ぼんやり

煙草をふかしながら

扇風機の音を聴いてんのか

俺と同じ

俺と同じだぜ
窓から世界が見えすぎるので
何度も何度も触れつづけては
指とガラスをたしかめていた
消えた素顔をたしかめていた



描かれた線に雨は重なり
音だけを残して見えなくなった
 ....
目の奥にまぎれこんだ
木のかけらを見つけては
通りすがりの墓場に撒いた
月蝕との対話
目の奥のジャズ



つながらない影
土と鉄線
音は雪に
音は虫に
光はバップ
 ....
砂木さんのおすすめリスト(5632)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鴉火- A道化自由詩804-6-24
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いざ!- 春日野佐 ...自由詩304-6-23
心はいつでも- 春日野佐 ...自由詩404-6-23
産卵- チアーヌ自由詩504-6-23
なら、書かなきゃいいんだけど..- 蒼木りん未詩・独白1*04-6-23
幾何学夏模様- A道化自由詩404-6-23
鉄と羽- 木立 悟自由詩404-6-23
キヲク- 望月 ゆ ...自由詩6*04-6-22
ノート(白雨)- 木立 悟自由詩204-6-22
風雨心中- A道化自由詩404-6-22
ホームセンター- たもつ自由詩1204-6-22
そら_の_アフタヌーンティ- 玉兎自由詩2*04-6-22
眺めている- 霜天自由詩204-6-21
★92_カタスミデ…- 貴水 水 ...自由詩9*04-6-21
★91_ボクトキミノキズ- 貴水 水 ...自由詩7*04-6-21
本棚- さち自由詩16*04-6-21
ノート(器)- 木立 悟自由詩704-6-21
ノート(白路)- 木立 悟自由詩204-6-20
ノート(うし)- 木立 悟未詩・独白204-6-19
むいしき_の_おと- 玉兎自由詩4*04-6-19
逆さの海_そして_置き去り- かど自由詩304-6-19
知らない街_(2003.7.18)- 和泉 輪自由詩2304-6-19
カバ部の彼氏- チアーヌ自由詩1304-6-19
黒虫- A道化自由詩604-6-19
くっつきすぎ- 谷川美嶺自由詩304-6-19
☆146_イルス- 貴水 水 ...自由詩4*04-6-19
☆145_ネェ_アンタ- 貴水 水 ...自由詩4*04-6-19
ノート(白窓)- 木立 悟自由詩804-6-18
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