届かなかったと
落ちた空 みつめて
眠りこむ 雪を
春が 起こして連れて行く
ここにも そこにも
次の夜が朝から待っている
影で隠している
風の遊び道具
石に座っていた凍り ....
草食系だと
もてはやされたり
馬鹿にされたり
その度に
膨らんで青空を目指したり
萎んで地面に貼りついたり
そんな僕は
サヨナラも言わずに
強制終了された恋を
いつまでも ....
近頃どうよって悪友に尋ねられ
思わず恥骨の膨らみなんか押さえてしまう
去年は処女同然だったしね
あれって使わないと塞がっちゃうのかな
そんなことないのだろうけど
こころの窓ってやつは ....
110103
プレート損失40ワットでは
寿命1850時間
うーむと唸りながら
真空管アンプに
電源を入れる
微かなノイズのあ ....
キミは書き 続ける
日記のように
独白するように
日々のキモチを
日々の痛みを
悦びを
切なさを
あたしも
書き 続ける
この命
果てるまで
続ける
続ける ....
もろくずれるようで
なみだもろくなく
ただようばかおも
しろくもろくやわらかくひかるしろへ
(2011・1・2mixi)
相方か演者募集!
今宮子供えびすマンザイ新人コンクールか ミスユニバース目指せるかた。
当方、Vo&G(♂)。
ジャンルは、ロック、ハードロック、ハーロック、林家彦ロック どれでも大丈夫です。
....
父よ
母よ
神々は太古からそこにいて
神々は初めからここにいはしない
ヒトが路上で嘆息する時は
ただ頭上に空と、眼前に生活があるだけで
哲学や文学など役に立ちはしない いつだって
それで ....
吹き荒ぶ呼吸と
高鳴る鼓動を
つなぐ
乱れ打つ靴音と
待ち焦がれる指先を
つなぐ
縋りつく汗と
呼び寄せる声を
つなぐ
欠け落ちそうな意識と
託された背中を
つな ....
さいしょは地べたにふるえてた
みみをしょんぼりさせていた
飼い犬きんしのマンションの
ちかくは気持ちのいい公園
朝焼けいろの黄いろい景色
それがマリの毛穴にはいっていやし ....
やせることにしました
夜も昼も
私の体は、重たい気がします
持っているものも これから
持とうとするものも 少しばかり多すぎるから
知らぬ間に
体にたまった/たまる澱は、いつまでも ....
私の知人の
エロおっさん
住所不定で
チャキチャキ
元ニューヨーカー
初詣に来る晴れ着姿の
おねえちゃんが大好きで
トレンチコートに
中は全裸
悲鳴が降ろうが
石が降ろうが
朝か ....
コンテンポラリーダンスの舞台で描かれた
ゴーギャンの半生
鮮やかな身体表現で再現された彼の代表作
われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか
鬼気迫るダンス ....
今日の太陽は 虹色
うろこ雲の間から のぞいた その光は
魚のような潤いで太陽の位置周辺に
虹の同心円が見える
いきもののような 空だ
太陽は 天海を漂っては いな ....
へなちょこ人のへらへら絵がかかれた薄っぺらなかみがくねくねしながら、
「ちょいと、そこのあんた、あたしと遊ばない?」と、指を誘う。
蓮っ葉かみは、指に抵抗ざらざら。
さらさらときれいに流れない ....
{引用=
こんなにもかなしくさびしい目をした
青い犀は
かつてみたことがない
霜月はじめ
いや
ぎりぎり瀬戸際のこの師走のおわりの
月さえ凍える
しろい ....
すべての<色>に撃たれていよう
業火に灼かれ白い灰となるまで
サービスエリアで雨に撃たれた
車のなかから外を見るようなふりをした
ひとは明日を信じていた
ひとは不安を信じていた
俺はだか ....
寮生活をしていた頃の事
玄関に来てくれと伝言がきた
同じ部屋の同期入社の子が大変だという
数名のいつものメンバーが見に行くと
大きな台車に 彼女がぐったり横になっている
歩けずに 意識も ....
2010年も
もうじき終わろうとしているのに
少女には年を越すだけの
十分なお金がありませんでした
少女は寒さと空腹と疲労でフラフラしながらも
ゴールドシティのメインストリートに立っていまし ....
オリエンタルエクスプレスはAM 9:25に出発する
それまで僕らの目の前には現れない
がらんとしたホームに青白い木枯らし
先発のサンダーバードがピルルとやってくる
大荷物を持った人々が列を ....
浅いプールのような
今どきの象舎には鉄柵も濠も無く
リンガムめいたステンレスの円柱の間をつながれてもいないのに
3頭のインド象はゆっくりゆっくりと巡っている
見れば
おとなの1頭は片方の前肢 ....
SF作家や
だれかによって手渡された
未来のそばで
ぼくらは生きている
どこかがイビツでなにかが不適切なこの
だれかの未来は
あるいは
使用方法をあやまっ ....
幼いこどもが悪い言葉ほど直ぐに覚えてしまうように
ちょっと悪ぶってチャラい言葉なんか使ってみる
私に似合わないのはわかってはいるよ
でもね、今年のクリスマスも思い出となるよなサプライズはなか ....
年の瀬戸際につかまって
泡立つ街を浮遊する
地が足につかないような
こんな感じもいいかもね
とりあえず全部棚上げにして
ニュートラルコーナーへ
今なら許してあげるから
本当のこと ....
からっかぜ
おもむく
西から
からまりかえる
(2010・12・26mixi)
あんたは誰です?
イエス・キリストは
哀れな母親にこう言い放ったものだ
「お前など知らない」
イバラの出世街道を歩む吾子を
ひと目見ようと遠路はるばる会いに来た
愚かな生母に向かって
....
ひとはみな
死を まとって 生きている
生まれ 出でた
その日から
生を 全うした もののみが
宇宙へと 溶けこみ
次の生へと 流れていく
死をまとい 迷い まとい
今日も ....
見上げられたり
ボールをぶつけられたり
喚き散らされたり
夕陽をむりやり飲み込んだり
よりかかられたり
素敵な落書きをされたり
蹴っ飛ばされたり
三日月に添い寝してみたり
....
カゲがひとつ減った
またひとつ減ってこれでは
カゲの家族が家族ではなくなってしまう
カゲの家族の個々のカゲすらなくしてしまう
とつぜんの惨劇ではなく
しのびよって ....
冬のあま雲に
のぼってゆくように
クルマで雲に
わけ入っていった
国道の
あま雲のなかは
濃いキリが視界をさえぎる世界で
アスファルトに刻まれたセンターラ ....
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