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灰色の街角に
僕の影がしゃがんでる
地上は白く淡い小雨の日

千は海
幾百の涙を統べる
千は{ルビ宙=そら}
幾百の夢を{ルビ抱=いだ}く

過去は彼方へ飛び去って
常に今はまっさ ....
こんなに苦しいのは
人間が氷のように
あとかたもなく
消えることができないから

こんなに悲しいのは
人間が泡のように
ある時パチンと
消えることができないから
たおれるって 
あきらめることでは なくて
おきあがれない こと

かよわなくなった こころ
暗く 憎しみばかりつのる時

灯は しずかに 病みを照らして

今は 夜
ただ ....
ここにあるものを
遠いことのように
海辺にはひとりで
いつも見る夢に
ひれ伏すようにして
倒れる
砂の積もっていく音
どこかから落とされる音

仰向けに空
口を開ければ世界が
飛 ....
何千という群れを養う
豊かな牧草地の中で
音楽は再生した
静かに呼吸しなければ
その音に紛れてしまう
星の明滅よりも微かに
息をひそめて


やがて高音部が聞こえてくる
そして低音 ....
あたしの町のあたしの川の向こうにはあたしだけの工場が在る。
其処は終日稼働式で、何時でも好きな時に好きなだけ眺める事が出来る。
くすんだ灰色の煙突は大した高さでも無いのに
チ  カ  チ   ....
舐めて治す
生で食べる
裸だ
生殖のために交尾する
こどもを育てる
親の顔は知らない
生きるために殺す
悩まない
日陰で眠る
よぞらをひとさじ すくってくちへ


したにとどいたそのあじは

 実に甘美でほろ苦く

獏なるほうへと私を誘う


ゆだねてしまへと

 迫にささやく

こえの主はいずこ ....
明け方の薄い空の下で
やわらかく湿った地面の上で
何か、いいものを見つけましたか

たとえばきれいな色の小石
たとえばいい匂いのする野草
星屑のなめらかさ、夢で出会っただれか

その眼 ....
かなしみもしあわせも似たようなもんだ
こころって難しいもんだ

バイトの連絡がはいった
面倒だけどはいといわなきゃならない
ミニスカートも好きじゃない
それでも渡されたら足を通すしかない
 ....
景色に向き合って
言葉に託して 文字に興して 整理整頓
アルバムのページがまた一枚 綴られていく
たった一つしかない煌めき

めぐる めぐる かぜ めぐる
       影灯籠に映る少年の ....
その花は
涙をあつめた
毬のようで

降りつづく
雨の重さに
身を委ねて

香りもせず
散りもせず
ただうつむき

けれど私は
その毬から零れた
微かなうたごえを
た ....
「これ、ウン十万もするんだよ」と言いながら
弾いている塗装の剥がれたテレキャスの価値は私には解らなかった
「この人ら、大好きなんだよ」と言いながら
聞いているNUMBER GIRLのよさは私には ....
どうかわたしを救ってください
救ってくれますか
わたしの言うことは全部嘘です
だけど救ってくれますか
大きな音がわたしを襲います
遠くから大きな音が今は小さく
聞こえます
あなたはわたし ....
かぼそい声で呼ばれた気がして
ふとたちどまった夕暮れの小道で
蜘蛛の巣の罠にはまった羽虫が食べられていた

逃げ惑う

追い詰める


私は向き直りあるきはじめる
家に帰って牛と野 ....
この世界には もう
ひとつも乾いた場所など無い と
そんな風に思うほど
360度 水浸しの溢れ出る水槽です。



窓を開けると 外は白い縦線で埋まる巨大な水鏡で
映った私の全身から  ....
後悔出来ない恋
公開せずに
そっと海に流した
秘密の航海

ドロリ、溶け出す気持ち
そっと取り出して
差し出したいのに
醜いキャンディ
カラフルにねじ曲がって
引き寄せられた強さに ....
土曜日の夜ダンスフロアには見慣れた常連の男の子
何をやっている子なのかは知らないそんなことにはあまり興味ない
ビール片手にしばらく眺めてる今夜はどの子と遊ぼうかとぼんやり考える
一夜の恋人を探し ....
男は冷蔵庫の中で傘を飼育している
夜の方が良く育つときいたので
朝になるとわくわくしながら傘に定規をあてるのだが
傘の長さが変わっていることはなく
その度にがっかりする
けれど男は知 ....
二日酔いだった

目をつぶると昨夜集中して見たエロサイトの残像が浮かんだ

くだらないバナー

朗読会の準備は着実に進行されたが

肝心の朗読はだめだった

セックスも生活も破綻し ....
釣れた、釣れぬは
問題ではなく

私が尋ねたいのは
「何が釣れますか」
それだけ

どうぞ素敵にこたえて下さい


たまたまの数秒
真偽は気になさらずに


私もまた
 ....
「かえして、ねえかえしてよ、あたしの世界。」
ばらばらになったのは、
あの日、
窓から自分の身体を放り投げたのは、
わたしたちという、世界そのものである。

あなたは、
蓬髪をさかだてて ....
誰もがみな
道の途中だった
そして誰もがみな
人に気づかれることなく歩いていた
人に見られていると
そう思うのはあさはかな傲慢であると
時の風が教えてくれた
深い
森の奥から道へ
わ ....
クジを引いて、中をみたとき消えるもの
花が咲いて、そのとき消えるもの
求めて求めてやっと辿り着いて、消えるもの


氷でできたグラスが消える
名のない匂いの記憶が消える
人には言えない重 ....
あじさいの花の名前を教えてもらい

それから漢字では紫陽花と書くのだとまるでせかいに沈黙があってはいけないのだ、というようにきみはぼくの手を引いて喋り続けるから、

印旛沼サイ ....
そうだ。あの空々しい夜明けの日
あのひとがわたしを呼んだ
わたしはかのこだった。

今ここにはない、となりの席で
あなたがわたしを呼んだ
わたしはかのこだった。

もしかしたら、夕方5 ....
それはそうと、それは相当 或いはまたは
答えを求めるなんて容易い
多分ね

煙草を吸いかけて禁煙者のアノコがやってくる
感覚で その行動を断ち切ろうとする あの感覚で
ヒールで躓いたりしな ....
デート
お天気良好
あなたに会いたかったはずなのに
それは思い込みだったかな
わたしはご機嫌が斜め
こんなにつまらなくて
退屈で
イライラするのはなんでだろう
あなたが退屈と言うことで ....
懐かしむおもいは空を仰ぐのに似ていて
「どうしようもないこと」の
「どうしようもなさ」の強力さにへこたれる。

ゆるすことも抱きしめることもあの子にはとっても簡単なのに
あたしにとってはひど ....
手をのばしかけてやめた
あの日の、すこし歪んだ夕方を
ねんどをこねるようにまるめて
食べた
ひといきで飲みこんだ

だってどうにか、前にすすまないといけない
わたしは何に悩んで
わたし ....
こしごえさんの自由詩おすすめリスト(3848)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
千の未来と過去と- 春日野佐 ...自由詩2*05-7-10
心の理由- 春日野佐 ...自由詩6*05-7-10
- 砂木自由詩20*05-7-10
ターン- 霜天自由詩1105-7-10
音楽- ヤギ自由詩4*05-7-10
赤い点滅- 有邑空玖自由詩15*05-7-9
しあわせなけもの- チアーヌ自由詩1205-7-9
惑する夜- かぜきり自由詩1*05-7-9
きみの、うつくしい- かのこ自由詩1205-7-9
ねえ、もうつかれた- 八月のさ ...自由詩805-7-9
*回転木馬*- かおる自由詩3*05-7-8
紫陽花- 落合朱美自由詩11*05-7-8
恋愛って詐欺じゃねェ?- 無知アコ自由詩4*05-7-8
どうかわたしを- チアーヌ自由詩405-7-8
ハンバーグのよるごはん- 八月のさ ...自由詩405-7-8
2005・7_雨の終わりの日記- 千月 話 ...自由詩17*05-7-7
液体- e R i自由詩3*05-7-7
土曜日の夜ダンスフロアで- チアーヌ自由詩6*05-7-7
七人の男(傘を育てる男)- たもつ自由詩4705-7-7
2005.7.7- 馬野ミキ自由詩9*05-7-7
釣り人- 千波 一 ...自由詩9*05-7-7
こころみ- るか自由詩16*05-7-6
道の途中- 岡部淳太 ...自由詩11*05-7-6
半分消える- ヤギ自由詩9*05-7-6
印旛沼サイレンス- 馬野ミキ自由詩905-7-6
「かのこ」とアイデンティティ- かのこ自由詩205-7-6
拉致ランチ- 無知アコ自由詩1*05-7-6
切り捨て御免- チアーヌ自由詩905-7-6
道をゆく- 八月のさ ...自由詩205-7-6
おもいでは、いつも、きれいだけど- 八月のさ ...自由詩905-7-6

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