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空をあつめて
泣いてみたいとおもいます

たったひとりで
その
重みに
耐えかねて
幸と不幸の中間あたりを
泣いてみたいと
おもいます


海は
寡黙です

わた ....
 
 
夏の正午に駅が沈む
誰かが思い出さなければ
なくなってしまうかのように

向日葵が咲く、その近くで
若い駅員が打ち水をしている
息づかいは聞こえなくても
肩を見れば呼吸をして ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=235166 ぼくはずっと眠っていた
家並みの混んだ路地の奥
細い電線が空に絡まる保育園の
二階のしわくちゃな布団の上で まんまるに

ぼくの夢の上を白茶けた紙飛行機と
たくさんの紙の砲弾が行き来した
 ....
{引用=もし、もしいつか自分が子供を持つことになるのであれば
まずはじめに、土を踏ませてやりたい}

親鳥のもとを離れ旋回する羽は
ふわりふわりと人の波に襲われ
海は、海はまだかと
空は、 ....
あした、そう明日。明後日が通り過ぎても、きっと、ちょうどいいぐらいの朝だったとして、どこかにわたしはいる、と思う、 


そうして、ころあいをみて、きっと、遠くにある透明な、街、、、を眺 ....
堅く編まれたお下げの編み目
その幾条の行方を見澄ます幼いぼくの肩越しに
さびしいぼくをくすりと笑う
ぼくと誰某と

そうか
こんなにもはやく陽は動いて
窓の下に深い沼をつくっていくんだ
 ....
海の稜線が光ると僕は
それがある種類の
誘導光だと
感じる
あの光が誘導する物事は
とても難しいのだけれども
僕たちの大事な部分と結合している

そんな時間とはまた
違う別の時間に
 ....
恥ずかしい生命
僕はこれから全ての季節を殺しに行く
ようやく開いた花弁を
飛び交う鳥の嘴や羽根を
丁寧に剥ぎ時には乱暴に毟り取る
地面を這う影を燃やし
壁に貼られたポスターを破り
 ....
1 ピアノ

誰もいない地平で
黒いこども達が踊っている
輪になって
誰もいない地平で
黒いこども達が歌っている
よその国の歌を

どこに置き忘れたのか ....
さびしさは針金のように折れ曲がり息を低くひそめていた、キーボードを叩いてもaやoの母音は狂っているから、わたしたちは正しく夜を装飾できない、室内灯ひとつで照らしだせる安心の内側でねむってい .... パステルブルーのまあるいボールが目の前を
ぼんっ
と跳ねてった

あなたが待っているのがボールの向こうに見えたけれど
私はボールを追いかけた
追いかけた

ぼんぼんボールは跳ねていく
 ....
空き箱に
飛び火した


それだけなんだ




夜は細く折れ曲がり
ランプシェードのなかにいるみたい


薄い毛布をぐるぐる巻いて
音のないラジオを聴いている ....
首のつけね
吸い込んだ
くうきに
想像する
わたしは
かすみのかかった記憶に
繋げたがってる
かみさま
、あなたの
なまえをくちに含むのは
あんがいにも
たやすいこと
なの、か ....
瞳の中に鳥が住む
求める実をみつけると、鳥は飛び立つ
こんな光の白い日には
たくさんの鳥が飛ぶだろう


鳥はよびよせられない
そのくせ、いつか瞳の中に入りこむ
眠っているときにでも、 ....
まだ青いまま
棚引いているとしても
摘みとられたのなら
夜が明けたのだろう

五月の砂浜より
六月の遠浅がなお白いのは
太陽にうち砕かれた
おまえの白骨が
どの砂漠よりも速く
流れ ....
部屋に雪が積り、川が流れている。真っ白な部屋で僕は一人、翼をもいだ。
君の背中に僕の、羽根を付け足して、人差し指で星を描いた。
人魚姫の石化した歌。ぼくらはきっと、石に戻れる。
空から石が降って ....
星が流れる夜明け前
二人は無口になって
遥かな水平線みつめてた
流星尾を引いて空を行く
永遠を信じてここまで来たけれど
夜明けのファンタジア
教えておくれ
二人の夜はいつ明ける

海 ....
夜空に浮かんでいた月は一つだけだった
私はあの人の横顔を思い出しながら帰り道を歩いていて
いったいどれだけの奇跡を重れば
こうしてあの月を眺めることが出来るのだろうと考えていた

世界中どこ ....
世界に風が吹いて
あなたが生まれた1日が
どこか知らないところへ運ばれてゆく
水没したカレンダー
燃やされた泣き声


どこを見渡しても
見たことのないような景色ばかりだった


 ....
風が
静かになりました
背骨が曲がったまま
切り取られそうな
刃物を持った風が
止みました


世界では
他愛ないことですが
いまのうちに
背筋を伸ばして、
伸ばして
僕のこ ....


僕はあなたに
亡霊であり
生ものであり
影であり
車であり
スプーンであり
無垢の造型であることを
求める

あなたにここにいてほしい

日々
僕は
あなたになっ ....
彼らはそれをしらない
しかし
彼らは それを する

わたしたちは
夏が好きです。
海の色が一番美しくはえる夏が
好きです。
太陽の光の中に
海辺の砂の輝く夏が好きです。

そし ....
  冬の夜道に
  息を殺して
  息づく
  痩せた空気
  その感触は覚えている
  街灯は僕の
  視界のずっと先で途切れ
  でもそこからも
  きっと続いている
  ....
おどけたピエロ
みんなに笑われても
おどけたピエロ
踊り続けるだけ

おいらは嫌われ者の道化役
いつも誰かの尻拭い
おもしろおかしく踊って見せて
愚か者の拍手を得るのさ

おどけた ....
書いている
生きている
死んでいる
機械が、わたしと同じように、きみ

かたわらで、きみと
同じように、わたしの
かたわらで、鸚鵡返しする
彼方の、
きみの、彼方の、きみ
の ....
フレデリカ、日々は
青い円筒のかたちをしている
耳栓をきつくしめて
きみのための水泳をつづける





硬質なつめたい水面にはじかれるのはよわいこころだ、よわいこころだときみが ....
かすかに皮膚が振動していた
配線のくるったモーターが
きみのなかに棲んでいた
やさしいおとだ


ぼくたちのつながりは
こわれてしまいそうになる
緑や青のコードを
指でもてあ ....
テイブルの下に
ひきっぱなしの布団
みかん転がり落ちてるよ
段ボールから猫

なんもないのはわかってるんだ
ポンコツ話も聞き飽きただろ
こっちもうんざりしてるから
冷蔵庫にはたまご ....
地平線がかぎざぎに囲われた東京を
中央線のガラス窓からのぞいて
ビルたちの壁面は薄黄緑に光る
水の色をしたいろんな影が長くのびて
フラットな装置のように空が広がる
鳥の群れがばらまかれ
ペ ....
石瀬琳々さんの自由詩おすすめリスト(3659)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空をあつめて- 千波 一 ...自由詩11*10-2-25
秘密- たもつ自由詩910-2-21
夕陽の国、空の少しだけこちら側- 小池房枝自由詩610-2-20
ぼくは眠っていた- オイタル自由詩10*10-2-20
本当のことを知りたい- 瑠王自由詩12*10-2-18
ストロボライト- ハツ自由詩2+10-2-17
堅く編まれたお下げの編み目- オイタル自由詩3*10-2-14
温度- 真島正人自由詩6*10-2-9
無題- 手乗川文 ...自由詩9*10-2-8
音楽- 手乗川文 ...自由詩13*10-2-8
ドライ、ドライ、ドライ- ねことら自由詩610-2-6
- なき自由詩5*10-1-28
ランプシェードの夜に- ねことら自由詩210-1-24
アスタリスク- 自由詩2*10-1-22
- kawa自由詩510-1-14
_- 石黒自由詩310-1-13
#バースデイ- 岡崎師自由詩310-1-10
夜明けのファンタジア- 未有花自由詩14*10-1-5
ひとつのソネット- あらら自由詩110-1-3
呼吸、暮れる朝- 自由詩3*10-1-1
- 銀猫自由詩11*09-12-28
あなたにここにいてほしい- 真島正人自由詩6*09-12-23
彼らはそれを知らない- 草野大悟自由詩6*09-12-18
即興09/12/18- 草野春心自由詩4*09-12-18
ピエロ- 未有花自由詩12*09-12-17
_- こもん自由詩409-11-29
だいすきなフレデリカ- ねことら自由詩909-11-26
しずかなモーターは順回転で幸福をはこぶ- ねことら自由詩209-11-23
段ボールから猫- ゆうと自由詩11*09-11-23
東京- モリマサ ...自由詩14*09-11-18

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