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どうも気に食わない奴のような気がして

嫌味の1つも言ってやりたくなる奴で

いちいち突っかかってくる奴で

会った日は一日不愉快で

どこにでもある平凡な顔で

むしろ「ええぇ〜 ....
母は時折話して聞かせてくれた
その 夏の日のことを
まるで 昔話を物語るように
淡々と淡々と
話して聞かせてくれた



どこへ行った帰りだったかしら
小さな弟を連れて
畑の中の一 ....
西の空の
あの薄桃色は
今日を
黙って許してくれる
と いうしるし
明日を優しく
連れてきてくれる
と いう約束
大きく大きく
愛されている
ぬくもり

光る機体が
傲慢に突 ....
穏やかな平行の視線
温もりのすき間に
優しい花を飾って

大きさの違う手のひら
重ねても埋まりきらない
埋めなくていい

近付いて
震え
離れては
響く

声も
色も
匂 ....
せっかく育った野菜たちが
不機嫌な嵐に踏みつけられた
土砂にまみれたレタスたち
店先まで行けるかしら

町のスーパーで
どうにか並んだレタスたち
一個400円は高すぎるの
それでも
 ....
父さんの革靴に
小さな足 入れて
かかと 引きずりながら
なんだか 笑いながら
庭を歩いていた 私

大きくなることに憧れて
本格的な靴に憧れて
小さな足
かぱかぱの空間

なん ....
ちょうどいい
ぐらいの悲しみをちょうだい
とんがりすぎてない
痛みをちょうだい

そしたら
きっと 幸せだから

笑ってばかりは 哀しいし
泣いてばかりも 可笑しいでしょう?

 ....
ああ 雲ひとつない

騒がしい季節が終わって

空も

心を一つに決めたんだね
水が流れている
頭の上
1メートルぐらい上を
そんな気がしている

水は澄んでいる
幸せそうに
順調に
私が立ち止まっていることには
関係なく流れている

罪のない顔をして
流 ....
学校ひけたら
駆けていく
あの駄菓子屋は
今も そのまま?
鬼ごっこした
松ばやしは
いつの間にか
駐車場

それでも 
ここは あの頃の匂いがする

初めてキスした
公園の ....
子どもの頃
毎日なんか 食べられなかった
母さんと おつかいに行って
ときどき買ってもらって
店先のベンチで食べた
さほど高くもない
小さなカップのアイス

嬉しいのは
冷た ....
ゆっくりと水を一杯飲む
カーテンを閉めて
好きな音楽をかける
何をしてもいいし
何もしなくてもいい
鏡に映った自分を見る
左肩を撫でてみる
前髪をかきあげる
電話のベルを無視して
今 ....
心の中の本棚に
私小説が増えてゆく
主人公は
いつも不器用で
哀しいほど
いつもみっともない

誰が読んでくれるでもなく
ただ 
収められてゆく
落胆のため息とともに

それは ....
いつも車で通った道を

自転車で走る

この坂は思った以上にキツイ

けれど下り坂は

気持ちいい開放感


大きな樫の木は

いつもより大きくて

一時停止

下か ....
  きぃ

       きぃ

  きぃ


身体ごと
時間ごと
空に放り出される


日常の中で
くすぶった思いを抱えたままの
私を放り投げる
留まろうとする
観念 ....
悲しい夢を見て
泣きながら目覚めた
悲しかった物語は
なんだったの
思い出せないけど
去ってゆくあなたの後ろ姿の
ラストシーンだけで充分

隣りに眠るあなたが
必ずそこにいるとは限ら ....
説明が出来ない
キッチンの片隅
気付かれないように
涙が流れた

想いは
こぼさないように
シンクの横に
そっと置いたまま
君の夕飯を作った

テレビに目をやりながら
明るい声 ....
私には家族がいて
一緒に笑う友達がいて
柔らかく抱かれてくれる仔犬もいて

だから
思ってはいけないことなのかも
“ひとりぼっち”だなんて

・・・・

きっとこの“ひとりぼっち” ....
あなたにとって
私はいい女かなあ

君にとって
私はいい母親かなあ

彼らにとって
私はいい娘かなあ

どこをとっても
ポンコツな気がする

いつか
最後の日に
つくづくポ ....
まあるいね
こんもりと
きいろいね
くっきりと

わらってる
うたってる
さぼてんの
はちのすみ

はるですよ
はるですよ
ここにいま
いきてるよ
風呂上りの
君のお尻をムニムニした
ほの温かくて
無防備だった
心が休まる
柔らかさだった

パンツ穿く前に
もういちどムニムニさして・・・
けっして色っぽくはないけど
夫婦の幸せ ....
チアーヌさんのさちさんおすすめリスト(21)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
はじまり- さち自由詩7*06-1-25
母の物語- さち未詩・独白12*05-7-27
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和音- さち自由詩8*04-12-9
悲しいレタス- さち未詩・独白7*04-10-29
- さち自由詩14*04-10-7
たぶん- さち自由詩5*04-9-29
- さち自由詩6*04-9-22
行けない・・・- さち自由詩3*04-8-26
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アイスクリーム- さち自由詩8*04-8-4
はだか- さち自由詩9*04-7-31
本棚- さち自由詩16*04-6-21
良好- さち自由詩504-6-17
ブランコ- さち自由詩16*04-6-7
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一人物語る悲しみを- さち自由詩10*04-5-7
ひとりぼっち- さち自由詩604-4-23
控えめに・・・思う- さち自由詩404-4-9
たんぽぽ- さち自由詩904-3-10
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