誤解を承知でいえば、僕は誤解して欲しいから話す。たくさん誤解して欲しくて
たくさん話すのです。ちゃんとの理解なんて求めてない。僕も沢山たくさん誤解
するし。誤解しながらどれかひとつ本当の貴方にいつ ....
アーリマンよ勝者たれ
泡沫の美酒に酔うがよい
私たち日本人は敗者で良い
しかし勝者たるアーリマンよ
汝らはゾドムとゴモラの民と共に
私たち敗者が築く世界
弱きものが手をとりあう ....
古代日本が世界の中心だった
高度な縄文文明の精神を
現在の日本が密かに保ってきたことが
世界を照らす光になる
真の意味で世界を救済するのが
日本人に生まれた自分の使命だと
今なら確信を ....
この日を境に
もう元のようには
戻れないのではないか
と思ったことがある
阪神淡路大震災がそうだし
地下鉄サリン事件がそうだった
東日本大震災もそうだし
コロナ騒動もだ
その度に僕は
 ....
長い残照
区切られた間隔を、みていた

緩やかな光と、溶け残ったかたち
手を触れれば、それは
ぬるく指の跡のまま、ほどけた

息づくということの、体温を
そばに、頼りない拍動の
 ....
魂という命は
原初から欠けているから
何かを求めて
さびしさを繰り返す
永遠の不思議にほほ笑む



さびしい私の
このこころに
人や物事の
愛が
灯り満ちる
使われないアパートの1階には四畳半を占める仏壇と、
、後は母屋から引っ越してきた古い荷物が置いてある部屋が二つ
普段やり過ごしているベランダのある畳の部屋、
、久しぶりに掃除しようと窓を開け ....
またお前が溌剌として空間を行き来する季節が来るよ
まだ蜜はまばゆい重みを湛えるまで熟してはいないが
やがてあらゆる明雪を終わらせる風の便りに指を開き
柔らかな触角で時が経てる悦びを弛まなく識るだ ....
無言でいられた
幼児の愉しみを
疑いなく無言でいられた間隔を
春が来るまでに思い出せたとしたら
花だけが立てる声
道ばたに膝をかかえ
前ぶれもなくはじまるあの声を
今も待っていられるのだ ....
    黒い背中を見ている          つい
                            手は右に折れ
 こ
 れ
 は  ~
               猫の毛 ....
 ,234、ねえ昔は一歩遅れて裏口からついて行くのが審美眼みたいに重宝されて、今では同時にスタートして、いいや、1、231、231、と先にフライングしても許される時代なんだから、置いていかれること .... 傷ついた心は、高値の付く宝石
伝えるすべを持つ者たちが
言葉や音、像に添えて
ショーウィンドーに飾る

傷ついた心は、ため込まれた負債
精算できぬ者たちが
なけなしの硬貨と引き換えに
 ....
運命とは偶然のことなんだ
偶然とは一本の細い線のことなんだ
周りを見渡せばすべてのものが
偶然そうなったものなんだ
自力の概念が生まれたところに
初めて必然なる信念が生まれる
しかし完全に ....
見るものすべてが嫌になり、
瞼を閉ざす闇の中。
沈黙に勝る音楽はなく、
肌を刺す冷気よりも
痺れさせてくれる抱擁はない。

゛お前なんか゛と笑う眼差しの剃刀が、
 私という果実を切り刻む ....
河原で石をひろう人たち

   貴方に触れない私なら 無いのと同じだから
                鬼束ちひろ『流星群』

蔵王の河原で石をひろう神の子たちがいる
名もない石に名前を ....
深海の水底に眠る者たちよ
我らはいま至福の中で歌っている

君たちは永遠に若く
我らは次第に歳をとってゆく

君らが捧げた{ルビ生命=いのち}は
決して無駄ではなかった

傲慢な思想 ....
お母さん
今朝のカレーは夕べのカレーより
美味しいねって言ったとき
それは
お母さんが一晩寝ずにかき混ぜていたからよ
と言いましたよね
僕はずっとそれを信じていて
逆にカレーを食べたいと ....
丸の内駅のホームで、あなたを見かけたとき、BOSEのヘッドホンから聞こえていた音楽より、脈がバクバク鳴る音のほうがはるかに大きくて、動けなくなった。まるで、両方の靴が触れている地面から、たった今足が二 .... 金と銀の龍は螺旋を描き
{ルビ蒼穹=そうきゅう}をかけ昇り
久遠の果てまで行ってしまった

アレクサンドリア図書館に
地球の円周を解き
数学者は美しい数式を描いた

ガンジスの行者は
 ....
私は趣味で
自称詩人をやっています
と告げた場合の相手の反応を
考えると
背筋に寒気が走る
「えっ?」
にこやかだった顔が真顔に戻り
それを察知されないようにと
コーヒーに手を伸ばすだ ....
自称詩人であるのを
カミングアウトすることは
今のポリコレ社会においても
大変勇気のいることであって
軽々しくは出来ないことだ

もし万が一
会社の同僚にでも知られたら
社内会議で問題 ....
自称詩人って
何かキモチ悪い
というのが
世間一般の意見であるが
自称詩人は一向に
気にする気配がない
もともと世間から
相手にされていないのだから
気にすることはないと考えている
 ....
三月に降る小雪をつかまえようと
手のひらを天にむかって
差し出せば
どの子もふわり、
風にひるがえりながら
上手にわたしをよけて
アスファルトへと着地するから
こんにちはも
さようなら ....
口を開こうとしてやめ
口を開こうとしてやめ
そのうち億劫になってごろ寝をする

現実が早すぎる
明日も生きるはずだった人たちの時間が断ち切られ
まともな水も食料もない

そんな日々が続 ....

にもうすぐ会えるところまで来た角で、
 呼びとめたのは、

だったから、
 ふり返って思わず

をだしてしまった
 平熱からの逸脱線、
超え
たのはいつだったのかと、
  ....
  *

ねじれた果実の熟すころ
死は昨日のように訪れた
時間の底に焦げついた
小さな獣の影
かどわす風にいま黒い水を渡る

古い橋の真中から
栞を落とす子ども
その萎えた手の甲か ....
朝のみそ汁から
 かつて棲んだ磯の香りがした

循環する水にうまれるいのちのすき間
 それをすくいそそぎ入れた

湯気が消えてゆく空にうかぶ
 一羽のかもめ



炊きあがった純 ....
昼に、近くのイオン・モールで
いつも使っているボールペンを買おうと思って
売り場に行ったら、1本もなかった。
MITSUBISHI UM-151 黒のゲルインク
ぼくの大好きなボールペ ....
今日はオマエが氷壁から滑落して30年
オレは毎年この日に伽羅を焚いている
何故もっとオマエを止めなかったのか
記録を求めて命を賭けるのが解らない
あの酒席でもっと叩きのめしておけば
毎年この ....
うす赤く 少し伸びたる バラの芽に
ちいさく光る 霧雨の粒
由木名緒美さんのおすすめリスト(3333)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
誤解- soft_machine自由詩9*24-4-3
「日本が世界の中心2」- ジム・プ ...自由詩1+*24-3-31
「日本が世界の中心」- ジム・プ ...自由詩1*24-3-31
世界で一番ポコチンが小さい男- 花形新次自由詩1+*24-3-30
残照、春の- ねことら自由詩424-3-30
※五行歌_二首「さびしさを繰り返す」- こしごえ自由詩4*24-3-28
物干し竿バウムクーヘン- アラガイ ...自由詩7*24-3-24
ミツバチ- soft_machine自由詩10*24-3-23
mugon- soft_machine自由詩4*24-3-23
TEXTURA- アラガイ ...自由詩5*24-3-19
、ぐるぐる巡る- アラガイ ...自由詩6*24-3-17
共感の宝石- まーつん自由詩524-3-16
- かち自由詩124-3-15
切れ長の目に生まれたかった- まーつん自由詩5*24-3-10
河原で石をひろう人たち- 菊西 夕 ...自由詩5*24-3-10
弦楽のためのアダージョ- レタス自由詩8*24-3-6
一晩寝かせたカレーが美味しいのは- 花形新次自由詩3+24-3-6
あなたのかたまり- パンジー ...自由詩524-3-6
夢の欠片- レタス自由詩7*24-3-6
元殺人犯- 花形新次自由詩224-3-5
自称詩人のカミングアウト- 花形新次自由詩224-3-4
自称詩人ニキ- 花形新次自由詩424-3-3
人は何処へいくのだろう、命ひとつ抱えて- そらの珊 ...自由詩15*24-3-2
ルート- 凍湖(と ...自由詩9*24-3-2
頭が煮つまったときにこころみる詩薬- 菊西 夕 ...自由詩5*24-3-2
逝くまで書いて- ただのみ ...自由詩9*24-3-2
- soft_machine自由詩11*24-3-2
Ticket_To_Ride。- 田中宏輔自由詩15*24-3-2
オマエに- レタス自由詩8+*24-3-2
初春バラ- 星野つば ...短歌424-3-1

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112