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幸せを手にとって
にへらにへらと眺めるような
そんな{ルビ詩=うた}が描きたい。

弟の様に優しい言葉で
切ない恋の詩をそっと
花束でも添えるように。

もう少し覗いて見ようよ
楽し ....
少女の
黒い髪に
よく似合う白さ
細い指に
切り揃えられた爪
あれは三日月の晩
まだ七つ、八つの頃
少女の
透明な瞳の中に
飼われた金魚
昨日の晩は
綺麗な橙をなびかせて
少女 ....
くすんだ空の下にいます
世界は町を隔てて
遠くの街に行く事を嫌がっているよう


聴こえたのです

いつかの日に
震える指で奏でられた
ベーゼンドルファーのピアノ


とっぷり ....
      ・・・・・雨が降る。。。。。



              頬をつたって


         雨が降る・・・・・・・・・・・・・。。。。。。。。。。。。。。


 ....
青い青いテニスコートの結び目が
ほどける

1セット
2セット
3セット

スパン・・・                スパン・・・
と空気を切る音

その断面はゼリーのようにゆる ....
水のあぶくが上り
木々の青が落ち着かせる
空気が美味しい
虫たちの声

わだちの上を自転車で
走る。
輪投げの中に玉を
落とす。

カトマンズはどこの首都!
ネパールでしょう。
 ....
「すいません、歯を治療していただきたいのですが。」
「初診ですね。顔をお見せください。はいよろしいですよ。ではそちらで待っててください。」

歯科医の待合室は美女ばかりだった。
その中に ....
あの子は、青い、羽を千切って

あの子は、青い、羽を千切って

麦をたくさん食べて

メリーゴーランドの速度で

几帳面な生活

キチガイな笛吹きに

さらわれてしまっても
 ....
愛しきものに残された
僅かな時間が
手出しを許さず
無表情に過ぎて行く

死の匂いのする
冷ややかな居心地に耐えかねて
虚ろに庭先ばかりを見ている

こんな哀しい歯痒さのなかで
無 ....
今朝のおまえの目が
あんまり緑だから
どうしたって聞くと
やっぱり風邪だ

普段体調がいい時は
緑に茶色が散っている
水の底に見たブナ林のような
おまえの目

それが濃い緑に張 ....
南にむかって
角をひとつ 曲る
てのひらに 
陽の照るように
ゆっくり

あなたのほほからたちのぼる
あたたかなあめの 午後は
甘くて
空をむかえる地べたのように
五つのゆびを ....
真夏日、沿岸部には波浪注意報が発令され
世界中の溝口さんが落下していた
親戚の少女は大きな中華鍋を持って
兄と一緒に家を出て行く
重い、と言うと兄は悲しそうに首を振った
牛の死体を引 ....
僕は朝日を待ちながら夢をみている

一分一秒でまるきり姿をかえてしまう明け方の空

煙草に火をつけると煙が雲に吸い込まれていくようだ


僕は歩きながら思い出している

くっ ....
ぼくは詩を書きたい

小さな始まりはやがて
大きな成果へと結びつく

今日もまた

朝の散歩をしていると
貝の化石に出会いました

海が遠いこの地は
その昔
遠く浅い海だった
 ....
太陽が傾いであんな所へ落つこちようとしてゐる。
鞄の中にカメラを六機忍ばせて。

愛しき貴方の掌には浮き上がるポラロイド写真。

写真を振つてはゐけないよ。
現実が掻き混ぜるスウプ ....
僕はその日ひたすら歩くことにした
僕はその日違う人生に挑むことにした

いつも目に入るのは
たくさんの人と一緒に見る
何もかもがまざり合った
灰色のもの

でも今日は違った
緑と時間 ....
わたしは感じてしまう
小綺麗に片付けられた部屋の
飾り棚の上で
あなたは仲間達と腕を組み
屈託の無い笑顔をこちらへ向けて
壁際に吊るしたドライスーツからは
泡立つ潮騒の音色がする
そんな ....
河の幹に 歌い
背中の流れ さすりみつめる

土 深く 埋められた
逃げられなかった あどけない微笑み

風の内にだけ目覚め
歩く事はない けれど

しきりが生まれる 
名前を 思 ....
酸化鉄の黒で
綺麗に染まっている部屋の片隅
赤黒い肉塊を抱いて
愛していると一人呟いた

僕の人差し指をそっと
温もりの失われた君の唇に触れて
君の人差し指をそっと
僕の唇にあててサイ ....
ふとした瞬間に
高く昇り過ぎた月に右手が重なり
青白く汚れて見えた

誰かを待っている
でもそれは僕じゃない

綿密な時間のこぶ
質量のないものへ憧れながら
君はもう消えてなくなった ....
駅前の喫茶店の看板は雨で濡れている
メニューは珈琲しか置いていない
と、出て行く人は呟き
豪雨の中を足早に過ぎ去る

鋭い革靴の音
刺す様な雨音

日曜日の夜は速達で届く憂鬱
黒いダ ....
いつも寄り道せずまっすぐ帰るあなたが
今日、突然に、隣駅で降りたのはなぜ?
缶コーヒー1杯分の小銭も節約するほどのあなたが
急に、ここでブレンドを頼んでいるのはなぜ?

いつも我慢強くあの人 ....
ぼくは詩を書きたい

人は知らず知らずのうちに
小さな宝物を多く抱えこむ

今日もまた

朝の散歩をしていると
野に咲く花に出会いました

心の中でその花を抱え
純白な心に赤が染 ....
花は咲かず
風は吹かず
空は暗やみ
ぼくはひとり

いやひとりではなく
ぼくの夢を行き来し
ぼくを翻弄するシャドウたちの
愛すべき
憎たらしい口づけ

ぼくの前に道はなく
ぼく ....
知らない雨が通り過ぎて
心音だけが聞こえる部屋に
やっぱり私は取り残されている、のかもしれない

何かが去って
その声が聞こえて
足音が混ざり合って
雨の
ぱたんぱたんと
庭に置き去 ....
{引用=
傾いたトタン屋根
 乗り捨てた自転車
 伸び茂った雑草
 線路端
 フェンスの向こう
 風に揺れてる

「扉が閉まります」

 目を伏せる
 それは ....
          寒冷にじっと耐えていた
             庭の裸木たちだが 
   その梢にはもうみどりの点灯がひそかに
                  そして
        ....
とどかなかった、星の下
遠雷の近づいてくる夕べ
雲がますます色をなくし
このからだの重さに形をなくし
響くのは指先の細くなぞる唇の遠い約束
の紅さ
ずっと忘れずにいたのは
鮮やかに流れて ....
自分勝手な魂を持って
波打ち際を歩きます

自分勝手な魂に
潮風が沁みてゆきます

自分勝手な魂は
都会が怖くて逃げ出しまして

自分勝手な魂に
希望は遠く彼方にしかないように思え ....
君の匂いのする部屋に
20歳になったら出かけよう
ぼろぼろの歯で笑う
君の口が好きなんだ
溜息のように呟いて
彼方の山火事を見た
石瀬琳々さんの自由詩おすすめリスト(3659)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
幸せを手にとって- プル式自由詩6*06-6-28
月夜に溶ける、- 夕凪ここ ...自由詩7*06-6-28
ベーゼンドルファー- 藤原有絵自由詩4*06-6-28
・・・雨。。。- シュガー ...自由詩3*06-6-27
テニスコート- ふるる自由詩11*06-6-27
仏様- ペポパン ...自由詩8*06-6-27
歯科麻酔- 壺内モモ ...自由詩6*06-6-27
キラキラ星- 雨虎自由詩206-6-26
青い実落ちた- 銀猫自由詩13*06-6-26
目を閉じて- 水在らあ ...自由詩24*06-6-26
夕餉- はな 自由詩1506-6-26
詩禁止令第三条- たもつ自由詩9*06-6-26
ある一日- 436自由詩1*06-6-26
ぽえむ君−隆起−- ぽえむ君自由詩7*06-6-26
消失日和- 朽木 裕自由詩4*06-6-26
- 自由詩5*06-6-26
Star_Ship- 恋月 ぴ ...自由詩30*06-6-26
つぶやき_もどる- 砂木自由詩5*06-6-26
赤かった- 完食自由詩206-6-25
午前二時のベランダ- シャーロ ...自由詩206-6-25
梅雨はまだ明けない- 海月自由詩2*06-6-25
珈琲の店- うめバア自由詩606-6-25
ぽえむ君−宝物−- ぽえむ君自由詩9*06-6-25
- シホ自由詩106-6-25
閉じゆく景色へのプロローグ- 霜天自由詩606-6-25
途中下車- yaka自由詩5*06-6-24
早春譜- 信天翁自由詩106-6-24
雷鳴の個人- こしごえ自由詩20*06-6-24
自分勝手な魂- 水在らあ ...自由詩16*06-6-23
火事- シャーロ ...自由詩306-6-23

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