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窓際 春のはじめの陽に
鉢植えの花が咲いてゆく
緑の葉が孔雀のようだ
朝と昼と夜が流れている

その少し離れた台所の隅に
チューリップの造花がある
流し台のガスコンロの近く
ひそりと赤 ....
おでかけじゃないさ
ココの 塩ぬるい空き海に 

連れて来た手に
ちゅー返り
波にサスラワレタ

ひとつ
瓶が 

帰れないで いるはずで

沈みな ....
はずされてからは 机に
並んだままのコルク

昔いた場所には
白と黄色の花が
さし込まれている

細い緑の茎から
吸上げる水は
今は 無関係な液

祝うために届けられた
紅い液 ....
草のしないだ後が 私の靴後
手の中にある と思うものだけ
鍵だから いつまでも開かない

ふさぐ風だけ 私を知ってる
つぶれない 心の輪 とじない宇宙

弾く ひくく
触れさせ ....
 


こいし こいしや 月夜の晩に
うらみ うらみの 月夜の晩に

お膝に抱かれた やさしい夢に
お膝に眠った いつかの 夢に

ほうら ほらほら 還りの朝が
ほうら ほらほら  ....
河の幹に 歌い
背中の流れ さすりみつめる

土 深く 埋められた
逃げられなかった あどけない微笑み

風の内にだけ目覚め
歩く事はない けれど

しきりが生まれる 
名前を 思 ....
からみついて
はなれ ない

わたし の

あし を
て を

はな して

そら を みつめる
あ な た

きえない ゆめ

す てられ ない

きら ....
包まれてたキャラメルが
ほそりと ついた雨に溶け

羽をぬらさず 輪を作る
水溜りの 空しか知らない
日暮に

欠けていく暖かな日溜りでも
分け入る 胸に くきりとついたなら
 ....
石瀬琳々さんの砂木さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花人形と陽- 砂木自由詩15*08-3-23
コルクの海- 砂木自由詩15*06-11-9
花瓶とコルク- 砂木自由詩11*06-10-29
星雲巡航- 砂木自由詩16*06-9-10
なごりうた- 砂木未詩・独白7*06-6-28
つぶやき_もどる- 砂木自由詩5*06-6-26
つた(03_05_28作)- 砂木自由詩8*06-6-16
ゆうらん- 砂木自由詩12*06-6-5

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