公共性のない才能と

正解を欲しがる幼稚性

そのどちらもが

渦になれないおまえら液体だ

いちからじゅうまで

そんなんじゃいやなら

おまえらの惨めさにおれは蓋などしない ....
{引用=
うわの空に舞う花弁を掴もうとして距離を見誤る春愁の日
                
性別なんて窮屈すぎて息が詰まりそうだった

黄昏色の溜息を煙草の煙と一緒に吐き出して
トイ ....
初出:2000年「詩人専用シナプス」


 ヒマな時によく、詩のサイト巡りをする。ちょっと前まではwebringの営業のために、投稿コーナーのあるサイトを見て回ってた。Googleという検索サイ ....
パンと珈琲と絶妙な目玉焼き―
それだけで

眼差しと沈黙と即席の悪意―
それだけで

唇と両腕とベッドの上で呼ぶ名前―
それだけで

朝と昼と自分だけの夜―
それだけで、十分だなん ....
なつかしい音


なつかしい音


なつかしい音



結局 わかんなかったな


なつかしい首


なつかしい首


なつかしい首



めんどくさいん ....
         大根でできた透けた奴 添え物のつまになりたい
         がりがりはいやだから
         糸みたいに細くなくっちゃダメ
         ふわふわしてなくっちゃ  ....
機械的に家路を歩いてた

なんにも考えずに

帰巣本能でもあるまいし

歩道橋の向こうに

私を照らす光源があった

セピア色した夜に

私は突撃したのだけれど

それは本能でなく

機械的にした訳で ....
降りているのか
上がっているのか
分からなかった

肩を並べてなのか
今からすれ違うのか

降りているのか
上がっているのか
分からなかった

幻なのか
悲しみなのか

降 ....
               100417




並が、7
並が、8
並が良いと、
3が、
吠える朝

大神
オオカミ
おおがみ
頬白が通り過ぎる海原に日が照る
 ....
てんてんつるてん
てんころりん

咲くや香るや 花の町
川流れ行く その上を
薄桃色に 染めてゆく

花びら 花びら
さーらりん

もうし、もうし 旅の人
冬の終わりを 見やしゃ ....
女の面影や身体の柔らかさのことを
夜道を歩きながらぼんやりと思い出そうとしていた

半月に照らされた王都の白い石畳が
南島の短い冬に冷えていた

(あれは、まぼろしではなかったのか)

 ....
ぽ ぽ ぽ

あてどなさを
撒き散らしながら
歩く

ぽ ぽ ぽ

優しさを
蹴飛ばしながら
漂う

ぽ ぽ ぽ

愚かさを
噛み締めすぎて
笑う

ぽ ぽ ぽ

淋しさを
演じ切れ ....
薄暗い河原にしゃがみ込んで
肌寒い風に吹かれながら石を拾う
積んでは崩し 積んでは崩す

水の流れる音がする

向こう岸に繋がっていた橋は
いつのまにか流されて
橋脚だけが空に突き立っ ....
爽やかなしょんべんの匂い

あたりを見回すと

ツツジの群生しかなかった

あいつが俺のを飲んだのを

思い出してもいた

意味などさがす気もなくて

あいつが俺のを飲んだのを

植物的な愛の形を

 ....
あてどなく
そうあてどなく
ぼくはきみに聞いた町を通りを
喫茶を探すように歩いた

東京の商店街の
あの密着感がにがてだ
ぼくはよそものだと
目がおもくなる胸がくらくなる
足が空を蹴る

あてどなく
 ....
耳鳴りだ
またあの耳鳴りだ
またあの耳鳴りが
ぼくの精神に風を吹かせていた
目のまえのものが無数の風になる
どこへか向かってひゅるひゅると
無数の風が立ちのぼっている
ぼくはそれを虚無の風と呼んでいる ....
暗い部屋の一角を 橙に染める白熱灯
闇と光の境界面に 一羽
透けた油色の水鳥が 羽根を休めて
緩い波紋 円の波を生んでいる


この胸まで 波は 広がっては消え また広がる ....
おとなになってから

倫理をふみつぶして歩くことが多くなった

仕事も人間関係もそんなことが多くなった

大義名分なんてそんなあるはずもなく

屁理屈と意地と感情でそれを選んでいた
 ....
モノを言わせたければ
いろんなモノを
見たほうがいい

綺麗じゃないモノや
馬鹿げたモノを
もっと食べさせてやれば

君の可愛い節穴だって
とてもお喋りな
武器になるかもしれない
すれ違い様のカンニング

嗚呼、陰湿!

やたらと大きな箱に入っている金属片は
確かに鋭利な形をしているが
触れたならば崩れ落ちそうなので
威嚇する顔つきはどこか可哀想
捨てられないか ....
やたらと動きのよい男は
チーフを取り出して涙を拭う
そして顔を傾けて囁く
女は台本通りに今宵二度目の愛を誓い
嗚呼、悲劇などないのだ、と


そして舞台袖の暗がりでは
黒髪を撫でつけた ....
積年の黒くかびた墓を
新しく建て直すために
取り出された骨壷

つるりとした陶磁の表面は
寒々しく
気を抜くと体温を吸い取られそうで
鳥肌が立つ

生きていた頃よりも
死後の青みが ....
大河に落ちた
他愛ない葉っぱにも
一年に一度は
特別な日がやって来る

浮かんでいようが
溺れていようが
沈んでいようが
渦に巻かれていようが

おめでとう
を投げつけられたら
(できるだけ爽やかに ....
小学生のころ正義帳なるものをつくった

表紙には宇宙に浮かんだ地球の絵を描いた

その絵のうえの余白に、せいぎちょう、と記した

1ページめにはまず、せいぎのるーる、五箇条を書いた

あの頃といまも考 ....
知らない遊びを怖がって
炭酸飲料で約3%に希釈した恍惚を飲み干す

最初から分かりきっていたこと、花より団子

お利口さんな日々を過ごしてきたものだから
東淀川がどうしても大きく見えすぎて ....
君はいつか僕に会えるだろう

人は意外とかんたんに
見知らぬ遠い場所までいくことができるから

僕も毎日、想っていた

父さん母さんに連れられて
テニアンやサイパンにまで
砂糖黍畑を ....
へえ、そうなんだぁ

今はもう小さな児童公園の近くに祠があるだけで
不忍池と同じくらいの池がここにあったなんて信じられない

畔にあった茶屋のお玉さんが身を投げたのでお玉が池と名づけられたと ....
あなたが送ってくれた手紙を読みながら
まだ一度も会ったことのない
あなたの笑顔をかんがえる

そういうときの私は
太陽に向かってノーテンキに咲いている
この島のハイビスカスなのです
平淡な 板上の 安定した 金属の 丸い 群れ

平淡な 板上の 安定した 金属の 丸い 群れ

平淡な 板上の 安定した 金属の 丸い 群れ

平淡な 板上の 安定した 金属の 丸い 群れ ....
雫の滴るココロノヒカリ

波紋の静けさココロノヒカリ

ココロノヒカリココロノヒカリ

月の明かりにココロノヒカリ

戦車の音鳴るココロノヒカリ

ココロノヒカリ

 ....
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