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光の細やかな骨組み
白銀に震え観え
意識の内に立つ光柱 
     、
眼を見開けば雨上がりの空に
巨大な虹の音も無く架かり在りて
それはやはり

そうだった

{ルビ伽羅=きゃら}を{ルビ焚き染=たきし}め

熱き胸を{ルビ鎮=しず}める

秋の夕暮れ
身長169cm
体重62kg
心電図異常無し
尿検査異常無し
血圧92-60低血圧

血液検査
白血球8490異常無し
赤血球系は全部少なく貧血症
LDL(悪玉コレステロール)121 ....
爆ぜてふわりと広がる火の粒
無数の思いを映して漆黒の宙に咲く
見上げる顔は様々な色に照らされた

今の自分がパッと開いて
苦悶する思い散らして

心に纏わりつくものが
だんだん落ちてい ....
 君の発する声の
笑うとき 、

 その感触あゝ不思議に

歌って居るんだ、
 ささめき震え色成して
日暮れとともに出港し
太平洋を南下する航路
フェリーの舷側が
海面を撫で
闇の中に小さな白波を立てる

夜半に目が覚め
風にあたろうと
デッキに出る扉を開き
手すりにもたれた
夜空 ....
角がないから、
まあるくなれる、
笑顔という名の、
おまんじゅう、


角がないから、
まあるくさせる、
笑顔という名の、
おまんじゅう、


笑うと目が細くなる、
とぉーっ ....
他愛無い話をして笑い合った
そこが病室であることを忘れてくつろいだ
しかし血色の無い唇は落ち切った砂時計のようだった

帰る時
私の頭から爪先まで目に焼きつけようとする瞳が潤んで光っていた
 ....
お星さまにとどかない
きらきらひかっているのに不思議
ずっとながめているうち空になってしまった

朝はまだ水がまぶしかった
おなかの模様でちくちく逆だつ毛
たまには吸ってるって知っていて
 ....
ゆっくりゆったり朝を歩くと

雲間に太陽が顔見せ輝き始め、
吹き寄せる風に揺れ動き照り映える緑の群れ
明るむ色光の濃淡 歩き進む私を包み込み
流砂の如く染み流れ沈み込む頭の思考 、
足の意 ....
街も山も渓もみな

雷雨に包まれ

水の中

通勤電車もみな

雨の中


   ※


雨だから

何をするのも面倒で

今夜はレトルトカレー

しょうがない ....
 

詩、
て、なにさ

自称詩人、
て、なにさ

他称詩人、
て、なにさ

想い、
て、なにさ

テク、
て、なにさ

伝えたい、
て、だれにさ

夜のう ....
ゴロゴロしてテレビを見ていたら
窓際で蝉が鳴きだして
テレビの音が掻き消された

でも腹が立たない
僕は何とか無事に辿り着いた週末だ
蝉も何年もかけて辿り着いた終末だ
お互いをたたえ合お ....
ネアンデルタールは愛を知っていた
葬列を組み
亡き人に花束を捧げ
そして葬った
クロマニヨンとも愛し合い
子孫を残した
それは考古人類学でも証明されている
すがたかたちは違うけれど
彼 ....
伝えたい想いがあるから描くのです
届けたい想いがあるから描くのです


この想いが、この世界のどこかの片隅に
たったひとり たったひとりの誰かに
拾い上げてほしいから描くのです


 ....
帰り道でも
     ない道を

通ってアパートに辿り着くと、飼い主のない
猫に好かれて。君の声も、君の顔も思い出せ
ないのに、君の匂いなんて思い出したはずも
ない、あの夜に似てい ....
雨打つアスファルト 水の溜まり

波紋の拡がり消え拡がり
一瞬、一瞬 無数輝き銀の色
虚しき永久の 永久の虚しき
連呼する歌声に地が応え
宙へ返し降り続ける雨

水の溜まり 雨打つアス ....
大病をした私は
人の心の痛みに敏感

なれたと思う
人の心は動く
だから励ましが必要なんだ
痛いのは君だけじゃないよ
私もそうだよ
必ず良くなる
希望を捨てずに
共にがんばろうよ
死ぬ
グッドバイ

それは太宰治だ

いろいろ……
ありがとうって続けたそうだった

そしてありがとうと言えばお別れになりそうで
いろいろ、何?
とさえぎって

けれど終わりに ....
自分について多くを語ることは、自分を隠す一つの手段でもありうる。
                  (ニーチェ『善悪の彼岸』竹山道雄訳)

 人は、気のきいたことをいおうとすると、なんとな ....
夕方に米一合の飯を炊き
三食分に分けてラップで包み冷凍する
基本は納豆玉子かけご飯
キュウリの浅漬け
ご飯のお供を数種
コンビーフやウインナーを齧り
3分間の食事は終わる
冷蔵庫の冷凍室 ....
夏の遠き
記憶の残照か 、

闇の粒子掻き分け
兄に導かれ辿った森の
深奥に闇の明けゆく朝焼けと共
カブト虫やらクワガタやら
幹の蜜をじっと吸い込み黒々艶めくを
発見した瞬間のオドロキ ....
釣り人は絶えず空を占っている

彼は雨模様の日々の間隙を縫って車を飛ばした

渓の入口に着くと水の唸りが聞こえてくる

今日も駄目だと知りながら

狂ったように竿を振り出し続けた

 ....
待ち合わせのカフェで読みかけの文庫本を読む。
雨の日の本の紙は水分を含んでかすかにしっとりしていた。
まるで息をしているかのように。

そうこうしているうち、まつげちゃんが現れた。
久しぶり ....
夏の日に
僕等は少しだけ詩的になる
降り注ぐ太陽は殺意とともに肌をじりじりと焼いて
そんな苦役さえも受け入れて
僕等は夏を楽しむのだが

夏の日に
僕等は少しだけ何かを予感する
この喧 ....
フラスコの洗浄
柔らかな
ガラスと午後の触感
他には何も無い音と
別の日
満員電車で吊革に掴まっていると
かなかなかな
隣にいる男の人が
ヒグラシの鳴き真似を始めた
夏が終わ ....
「冷やし中華はじめました」、それは夏を大まかに括っていた、水色の一枚の暦のように、町中華の古びたガラス製の開き戸に貼られていた、その水色の張り紙を、店主のおっさんの手がゆっくりとひき剥がしてゆく、ぽっ .... カレンダーを眺めると
夏はもうすぐ終わり
隅っこに秋が待機している

ここまであっという間
この先もあっという間
どこに流されていくか
影が差し込んでくる

毎日の明日への不安
そ ....
明滅する{ルビ生命=いのち}の不思議

魂が魂を呼んでいる

前世の約束を果たすまで

追いかけっこを続け

明日を夢みる
午前五時{ルビ山女魚=やまめ}のポイントに辿り着く
水はゴォー ゴォー と鳴り響き 渦巻いていた
そこには先客が4.5mの竿を振っていた
ぼくは竿を出さず
ボトル珈琲を飲みながら彼から離れ様子 ....
こしごえさんの自由詩おすすめリスト(3478)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
五行歌、古の夢見(改訂)- ひだかた ...自由詩324-9-3
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健康診断- レタス自由詩5*24-9-1
花火- 自由詩7*24-9-1
五行歌、声は歌- ひだかた ...自由詩424-9-1
青と碧- ヒロセマ ...自由詩13*24-8-31
おまんじゅう- 本田憲嵩自由詩924-8-31
最期の眼差し- 自由詩624-8-31
ありじごく- soft_machine自由詩524-8-31
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五行歌_雨- レタス自由詩4*24-8-31
真実のうた- 秋葉竹自由詩224-8-31
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ギブ_&_テイク- 涙(ルイ ...自由詩324-8-30
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歌の眼差し- ひだかた ...自由詩424-8-30
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聖なる館─A_Porno_Theater_Frequente ...- 田中宏輔自由詩12*24-8-29
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この沸騰の夏日に(新訂)- ひだかた ...自由詩324-8-29
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まにまにダイアリー④まつげちゃんとデジャブ- そらの珊 ...自由詩4*24-8-28
夏の日に- 岡部淳太 ...自由詩1024-8-28
終わっていく- たもつ自由詩524-8-28
「冷やし中華_終わりました」- 本田憲嵩自由詩1224-8-27
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五行歌_因果律_- レタス自由詩5*24-8-27
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