ねえ、生きている?
私は、あなたの影。あなたは煙草の煙の向こうを行ったり来たりして、
私は甘えた一日を、冷蔵庫に寄りかかって暮らしている、緑色に空気は澄んで、

「時々優しい気持ちになれますか ....
自分を信じられない、私の身体には、
冷たい部分と熱い部分があって、
どちらを差し出せば君が喜ぶか、
私には分からない。だから吐いている、
影の中で、

「さよなら世界」、
眠る間もなく、 ....
野球でホームランを打つには
投手が投げた瞬間に
ボールがどこに来るか
知っている必要がある

あっちむいてホイに勝つには
相手の指がどこを差すか
知っている必要がある

脳から出た信 ....
集中力が強すぎて奇跡
 
 
すぐに身体こわす
ご飯も食べないで

すぐに死ぬだろう
空気も吸わないで



例えば承認欲求が強いから
時が経つのが速く感じる

好き ....
世界が一番静かなとき
人は人の心に残ることを求めて生きようとしている
渋滞する交差点にとまる外車の運転者のことなど
道行く人はだれも知らない
それでも運転者はかれが人の心にとまったと思って
 ....
一緒に行くはずだったこの景色を、

病床の君に見せたかった

写真を1000枚撮って、君に見せた

1000枚目を手にとって、君は息をひきとった

悲しみ超特急が

目の ....
私は しまむらに
行きたいと
何度も思った
そして
何度目かの今日


しまむらに行こうと
主人と約束した

しかし
コストと満足度が比例するかといった
観点から考えると

 ....
秋の山は 色とりどり

朝を待ちきれなくて 深夜に起きる

毎朝が新鮮な普通の暮らし

秋の夜長をぬう

鈴虫の声が楽器の音みたい

夏に また来年!と手をふった

恋の季 ....
バツ悪そうに 帰宅した主人

悪魔の みてくれ

曼殊沙華の王冠

秋の味覚がせいぞろい

采配を うけもつ

今年の秋は キミにしびれたい

紅葉に見とれていたら叱られた ....
遠い話とほいはなし
ああそんなところだね
いまとなつては
大気は海の継子じみて
地中海色のタイルの
すました青磁のなかに透けてゐる
カラカラした浴場のなかで昼寝してたら
いつのまにやらお ....
たった一言で夢中になる
そんな
魔法みたいな言葉があったなら・・・


ねぇ 空想したことない?
一気に あなたの方へ転がせられる
そんな ヒミツの言葉があったなら・・・

わた ....
必要のない階段がわたしにとって必要なのは
 閉鎖(とざ)されたスクラップ工場の壁にひっつく残骸で
  時代にとりのこされた孤独の分身そのものだから
   この苦々しい感傷をくろい笑いでわたしが踏 ....
キンキンに冷えた間柄

いま ふたつ星みつけた

風が鳴る今日

雨の中で 絡み合う体

秋のおでまし

鈴虫が仲良く合唱

実りの秋に愛が生った

ススキの穂みたいな ....
日々 旦那と向き合う

旦那の心が広いから泳ぐ

笑い合える幸せ

幸せをくばって分け合う

何気ない 徳こそ積むべき

蝶々になりたくてバタフライで泳ぐ

絢香になりたく ....
庭のウッドデッキに
細長い枯れ枝が落ちていた
薄いカーテン越しに見ていると
その先端が微かに動いている

枯れ枝ではない何者か

無機質だと思っていたものが
実は違っていて
ぬめった ....
{ルビ暗闇=よる}とはフォントの欠落によるものだ
{ルビ詩=おまえ}とはテキストではなくフォントの葬列だ
{ルビ空=むげん}とはフォントのフォントだ
と照り焼きになるのを待つニワトリにいったら
 ....
手に入らなかったものは
ポケットにしまえない

だから置き場を探すうちに
冷たくなっていく

思いはこんなにも
熱いというのに

君との未来が
空を突き刺す日は来ない

星でさ ....
崩れそうな わたしを背負う

涙涙の日も ありえる

干からびるまで 愛して欲しい

愛がいとしい 恋が恋しい

神秘は神秘な ままにする

暴きたいのが 人のさが

結婚 ....
ワイフが関東へ遊びに出かけたので
近くの店に弁当買いに行った
弁当やおかずを見ていたら
目の前の炊飯器に炊きたての白いご飯があった
そばにはどんぶりぐらいのプラスチックのお椀も
置いてある
 ....
開いた本に落っこちた
女が煙を紡いでいる
乾いていく魚の目の中の
月が自傷を繰り返す夜に

雷鳴に臓腑はふるえ
雨はつぎつぎ駆け抜けた
沈黙は縫い付けられたままずぶ濡れで
自分の頬を噛 ....
そう
カーテンのようになれないかと
考えていた
風が吹けば膨らみ
引けばもとに戻る自在さ
その自在ささえ習得すれば
横暴なままで
横暴さを越えられる

ずっと川が流れていた
いずれ ....
この掃除機なんでも吸い込んじゃうわよぉ

過去の嫌なこと 嫌な人 嫌なもの

なんだって 吸い込んじゃうわよぉ

じゃあ

あの人の奥さん吸い込んじゃってください
子供も一緒に
 ....
いま生きながら埋葬されている
あなた
血の滲んだ手で墓掘りのスコップを握ってる
それもあなた

あなたのお葬式は
だれも知らないうちに行われる
正しい名が呼ばれることもなく
墓標もない ....
          - 自由律、因果律



 クスクスの ハリッサ良く效く 辛さ哉


 材料は、 牛乳、卵、 「白い粉」。


「プディング」 は 食べたが 「プリン」 など知 ....
とくに芸能人がスゴイわけでもない

いくら可愛かったってそれはマズイ

不倫にひっかかる真面目な人

どんな美人にも汚点はある

叫ぼうったって叫べない夜だ

芸能人のファンなんて ....
どうあがいたって
死ぬときゃ死ぬんだからさあ

ヘイ!カモン!死神の野郎!!

とでも思いながら
生きていたいよね

好きなもん食って
好きなもん着て
好きな男連れて歩いて

 ....
夜に
優しく撃たれて
ひとり、またひとり
人は
優しく死んでいく
夜に
まだちゃんと慣れてないから
きみは泣く
これからはじまる長い旅路の
最初に出会った
得体の知れないその不安は ....
風 一吹き、

風景の

すきとほり

あける荒涼の光景の、

わたし何想うことなく只集中し

風一吹きの感触包まれて白手伸ばす、

 一ふき風のふとどよめく感情

その内 ....
あなたを愛することこそ
わたしの全てだから

あなたを愛せなくなったら
わたしの全ては音をたてて崩れ去る・・・

そうもあろうと 
わたしは あなたを完璧にコピーした
AIを作った ....
樹にもたれて、手のひらをひらいた。

死んだ鳥の上に、木洩れ陽がちらちらと踊る。
陽の光がちらちらと踊る。

鳥の死骸が、骨となりました。
白い、小さな、骨と、なり、ました。
 ....
由木名緒美さんのおすすめリスト(3333)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ナンセンス- 由比良 ...自由詩4*23-9-30
陸路- 由比良 ...自由詩3*23-9-30
あっち向いてホームラン- イオン自由詩3*23-9-30
集中力が強すぎて奇跡- 足立らど ...自由詩4*23-9-30
随筆- 室町自由詩423-9-29
わかりあえない- 為作自由詩523-9-28
スパイラル- ルルカ  ...自由詩2*23-9-27
モナリザも青ざめる- ルルカ  ...俳句2*23-9-27
あなたの方が可愛い- ルルカ  ...俳句3*23-9-26
裸足_(旧作)- 石村自由詩11*23-9-26
魔法みたいな言葉- ルルカ  ...自由詩3*23-9-26
必要のない階段_ー下り編ー- 菊西 夕 ...自由詩3*23-9-25
整える- ルルカ  ...俳句4*23-9-25
限度を- ルルカ  ...俳句1*23-9-25
憂いの卵- そらの珊 ...自由詩5*23-9-25
とんちゃんの歌- 室町自由詩5*23-9-25
金木犀- ミナト ...自由詩3+23-9-24
加点方式の逆- ルルカ  ...俳句4*23-9-24
世の中なかなか面白い- ホカチャ ...自由詩3*23-9-24
寿限無- ただのみ ...自由詩4*23-9-24
_入江にて- 室町自由詩323-9-24
いいじゃあん- ルルカ  ...自由詩5*23-9-24
いつしか百年がたち- 凍湖(と ...自由詩1323-9-23
Die_Gestalt- 墨晶川柳3*23-9-23
はまってみやがれ- ルルカ  ...俳句3*23-9-23
死神の野郎!!- ルルカ  ...自由詩5+*23-9-23
こんな夜は子守唄を- そらの珊 ...自由詩16*23-9-22
一ふき風の- ひだかた ...自由詩1123-9-21
ごめんなさい- ルルカ  ...自由詩4*23-9-20
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩13*23-9-17

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