昨日百万円を拾った

この百万円で自分の人生が少し変わると思ったら

少し怖くなった

そのお金がうにょうにょ動いて絡みついてくる蛇のように見えて

とっさに投げ捨ててしまった

 ....
あなたはそこに立っていた
無くなる事のない
花束を抱えて

何も言わずに微笑み
太陽を背にしながら
あなたは
その花束を抱えていた

擦れ違う見知らぬ人にも
一輪 一輪 花を差し出 ....
小さい子供が寝ている
スースーと息を吐き
横になってただ寝ている

私はそれを見て安心する
その無邪気さに
その無防備さに
君は私の大事な娘

小さい子供が寝ている
スースーと息を ....
眠れずに時計を眺めている
窓辺は町の灯りで眩しい
イヤフォンを耳に突っ込んで
訳の分からない妄想をする

死に至りかねない孤独や
自分自身をそそのかす幻聴
向精神薬を飲み続けながら
治らないと諦 ....
カーテンの向こう暑くなると告げて
にわかに泣きだすそら

すぐに澄み
そこなしの青の静けさへ
置き忘れられた幾筋かの羽毛は
朝へと生まれ落ちた夢たちの骸
季節の手妻は継目も見せず
ゆ ....
ねえ、いいから
と手を引っ張られ
誰もいない女子トイレに連れて
から
 か
  ら
   少しだけ開けた窓こぼれる斜陽突き刺す
笑顔 舞い込む蝶々を、ちょうどよかった
と少しだけ骨張っ ....
速報に躍り出た文字 どうか君いないでくれよ "震度5 花巻"


背を向けたテレビジョンから遠く聞く 誰の業火に燃えている里


「大丈夫ですか、心配」 遠くから虚しく ....
◯(幸せ)
なんでも話せる人を持っている人は
とても幸せだ

◯(愛)
愛がないと
与えすぎるか
与えなさすぎるか
ということになりやすい

◯(源泉)
「生みたくなかった!」
 ....
さんまさんが言っていた
「生きてるだけで丸儲け」
ホントにそうだと思う
生きてる事に感謝できれば
あとはもう何もいらないね
太陽が輝いているだけで
空が青いだけで
空気があるというだけで ....
今日地球最後の日
明日になればこの地球の全てが無になる
そんな日に僕は生まれた
なんで今日僕は生まれたのだろう?
なんで明日になったら終わるんだろう?
今から僕は何をしたらいいのか?
24 ....
{引用=人間だから赦してほしいって思うのは甘えでしょうかと夕焼けがのこした}

ふるいガラスの牛乳瓶に
つくりものの紅い実の枝いくつかを飾ってあって
それは玄関に
いつも
ガラスだとこの国 ....
夕焼けという名の空がある
青空からの移ろいとしてではなく
終われば夜空ということもなく
そういう名前の唯一だ
いつかやがて
みあげている存在の全てが
一斉に瞬きしている隙に失せ
瞬時に忘 ....
世界に出てみたらたくさんのことばが穏やかに暮らしていた。人の言葉は、うるさくて邪魔!!って思ったんだけど。テレビうるさくて嫌い。
ことばたちは互いに話しかけ、時に、詩になることがある。
それを ....
人形も関節から
壊れてゆく、ら
しい。継ぎ目は
いつだって弱い
場所だからね。
かつてあなたが
若かった頃、肘
も、膝も、首も
指の中に取り付
けられた小さな
関節たちも、み
な ....
引き寄せて歌の精よ耳元に
オンとイのほつれ目
楼蘭の砂から掘り起こされた女の髪のよう
忘れられたイトが絡まった
黴臭い沈黙から ふと
夜は陽炎のようにゆらめき立って
歪み捻じれたこの道を筆 ....
爆笑動画botみたいなとこで駅で暴れた男の人を駅員5,6人で押さえ込む映像が貼られていた

笑えなかった

おっさんがなぜ叫んでいたかの文脈は途切れていてわからないし

ともかく屈強なホモ ....
2016年

SMAPも東風亀も終るのに

国は放射性廃棄物を10万年管理する方針を決めた

フフッてなった(負けた…)

伊勢神宮はあと5000回建て替え

考えただけでうんざり ....
自販機で水を買う
百円の小ぶりのペットボトル
冷房の効いた車輌を待ちながら
冷たい水を飲む
汗が額から頬へ伝い
顎で雫となって
滴る
あたたかい風が吹き抜ける
ホームの日陰で
私は息 ....
夏の終わり
などと書き出して
景色を眺めまわし
残りの年月を数え切れたかのように
何もせず
何も求めず
人に倦み
風の仕草を見つめては
瞑り 
欹て
ぼんやりとまた開き
終わる夏 ....
太陽よ、
絶え間無く爆発し続ける太陽よ
この地球の善も悪も曖昧も
均等に照らし出す太陽よ
その偉大な開け透けの愛
その圧倒的で広大なる愛
どうしたら
この私的感情の波を
あなたに合流さ ....
開き直って、当たり前のことを言う
そんなの詩人のやることじゃない
文法に縛られ、添削に精を出す
そんなの詩人のやることじゃない
奇をてらって、珍妙な改行、記号の羅列
そんなの詩人のや ....
偶然に偶然が重なり必然となり、
わたしの中にあなたが
入って来た
束の間のこと、
わたしはあなたという人を
その懊悩、その優しさ、その臆病さを
生々しく生き体験した
一つの運命として掴み ....
気づかないうちにみえてくる
知らない小さな星だから

きみのこと
らしいなんて考えているとよけい気になります

投稿欄から消えてしまったひと

元気にしてますか?

それは ....
呼応する
今朝見たシリアルのコンテイナーよりも
深く
囚われた私は
招かれるままに身を委ねる

がらすは
硝子のようなそれは
きらめいて、時に泳ぐもの達を展示する
ああ わたしも一層 ....
三角が貫入する、
 静けさの皮膜に包まれ
わたしの意識は落ち着き払い、
 自らの不均衡を捉える

薄黄色の光芒、横断する斜線
 揺れる葉の緑に私は内側から語りかけた
  [もう充分生きた ....
タツノオトシゴよ 台風に乗って疾駆せよ
まだ見ぬ父を夢に見て
ゴッドジーラは堕落しない正義の味方などに決して
熱線を吐いて世界を滅ぼせ


タツノオトシゴよ 敗北を振るい落せ
舌先の魔術 ....
『愛について書きなさい』
なんて言われたら
僕はもう お手上げだ

知らないものは書けない
カバンの中に無いものは
スケッチすら出来やしない


『何となく知ってます』
そんな ....
別に
何て言わせない
そんな気迫を顔から感じるんだけど
足はガクガク
その10分後、
彼がそんな歴史的なことを
成し遂げるなんて
この時はとてもじゃないけど
わからなかった

「あ ....
隠れて泣いたら負けた気がしたから
誰より笑ったら胸が痛かった
いつも何かと戦う僕らは
見失う事で自分を救ってる

けれど今夜は楽になるより
深くまで内側 見つめていたい
二人の違いは何だ ....
風という漢字の中に虫がいる
人の心に吹く風の中には
寂しがりという虫がいる
由木名緒美さんのおすすめリスト(3333)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
道端で、- 狩心自由詩216-9-10
花束の人- 葉月 祐自由詩3*16-9-10
- 鷲田自由詩316-9-8
悪意- ケカ自由詩1*16-9-8
くすねた財宝- ただのみ ...自由詩9*16-9-7
蛾になりたい- ピッピ自由詩616-9-7
逃亡者- 町田アキ ...短歌2*16-9-7
独り言集2- ホカチャ ...自由詩116-9-7
ひかり- 渡辺亘自由詩216-9-6
地球最後の日に生まれた子ども- リィ自由詩2*16-9-6
二歳のあの子が大人になって- もっぷ自由詩5*16-9-5
夕焼け- もっぷ自由詩6*16-9-5
自称穏やか- 水宮うみ自由詩1*16-9-5
わたしのアンティークドール- そらの珊 ...自由詩17*16-9-5
呪術師の末裔- ただのみ ...自由詩9*16-9-4
柔の拳- りゅうさ ...自由詩216-9-4
10万年(2016年)- nemaru自由詩2*16-9-4
天然- Lucy自由詩15*16-9-1
残余の火- ただのみ ...自由詩6*16-8-31
太陽よ人々よ- ひだかた ...自由詩11*16-8-30
愚か者の涙- ホロウ・ ...自由詩4*16-8-29
母音響き愛ー2- ひだかた ...自由詩416-8-29
小さな星- アラガイ ...自由詩4*16-8-29
Sea_(断片)- 水星まい ...自由詩3*16-8-27
嵐の後に- ひだかた ...自由詩6*16-8-25
落とし子の歌- ただのみ ...自由詩7*16-8-24
まだ、あいまい- 葉月 祐自由詩4*16-8-23
to_do- opus自由詩216-8-22
今夜は預けて- 颯太@自由詩1*16-8-22
風の中に虫がいる- イオン自由詩3*16-8-21

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