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ピアノの音色が聞こえて目が覚めた


枕元には、つぶやく炭酸の声


コップ一杯のコーラがヘビのように僕を糾弾している


”地地地、知知知、オロ血、ミズ血”


障子を開けて ....
かのん、は
「入院」がだいきらい

だから高熱で白目をむいて
こんなにも
「あつくてさむいよお」ってふるえているのに
「いきたくないの」って
ベッドから起き上がっておかあさんにしがみつく ....
 なんだか祭りが始まっている。といってもなんて言うか、たいしたものは書けやしないのだが、要するに「鑑賞文」の断片を私的メモを公開するようにひとまとめにしておけば、僕が好きだなあと思ったり、もっと触れて .... 夜のレモン。
堤防の上で君と、レモンと

夜のレモン。
夜のレモンを齧る、少し寒くなってきた。

夜のレモン、なぜこんなにも、ごつごつと、緑色で、
死体のまぶたのような、ぶ厚い皮でおおわ ....
GOD!
Rainy Blue Daisy "Clearly Clearly?"

昨日、彼ら、
ナポレオンフィッシュの群れは、20世紀の、雨、に溶けてしまったから
 ....
 緑なす
 鬼
 の
 木々の梢に
 切る切る
 さえずる
 鬼
 も
 母なる
 鬼、
 子、
 の、
 底に泳ぐ
 鬼、
 子、
 の、
 魚影を
 踏む、飲む、 ....
六月十日『アオゾラ・Keep』


梅雨明けて。失語の雨ぞ、降る。


つぶつぶの「神を噛んで」応える水よ


テロリズムのエーテル。生きていたい


虹のように犬のように、平 ....
おはよう、アベニュー、
NY city 9月11日

君と過ごしたバグダッド・カフェ まで
僕たちは雲の中を飛ぶように歩いてゆく
双子のビルが崩れ落ちる
もうもうたる砂嵐ふきすさぶ灰色の雪 ....
--僕の、美しい人の話をしよう。

さっきまで、おしっこみたいな雨が降っていたのに
太陽の奴ったら
まるで君の妹のように、甘酸っぱい笑みをうかべて
うそみたいにけろっと晴れちまう、
なんて ....
 僕の夜に
 胸のコップをなみなみと満たす
 コカコーラ

 みみをすます
 「ココニイル。」
 泡ぶいている
 「ヒトリダ、ヒトリダ、」


 コカコーラ・Listen
 胸を ....
僕は、いつものように、
かのん、と救急車に乗っていた。
かのん、は三つで
救急車はキライで
でも、救急車のおじさんはヤサシイ、
って言う。
透明な酸素吸入マスクのゴムがきつくて
イヤイヤ ....
■川村 透 [22:35:20]

Spoken Words
恋もポップに見えて来た。ジャジィでダルなWord
やわらかく気のふれたこの世界
風がひかりに変わるまで。
片手に知識をかかえて ....
目覚めている時の、
彼女の姿は写真には写らない。
僕はこっそり、眠り姫、と呼んでいる
なぜって?
眠っている、その姿だけは写せるからだ、
盗むことが出来るからだ、
と、僕だけが知っている。 ....
@鬱五郎はライオンの虫歯を見つけた、と言う。


大きくあくびをする顎を覗き込んで、
鬱五郎はライオンの虫歯に話しかけようとした、けれど
眠たげにゴロゴロと喉を鳴らすそいつは、
生臭いあく ....
夜は、乾く、ので、ふらりと。


ここは、暖かいです
どこか、銀色の日々です
おだやかな、アラシが、ココにあります
やせたりは、しません
コトバがキンゾクのようです
ひとりごと、です
 ....
プールサイドに、咲く
チューリップの花びら
清潔な横顔からこぼれ
水色の迷路を流れてゆく
僕たちの、しずく
人工レモン
人工レモン


デンプン質の知性から
いちごの香りが、する? ....
彼女はレースの手袋をしていた
日傘の陰の中に棲む渦巻のように道に迷い
信号を渡ると必ず赤になるのだった
僕たちは警笛と仲良くなって
赤いビートルのボンネットにひと蹴り入れてからひとごみに消える ....
こんなエーテル日和にみんなが集まるなんて、
涼やかに横顔を見せて誰かが言う波止場
太陽は赤色102号から黄色4号へとギラつきを増すばかりで
埠頭を渡る風は塩辛く湿った毛布のように僕たちを抱き締め ....
正午だ
ダッシュ!お昼、のあとでゆっくりと《神々を噛むためのガム》を買う
お気に入りのキシリトール、あの木陰がいい
アラニン化合物、腰をおろしてゆっくりと
フノラン(FN)とリン酸カルシウム( ....
眠ることは死に近い、君よ
僕の腕の中、泣き腫らした目をして、しゃくりあげる赤子
蒸し暑い夜のありふれた、それでいて、不吉なくらい真摯で痛々しい、寝ぐずり
君は運命にあらがうように手足を突っ張り地 ....
チアーヌさんの川村 透さんおすすめリスト(20)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
『赤い傷魚』- 川村 透自由詩3*05-6-11
『かのん、の、「入院」』- 川村 透未詩・独白30*05-3-13
【批評祭参加作品】■シロン、の欠けラ(1)- 川村 透散文(批評 ...1004-12-13
『夜のレモン』- 川村 透自由詩904-12-8
『Rainy__Daisy』- 川村 透自由詩804-10-9
「緑鬼、」- 川村 透自由詩504-9-11
『Seventeen_Plus』- 川村 透自由詩504-8-7
『バグダッド・カフェラッテ』- 川村 透自由詩704-8-5
『虹のように犬のように、』- 川村 透自由詩804-7-2
『コカコーラ・Listen』- 川村 透未詩・独白604-6-10
『ヤサシイ救急車のオジサンと一緒に』- 川村 透未詩・独白35*04-5-30
『即興_In_Motion_0521』- 川村 透未詩・独白5*04-5-23
『石の女』- 川村 透自由詩7*04-5-19
『鬱五郎とライオン』- 川村 透自由詩7*04-5-13
『乾いて候』- 川村 透未詩・独白12*04-4-2
『チューリップ・レモン』- 川村 透自由詩5*04-3-16
『渦の女』- 川村 透自由詩8*03-10-10
『アクアリウムはエーテル日和』- 川村 透自由詩303-9-3
《SUGARLESS_XYLITOL》- 川村 透自由詩3*03-8-1
『Kiss・Kid・Kanon』- 川村 透自由詩1303-5-2

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