ぽえむ君−宝物−
ぽえむ君
ぼくは詩を書きたい
人は知らず知らずのうちに
小さな宝物を多く抱えこむ
今日もまた
朝の散歩をしていると
野に咲く花に出会いました
心の中でその花を抱え
純白な心に赤が染まる
フルートを吹く少女に
心の中でその音を抱え
染められた心に金色を奏でる
見上げた涼しげな大空に
心の中で希望を抱え
その心に青が流れ
朝露を背負った生い茂る若草に
さらに緑が香る
宝物はまだまだ続き
散歩の帰路の判断がおぼつかない
明日もまた
語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい
自由詩
ぽえむ君−宝物−
Copyright
ぽえむ君
2006-06-25 12:48:29