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かたてそこ
　　
　　僕の廻りにはあなたがいて
　　　　　　　　　　　　　　　それでも僕はまわり続けている　と　あなたに問いかけた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.... お寺の境内の一角、緑の葉が繁り、そのところどころで小さな可憐な花が咲いている。
その紫色を見ているとなぜか懐かしさでこころのうちがあたたかくなる。
「萩の花だわ」
すれ違っていく観光客の会話でそ　.... 　　　夜の入口にて
　誰かと誰かが声を交わす

太陽が地の果てに没した瞬間
地球という宝石箱がぶちまけられ
到来する暗い覆い跳ね返し光り輝く

　　　　夜の深みにて
　誰かと誰かが声を　.... 森林、静まり返り
雨、細やかに
濡れる　アナタの唇
深紅の色彩に燃え
降り頻る降り頻る
森林の奥から
研磨された氷柱の意識
呼び起こし招来し

　チリチリと
　　視界に光の粒子
　.... 凍り付いていく
彼の声が揺れ震え
透明な呪いとなり
意識に貼り付き
性別を失いながら筋立ち
絶対の孤独の壁を波打たせ

うねる唸る　うねる唸る　、

　何度でも人、
　　自分の世界　.... 明けゆく青い大空に
電柱の突端突き刺さり
向かいの家の甍が輝き出す
僕は大きく胸開き深呼吸をして
新しく訪れたこの一日の始まりに挨拶する

あゝいつしかあの青に包み込まれ
おゝ確かな手応　.... 半月、宙に輝き在り
肉体、疼痛の際に苦っ

あゝこんばんは今晩も

別れた妻も子ども等も
こんばん同じ半月見入る喝 暇なジジイかババア
あるいは社会不適合者しかいないから
こんなにもつまんなくて
救いようがない自称詩しか
集まらねえのよ
死にかけの奴は死になさい
まだ当分生きそうな奴は
真面目に働きな　.... 　

たった、ひとつでいい
上手な恋がしてみたい
なんて想ったら
あたりまえみたいに泣けて来ないか？

わけもなく好きになるこころが恋なのに
それを器用な考えで
そのひとのことを　.... からりと晴れた
あさ、きのうまでのあめかぜがうそのように
ジンジャーホットティーはからくてあまい
のどをとおりすぎるとき
ギフトのように細胞にしみた
暑さをまいとし更新するような夏
この夏　.... 男の子の
あすこから
涙がこぼれることもある
まれに 涼やかな風吹き流れ
ぐっと青み増し色付く
この早朝の空仰ぎ見て
来たる秋の高くなる天空、
未だ熱して驟雨時に降り注ぐ
夏の残り火の際で待ち侘びる

　輝きの光帯びる力動の内に
　　深く　.... 私は癒やせない
途方もなく広い暗がりで
病根をつくり
その中で死んでいくものたち

私は癒やせる
聖賢曰く
百千万年くらき所にも燈を入れぬればあかくなる
また曰く
人のために火を灯せ　.... 空気がふるえている
闇の中のこおろぎの歌に
木で休む小鳥の歌に。
愛の歌であふれているというのに
なぜ世界は

・

その
言葉は忘れても
ああ
こころのぬくもりは
よみがえる　.... ゆっくりゆったり朝を歩くと

雲間に太陽が顔見せ輝き始め、
吹き寄せる風に揺れ動き照り映える緑の群れ
明るむ色光の濃淡　歩き進む私を包み込み
流砂の如く染み流れ沈み込む頭の思考　、
足の意　.... 何事も
一概には言えない。
嫌いだけれども
好きな部分もある
とかね

・

青い
草の
呼吸音の
静かさに
ふるえるこころ

・

すれちがう
こころ
と
ここ　.... 　

海が集めてくれた流木を
彫り、刻み、磨いて、
鴎を作る

なにも詰め込んではいけない
空洞は
空洞のままがいい

心を壊す意味を知らないで
語りつづけた弱気な希いは
　.... 過ぎ去りゆくもの
全ての虚しさから
新た在るもの創造され
萌え出る生命たち
ぐんぐんぐんぐん生成する

「思考の遺産を身につけて
私はこの感覚世界に歩み入った。
神の力が私をここに導い　.... 何度も寝返りを打ったのに結局眠ることは諦めた、ノーステッチのブラックジーンズ掃いて真夜中に繰り出す、目的を失った連中たちがダンゴムシのようにビルの影で丸まっている、落伍者たち、でも快楽で帳消しにな　.... 歴史教育にこそ、決して枯れることのない泉がある。それはとりわけ
忘却の時代において、無言の警告者として刹那的な栄華を超越し、つね
に過去を思いだすことによって、新しい未来をささやくのである。　　　　.... 白銀の輝き無数、
漆黒から浮き立ち
魂のそれぞれの
深い懊悩を携え
等間隔に円周辿り
打ち叩き生き行き

この夜、前に佇む静かさに

意識の視界の深き己の
力動の核心、頂き、中心点　.... 暑い季節にはみな熱い手を持っているのに
それでもふと触れた手がひんやりとしていて
溶ける魔法を解かれた
永遠に溶けないやさしいこおり、みたいだった
つくつくぼうしが鳴き始めると
耳をそばだて　.... 　

揺れるカーテンの隙間からみえる
お墓のような世界
わたしたちは
真夏なのにエアコンに凍える
最新機種の間違ったマイナスイオンみたい

むらさき色の朝を映す窓に
じぶんの顔がうっ　.... 空間を生きるものは、
光の中で存在を体験する。
時の流れを歩むものは、
創造行為の中におのれの力を感じる。
心情の深みの中にいるものは、
宇宙をみずからの中に見出そうとする。

空間の広　.... ハンカチをほどくと、
（ル・クレジオ『モンド』豊崎光一・佐藤領時訳）

そのたびに
（パヴェーゼ『ヌーディズム』河島英昭訳）

生まれかわる。
（ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』　.... 手探りで生きてきた

成功も失敗も泥の路

独り歩いてきた

燃え盛る胸をかき抱き

希望という彼方の峰を目指す きつい今現在
全部投げ捨てたくなる
消えてなくなりたい
あゝ
嗚呼
苦しい
夕日は沈む
朝日は昇る
それを繰り返し
いつか景色は変わる
かもしれない
それを信じながら
今日を生　.... ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

こじつけだってなんだっていいんだ
生きる理由になりさえすれば

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

僕が眠れない夜は　
君も眠れ　.... 鼓動が意識の中で反響している、その響きは強過ぎてどれが最初の音なのか感じ取れないくらいだ、意味の無い疲労と焦燥の中で、その僅かな振動に糸口を見つけようとしていた、流れを変えるのはいつだってそういう　.... 諦めるという言葉は便利なものだ
何もしてなくても諦めたと言えば今を終われる
終わった先には
新しい今が
終わった後には
今まで諦めてきたすべてが佇んでいる
私は全てを諦めたはずなのに何も終　....

由木名緒美さんの自由詩おすすめリスト（3182）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
それでも言葉は廻る	- アラガイ ...	自由詩	8*	24-10-5
慈雨	- そらの珊 ...	自由詩	15*	24-10-4
夜の無情・有情の光＿	- ひだかた ...	自由詩	7*	24-9-18
詩想、「自己存在」という問い・今の私という境地5	- ひだかた ...	自由詩	5*	24-9-16
詩想、The_Man_Who_Sold_the_World*	- ひだかた ...	自由詩	5*	24-9-15
また一歩、この朝に	- ひだかた ...	自由詩	6*	24-9-14
五行歌、ッ	- ひだかた ...	自由詩	5*	24-9-11
自称詩人ニキあるいはネキへ	- 花形新次	自由詩	1	24-9-6
白昼夢	- 秋葉竹	自由詩	3	24-9-5
台風のあと	- そらの珊 ...	自由詩	5*	24-9-5
涙_	- 服部　剛	自由詩	3	24-9-3
秋、生誕前夜に	- ひだかた ...	自由詩	7*	24-9-2
無題	- 渡辺亘	自由詩	1	24-9-2
※五行歌＿二首「よみがえるんだ」	- こしごえ	自由詩	6*	24-9-1
今日という一日の始動に	- ひだかた ...	自由詩	5*	24-8-31
※五行歌＿六首「ありがとう＿かけがえのない＿あなたのこころ」	- こしごえ	自由詩	5*	24-8-31
鴎とエゴサ	- 秋葉竹	自由詩	2	24-8-27
詩想、「自己存在」という問い・今の私という境地4	- ひだかた ...	自由詩	4*	24-8-27
ロスト・チャイルドは未知なる世界の為に変異種的な成人をする	- ホロウ・ ...	自由詩	2*	24-8-25
東條英機。	- 田中宏輔	自由詩	11*	24-8-25
意識の己、ノイズリダクション	- ひだかた ...	自由詩	2+*	24-8-24
夏のはな	- そらの珊 ...	自由詩	11*	24-8-21
綺麗に磨く	- 秋葉竹	自由詩	2	24-8-20
詩想、「自己存在」という問い・今の私という境地3.	- ひだかた ...	自由詩	5*	24-8-20
Interlude。	- 田中宏輔	自由詩	12*	24-8-19
五行歌＿遥か	- レタス	自由詩	8*	24-8-16
消えたくなっても	- 海	自由詩	5*	24-8-14
正しき堕落のススメ	- 涙（ルイ ...	自由詩	3	24-8-14
俺は初期衝動を持ってる	- ホロウ・ ...	自由詩	3*	24-8-13
終わりの後先	- リィ	自由詩	1*	24-8-13

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