欲望にはかなわずに
まあその辺は
勘弁していただいて
いくつかの
間違いもございましたが
おかげさまで
今こうして
なんにもない、に
なりました
とで ....
ラブとラブのあいだに愛がある
なんだかそんな気がしてね
久しぶりに歩いてみた渋谷の街は
良い意味での乱雑さを失いつつあるようで
道玄坂下から円山町
色褪せたラブホの佇まいは老娼の厚化粧に ....
また変な文書
投稿しちゃいます
活字メディアへの投稿検討してた
僕なりの
自信作です
でも
やっぱ無理なんだろうなって
そんな判断で
それをこっちに投稿しちゃうっての ....
恋の終わりは
キリバナ
キリバナ
死んでいるのか
いないのか
ガラスコップの
一輪挿しが
あっけらかんと
咲くように
私は
あなたを失って
冷たい夏を咲いている
も ....
記憶の引き出しを一つずつ弄り
気持ちに相応しい言葉を探した
見つからない訳でもないけれど
何もかも青臭くってたまらない
やれタイミングだとか気分とか
いつも誤魔化されてばかりいて
小洒 ....
水面は乱反射して
様々な絵を描く
現れては消え
現れては消え
複雑な世界が
泡沫であることを
教えてくれる
僕は光の悪戯で
ここにいるのかと思う
そう
次の瞬間には ....
夜のなかの 鳥と楽譜
路地の壁に またたく音
ひとつとふたつを
くりかえす白
氷のはざまが
碧で居る
あともどりできない
くちづけをする
かさぶ ....
たった一つでも
感情を込める事が出来るなら
嘯いた無意味な言の葉に
深さも重さも与えられるのに
明朝に目覚めるまでの数時間
向き合った壁の高さに目を背け
僅かながらの自由を数え
....
わたしの言葉のスケッチの竜巻の
なかに見覚えのない名前があった
「 西 嶋 ....
窓ガラスに
幼い指紋がついていた
指紋をめくると
それは昔の日記帳だった
歩道橋で終わっていた
日記の続きを書くために
歩道橋を最後まで渡り
階段を下りた
まだ小学生で
....
尖った耳の荒地から
顧みられぬ広場まで
青と灰と青と灰
敷きつめられては動いている
手から手へ
骨から骨へ
やわらかく淡い月齢をひらき
ふたたびみたび閉じてゆ ....
冷蔵庫でひやしておいた
いちごのあまくつめたいおいしさ
でも、あのひとにはもう
食べさせてあげられない
。。。。。。。。。わたしは今日も
生きのびているというのに
未来をかすめる
ひとく ....
街でいつまでも 電車の中で
何も思わない 自分の体のどこもなくして
私は派手な言葉を使って 今日も働きに行くのだろうと 私が
思った 中に流れていく
青い空の飛行機を 飛行機の横切 ....
92年型フォードに乗って
いつか君を迎えに行きたい
92年型フォードに乗って
君をどこかへ連れて行きたい
そうやって口説き落とした女のもとに
92年型フォード・スペクトロンで乗り付けたら
....
いつも何もしていない
何かができたならと ただ部屋の
暗闇としての見ている
何かを
それらがあるというわけではないが
手の中なのだろうとぼんやりと
中の
手がかりに
何を見 ....
ここはぼくのいる場所じゃない
だから余計真剣に事に当たる
じぶんの何かは分からないけれど
その何かをひきちぎるようにして
しぼりだすようにして事に当たる
そうやって最初っから存在して ....
除隊
のどかな春の空の下
今は嘘のように静かな此処ら
気紛れな線を描いて
一対の蝶々が
じゃれ合うように飛んでいる
「お前さん達は何処に隠れていたの?」
誰一人助からなかったこの場 ....
サイズを合わせろと木端にダメだしされて
身体中の関節を外してコンパクトに納めたけれど
これ以上小さくなれないんだよ
もうそれじゃ
何がしたいんだかわからなくなっちゃうんだよ
掴むものに ....
うすむらさきの川に指をひたしたまま
舟が帰らぬことを願っていました
あなたは何故そんな
紙の花のようなことを言うのか
とうの昔に終わっていたのに
今がはじ ....
ほんとうは
レンジであたためなんてとんでもない
だーくな箱の中にとじこめて
ボタンを何回かピッピピッピ押して
なにかされるんです
ひきつって声も出ないたぶん食べものが狂い死んで
あたためら ....
満ちては落ちる
満ちては落ちる
何も何も
示さぬいかずち
此処ではない
何処でもない
歩き歩く
踏めるものをゆく
蝶の寄り付かない花々を
蜘蛛を殺 ....
みんな、この瞬間を待っていたんだよね
アナウンスに促され彼がリンクへ登場すれば
黄色い歓声とともにスタンドのあちこちでロシア国旗が打ち振られ
う〜む、ここって日本だよね
高田馬場で ....
『アルマジロの歌』
ケダモノでいるのがヤになって
鎧を脱ぎ捨てたアルマジロ
その背に無数の矢を突き立てて
ヤツはのそのそと歩く
痛みは戻った
....
『明日へ』
ポケットの中にひとつだけ残った
飴玉のような恋心
空っぽの心にアルコールを入れて
ただひとり月灯りの街を行く
失ったもの
まだ持ってるもの
....
水に噛まれ
午後に噛まれ
音は深く
さらに深く
首輪をちぎり
血の手形をまとい
空へ空へ持ち上がる径
棄てられた営みのかたわらをゆく
冬へ降る冬
....
まだ読んでるライト・ヴァース関係。
とはいえ、ライト・ヴァース関係の本は前回読んだ二冊しかないので、アメリカの詩ってことで検索・予約しまして、色々借りてきました。
『アメリカ詩の世界 成立から ....
ひとしきり 遊んだあとに娘は
本へ目を落としていた私に 突然
これ はこ?と聞く。
本の入っていた段ボールの空き箱を指さして
ロシア・フォルマリズムから日本の
8月の自宅の居間へと ....
せめて はいさぎよい
悔いにのみこまれてもその上に震えたつ
涙もかれた花のいろをしている
せめて はもとめない
とうめいになったからだで小さなものたちを拾う
どんなにこぼれても心のあ ....
進むべき道を
間違えてはならないのはわかっています
やりたいことがあります
自分のやりたいことをするために行く学校の実力と
自分の実力が大きくかけ離れているのも知っています
....
ゆうるりとただゆうるりとそそがれる刃から青とどろく夕べ
五の橋も四の橋もまた傾きぬ異なる生の軋みあう街
壁ひとつ扉のひとつも越えられぬこ ....
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