無数の命の灯が

煌めき、瞬き

生まれては、消えてゆく。



それら一つ一つに想いは在って、

それら一つ一つに望みが有る。



愛されたいだとか、認めら ....
わたしたちの毎日が
こんなに離れてしまうなんて
ちっとも予想してなかった
離れても変わらないって思うけど
近くにいても
変わっていったことはたくさんあった
否応なしに

わたしたちの毎 ....
いつもいつも 
一から始まるように感じる朝は
夕べのやり残しの食器洗いよりも
途中になった本棚の整理よりも

まず

この窓を開け放つところから
始めなければならない気にさせる

 ....
九時三十二分

全二十組がショットガンスタートする

夜来からの豪雨もものともせず

ゴルフコンペは決行された

雨のなかのゴルフは暑くないという点ではいい

電解質の補給を考えな ....
試行錯誤の裏の裏

銀色の鎧はマニュアル運転

カリスマもでるは変形顔面

理由の価値は1億よりは軽い

信頼を叩き潰すのは

蟻の行列

心の奥より沸き上がるのは ....
半透明な一日の中の朝が溢した
色のついたある一点を探しにいく

近況、そんな穏やかな毎日です


晴れた日の傘のように
言葉たちは眠っています
だから私はペンを置いて
モールス信号の ....
宙から糸を引くように
いくつもの魂が
みちびかれてゆき
草むらのコオロギもまた
静かに時を止めた

ゆっくりと過ぎてゆく僕の時間も
  に包まれて
黄金の金糸に引かれてゆく

冷え ....
デクノボウとよばれて

デクノボウになって



ぽかんと
つっ立って




普遍の海から「ソレ」を汲み上げる



筒状のナニカにナリタイ
酒に酔うて
人に酔うて
乱雑な物言いをして

おれはこんな所へ居る者では無い
もっと高い所へ居る人間だ

そんな事を宣って

あらケンさんその通りだわよ
あなたは私か ....
夏のそらばかりが 身をせめる
南風の吠ゆる 島の岬に
母のかたみの 赤い櫛で
髪を梳く 

罪を乞うでなく
罰をあがなう 身にもあらず

まばゆく うれしそうに
紺碧色に待つ 海 ....
 
 
アメリカを好んだ
わたしから
アメリカを除くと
わたしだけが残った
アメリカが
わたしなのではなかった
フロリダも
シスコも
ロスも
わたしが好む何かではなくて
それは ....
               平成21年11月11日
利用者各位
           ○○企画
公園設備の更新のため
3ヶ月休園いたします
利用者の皆さまには
ご不自由をお掛けいた ....
樹齢いくつとかわからないけれど
ぼくより長く生きていることは間違いない
その身体のあちこちは皮をはがされ
表面に色の濃淡を作り出している


そんな老木のたくさんある枝のたった一本に
か ....
ふと目を上げると向かい側には同い年くらいのひと
高尾山にでも登るのかいかにもって雰囲気で
ひと待ち顔でおしゃれなデイパックを開けたり閉めたり

わたしと言えばパン教室のお友達を待っていて
忘 ....
下らない話聞いてくれ 
本当に下らないんだ 
例えば空が降って来て 
僕等が全員死んでしまうような 

下らない話聞いてくれ 
本当、下ら ....
スノビスムの撃鉄を起こし
シャルル・ド・ゴールに降り立った
着陸までは青空だった
雲の上だから当然だ

愛やその他の悪意を捨てて
身一つで旅に出るならば
そのような悪意から逃れられず
 ....
ひしゃげたわらの一筋に
薄い雲から来る太陽光の残滓と
飛び交う電子の温度がこもっていた
温かい立体だった

わたしは妹の手に
秋の暮れ方の軽さを載せた
それが十年の
記憶だった

 ....
その後のこの期

夢のなかで
私はまだ
逃げも隠れも
している



この期に
およんで
い ....
人生はゲームだ

このステージに産まれた瞬間に

ゲームはスタートする

プレイヤーは自分自身を操作して

攻略を開始する

プレイヤーによってエンディグはバラバラ

けして同 ....
手をつないで歩こう
すこしだけ上を向いて

秋の陽の雫は
まるで未熟な葡萄

ぼくの左手は思い出す
恋は死のようにあえぐと

あなたの右手は教える
時は死よりも強いと


降 ....
この間新しく店に入ってきた社員さんと一緒に厨房に入った。

政治とか経済とか歴史とかの話が出来る人で、結構会話も弾んだ。



でも、その人が「日本は核を保有すべきだ」って ....
ぺったんこのくつで
そぞろ歩き探す秋
秋はもう冬になっていて
柿の実が映える空が遠い水色

引き裂かれてトーン耳がつんとして
音を聞かなくなった私は今も
色彩と香りに教えられて
こんな ....
ぶらりと定食屋に入った

カウンターのうえに並ぶおしながきを見ていて

カツ丼をもうながく食べていないことに思いあたる

学生のころ日に三杯は食べていたカツ丼

あれから二十年か・・・ ....
踊りを踊るなら

山のふもとの

見晴らしのいい草原に行きなさい

夢中になり過ぎても

誰に咎められることはないから


歌を歌うなら

そのま ....
{引用=夜の階段を下りて
一階はとっくに海に沈んでいったので
その、密やかな貝を避けながら
水の中につま先をいれる

どこまでも透明な
水晶を重ねて束ねて作った
深海は 魚を飲み込む
 ....
ドアを開けたらまだ真っ暗で
少しめげたけど
新宿行き高速バスの始発は5時3分
元気を出して、君に会いに行こう

バス停は牧場の横、畑の中
途中が手探り足探りの真っ暗で
牛が寝言でいつも驚 ....
 気象台横のごつごつと張り出した岩の上に、よじ登るようにして立ちあがれば、海峡と町の景色が突然足の下にひろがる。そしてその先、海峡の向こうには、白い岩山の山脈がゆったりと雲の下に姿を見せ広々としている .... 小舟を浮かべて 新しい世界を求めて
僕は旅に出ようと思います ひとりで

生きていく才能のない僕は
誰かが傍らにいてくれないと
ウサギのように震えて死んでしまいそうです

それでもひとり ....
 出会いは不思議と偶然でも、あの時でなくてもいつかきっとそうなったと思うほど、二人何かに導かれるように知り合った。
 大学の図書館で、いくらもない日本語の本の中から、読めそうな小説をさがしている時に ....
まことしやかに伝わる嘘を
信じてただただ突き進んでた
貴方の背中を私は見てた
貴方の涙は見えなかったわ

私は貴方を失って
ぽつねんと一人立ちすくんでた
叫んでは獣に気づかれ ....
……とある蛙さんのおすすめリスト(2992)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
命の灯と、小さな灯の葛藤。- aokage自由詩4*09-11-12
こんなに離れてしまうなんて- 茜幸美自由詩209-11-12
一から始まる朝- 朧月自由詩509-11-12
雨のなかのゴルフ- 吉岡ペペ ...自由詩209-11-12
有効期限ギリギリの天国行きチケット- こめ自由詩1109-11-12
水槽の中の日々- 瑠王自由詩9*09-11-11
悴(かじか)む- within自由詩4*09-11-11
イーハトーブからとおくはなれて- 笠原 ち ...携帯写真+ ...709-11-11
酒に酔うて- 田園自由詩409-11-11
「ゆりと兵士」- 月乃助自由詩14*09-11-11
リアルテーマパーク- 小川 葉自由詩609-11-11
リアルテーマパーク- あおば自由詩6*09-11-11
結び目- あ。自由詩19*09-11-10
あかねいろのひと- 恋月 ぴ ...自由詩19*09-11-10
下らない話。- 雨流れ。自由詩3*09-11-9
この街を好きにはならないと- 瀬崎 虎 ...自由詩509-11-8
わらの秋- オイタル自由詩3*09-11-8
ルパンの車- 笠原 ち ...自由詩909-11-8
人生ゲーム- こめ自由詩1509-11-8
あなたの顔に茜射し- 都志雄自由詩709-11-8
国防…?- aokage散文(批評 ...1+*09-11-7
女だってそう- 瀬崎 虎 ...自由詩109-11-7
カツ丼とゴッホ- 吉岡ペペ ...自由詩909-11-7
英知- ホロウ・ ...自由詩5*09-11-6
水槽- もも う ...自由詩42*09-11-6
君に会いに行こう- 西天 龍自由詩6*09-11-6
「落陽」(3/3)- 月乃助散文(批評 ...2*09-11-6
冬の船出- within自由詩10*09-11-5
「落陽」(2/3)- 月乃助散文(批評 ...3*09-11-5
或る女- 田園自由詩409-11-5

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