希望
umineko
あなたは正しいことが好きですか
わたしは
キスの向こうにある風景をぼんやり知っている
それはやわらかで
さみしい
わたしはいつも探している
わたしは時々メールを打つ
返事がくれば嬉しい
こなければ
世界は絶望で満ちている
そういって友は嘆く
そうだろうか
(あなたは
いつも楽しそうだね)
と
よく言われる
そうかな
わたしはオリアイをつけるのがなんだか苦手
わたしはことばというものをあまり信じてはいない
もちろん
信じるという作業が
もっとも大切なことを知った上での発言
理解することと
信じることは
たぶん別の出来事だから
あなたは正しいことが好きですか
わたしは
ずっとキスしていたい
それが
わたしの小さな希望
絶望に
少し似ている