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◇機関士:

パリ発、コンスタンティノープル行き6両編成。
ほぼ定刻でウィーン発。
乗客の体調不良等、異常の報告は無し。
これより政情不安定な地域を通過。
よって盗賊団の襲撃に警戒セヨ。
 ....
帰路暮れて揺れる電車は音穿つ(で、あったなら)(で、なかったら)


ミルクティー恋人たちがこぼすから空は蕩けて星空になる 


夕焼けの残滓に向かう農夫いて暗き川原に燃やす唄声


 ....
小さな毛糸の手袋が片一方、
橋の袂に落ちていた

どんな子が落としていったのか

いやそれとも

こんなに小さな手を守ろうと
優しさが形を成して包み込んだのは

私の手ではなかった ....
手をつないで歩こう
すこしだけ上を向いて

秋の陽の雫は
まるで未熟な葡萄

ぼくの左手は思い出す
恋は死のようにあえぐと

あなたの右手は教える
時は死よりも強いと


降 ....
  
ねぇ 和尚

いくら頭をひねってみても
片手に音は鳴りませぬ

無辺なる{ルビ零=ゼロ}が「ある」ばかり

だから人は繰り返すのでしょうか
妙なる音を探し求めて



 ....
……とある蛙さんの都志雄さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
オリエント・エクスプレス、1914- 都志雄自由詩11+*10-5-5
帰路- 都志雄短歌5*10-4-26
思い川- 都志雄自由詩8*10-1-17
あなたの顔に茜射し- 都志雄自由詩709-11-8
零の手- 都志雄自由詩209-10-15

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