樹にもたれて、手のひらをひらいた。

死んだ鳥の上に、木洩れ陽がちらちらと踊る。
陽の光がちらちらと踊る。

鳥の死骸が、骨となりました。
白い、小さな、骨と、なり、ました。
 ....
暑さテレビに人格を感じている

扇風機意識の濃度が回っている

瓶ラムネいまここを自分であることを望んでいるつもり

晩夏ふいに目覚めた夜がいちばん澄んだ時間である
ほらみてごらん
まだ
マスクをしているよ
いつになったら
あの識別信号を外すのだろう
きっと死んでも

死んだらもう他人の視線はないか

ほらみてごらん
まだ
テレビを観ている ....
汚れた指で、
鳥を折って飛ばしていました。

虚ろな指輪を覗き込むと、
切り口は鮮やか、琺瑯質の真っ白な雲が
撓みたわみながら流れてゆきました。

飛ばした鳥を拾っては棄て、拾っては棄て ....
ウンコ糞のコエダメの
芳しき腐臭辺り一面に
漂い鼻腔に流れ込んで
嫌でも包み込まれ俺は
玉川上水への未知の道
切り開き歩き続けてる
ハイビスカスの花開き
水の面掠め飛ぶ原色の鳥、
燃える太陽の瞬間に凍結され
大地を包み込む天空の濃密な青。


私の内にすべては込められ
私は想い出すことを意志する、


太古から ....
自分が不幸なことを
時代のせいにしてはいけない
むしろ時代に没入し
時代を生ききることで
時代を超越出来る


リルリ

ザネリ


リルリ

ザネリ
          - impromptu



やけくそな女が寢ぐせもなおさずギターを彈いていたところ


病み肥った女が道端で拾ったベースギターを鳴らし始めた


同樣にゴミ捨 ....
{引用={ルビ水=water}

射掛ける

{ルビ藁=straw}色の光/が}


姉妹たちは

patchouli の馨りを辿って

護謨林の{ルビ陰翳=迷路}へ

(拍 ....
「ではきみたちは、そういうふうにこの国で政治といわれたり治世と
いわれたりしているものの正体とは何かご存知ですか」
馬頭先生は黒板に吊るした日本列島地図を指し棒で示しながら
みんなに問いかけまし ....
田中恭平『Ice cream』
https://po-m.com/forum/showdoc.php?did=378411

  こころへ澱のようなものが溜まっていた
  プーチンとひとしく
 ....
詩人がなにやら美徳をほのめかすような詩を書いているときは気をつけたほうがいい。
詩人が一見やさしそうに人倫をいつくしむポーズをみせているときは身構えた方がいい。
詩人がやたら仏教を持ち出したりツェ ....
アラガイsさま
お読み下さりありがとうございます。※1 ※2
ほとんどの事柄についてはわたしなりの反論もありますがここはそういう場ではないので
おっしゃったことをよく噛み締めてアラガイsさまの考 ....
夕暮れ
時 やわらぎ
広大な大地
ぽつんと独り
取り残され
失うもの
もはや
何ひとつ無く
ひたすら自由に

懐いていたもの解き放つ
抱いていたもの解き放つ

)わたしはあな ....
           - L'impromptu 自由律



サブタレニアン護摩誰や五月雨や



因る戀は射干玉ありふれた{ルビイデア=ιδέα}



チョコを ....
空に溶けゆく
この想い、
不可視な繋がり
確かに生動し

不思議な
思考という他者
与えられ

文字、言葉 限り無く異邦のもの

紡がれ織られゆく
この想い、
不可視の湧出
 ....
冷酷な奴だよと傍、聞こえてき

彼の何を知っているというのだか

いないとき悪口言う人信じるなと

いないから言うんじゃないか悪口は

対面で言えますか君、悪口を

言ったらばもう ....
 幾つものブイが並び浮かんだ沖合、幾つものカラフルなパラソルが立ち並んだ岸辺。その中間に、畳二枚ほどの広さの休憩台がある。金属パイプの支柱に、木でできた幾枚もの細長い板を張って造られた空間。その空間の .... この光の灯火
弾け跳ねる肌色の
水しぶき

言葉、世に響き放ち
言葉、世と絡み合い
言葉、世を力動させ

定着した意味、堀り崩し
トタン屋根の猫、鳴き躍る
もつれ合い床転がる郷愁の ....
天空、ぼうと青く
葉桜、ゆらゆらの揺れ
子供、両手委ねひろげて

緩やかな風に向かい

走り出す、走り出す
僕の心はイチゴ模様
街へ世界へ溢れる愛惜

天空に火を放ち、葉桜むしゃむ ....
血走った眼に
いろんな色、
ぶつかり合い
弾け飛ぶ

走る閃光、
轟く雷鳴

私は知らなかった
この世界、怒りの様相
憑依する、諸霊のイカズチ
あらゆる色彩の遊離と切迫

わ ....
「当てる」と「賭ける」…
 いつもどっちもどっちで、
 遠くおよばないのね。

2022・12xxから日本は。
「戦争次元」に再変換されました。

岸田総理って「メフィラス星人」に、 ....
後悔なんかしてないよ
こんな事になったこと
数奇な運命は
私をここまで連れてきた
不思議なもんだ
あんなに嫌っていたのに
今は懐かしい
おれの名前は泥つきのスコップ
またの名を墓あらしのスキップ、あだ名は泥まみれのステップ
赤錆の返り血をあびたあばら家に
おれをそっと 逆さに立てかけてはくれないか

   おれは自由であ ....
夜の軌道を涙がはしる
星のひかりを水面にうけて
まるで転がるひとつのビー玉
回転速度は地球とおなじ
うわずる瞳が坂に消え
まっさかさまの流れ星
ふるえる日輪、始発駅
手をふる窓辺に白 ....
雨が上がった街に
人が通り過ぎる、車が通り過ぎる

僕は窓辺で見ている

にわかに大地が割れるのを
見果てながら
彼らは何処に向かうのだろうかと

 遥かな地平に虹がかかる
 俺は ....
 【問答相撲】
健康は命の付属品ではない
生写しではあるが別の生き物だ
今日も飛び去ろうとしてタックルした
顔を洗えば鏡に逃げ込むかもしれない
醜態を晒しても命ある限りか
尊厳を保ててこそ ....
傷口を見せていた頃
母に手当をしてもらって、、、

今は 誰にも見せない
心の傷さえも、、、

自分でなんとかする
頼るのは自分だけだと
言い聞かせていた

そんな強がりを
 ....
暗鬱としたコード進行が
延々ループしながら続く
僕らは没頭しながら従う
次々開ける光景は白昼夢
明るんだり暗んだり
いずれもそこは極北の地
いずれもそこは極楽浄土
君は泳ぎだし
僕を導 ....
霧笛にふるえる窓をひらけば

墨雲の下に何もなき地平

由緒の家々は無人の駐車場となり

運河を貨物船の影が遡(さかのぼ)る

アスファルトに病葉(わくらば)が散るこの町で

頭が ....
由木名緒美さんのおすすめリスト(3334)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩13*23-9-17
- かち俳句323-9-15
日本人のバカ- 室町自由詩423-9-8
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩13*23-9-4
玉川上水- ひだかた ...自由詩423-9-3
詩想10- ひだかた ...自由詩1023-9-3
時代- 渡辺亘自由詩523-9-1
ice- 墨晶自由詩1*23-8-19
reisuï_/_cylot_o'_culo- 墨晶自由詩3*23-8-9
いつも政治オンチの詩人たちは虐殺に加担してきた- 室町散文(批評 ...223-8-8
田中恭平『Ice_cream』批判- 室町散文(批評 ...323-8-4
とにかく人殺しをやめさせなければいけない- 室町散文(批評 ...323-7-27
タクシー運転手と定食屋のおやじが世界を動かしている─アラガイ ...- 室町散文(批評 ...223-7-19
おかえりなさい- ひだかた ...自由詩8*23-6-3
君はエケルチを視たか- 墨晶川柳3*23-5-11
思考という他者- ひだかた ...自由詩8*23-4-24
王様の耳は- りゅうさ ...川柳4*23-4-17
反射光。- 田中宏輔自由詩13*23-4-17
痕跡- ひだかた ...自由詩7*23-4-16
命の大地- ひだかた ...自由詩8*23-4-11
イカズチ- ひだかた ...自由詩8*23-4-7
いつのまにか戦時となりました- ナンモナ ...自由詩4*23-2-9
空へ- 渡辺亘自由詩223-1-4
泥つきのステップ- 菊西 夕 ...自由詩1*22-9-6
かにのみこそのかみ- 菊西 夕 ...自由詩2*22-9-3
虹の根元- ひだかた ...自由詩622-6-1
即興小詩の集い- 宣井龍人自由詩5*22-4-12
- ruruka自由詩1*22-4-12
独りと独りのブルース- ひだかた ...自由詩6*22-4-8
春風散花- 室町自由詩322-4-3

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