{画像=140426112527.jpg}

都会の一角に寄り添って
おまえは小さき声を上げていた

1月の薄い陽射しを浴びて
身体には輝く黒石の毛皮をまとい
丸まり
鞠のように丸まり ....
               140409

嘘があるから真実もあるだろう
楽観論者の筆者は軽く聞き流す
哲学青年は厳密に考察を開始する
100パーセントの真実なんてあるものか
必ず嘘とい ....
 1
指先の吐き出す音は
宇宙で絡み合う
としても 
糸の無い繋がり
華やかな彩りも 
時の経過に
消える夜の虹
孤高の富士は
大地に根を張り
世界の山々と融合するけれど

彼 ....
食べ物買うのに言葉はいらない
ましてや売る人の心など

風邪薬は効き目を買う
心配そうな言葉など鬱陶しい

陳列棚から取り出した飲み物
黙って値段を示せばいい
すぐに飲もうと だれと飲 ....
20年前、駆け出しの商品開発担当だった頃。
自分が開発を担当したある商品の容器の印刷強度が弱く、
自社のスペックに適合しなかった。
試作の時には全く問題がなかったのが、量産品でうま
く行かない ....
君に会えないその時は
花でも摘みましょうか
それとも窓辺で
恋歌でも歌いましょうか

花占いももう飽きた
君は{ルビ何処=いずこ}の空の下
誰を待っているのでしょう

さらさらさらさ ....
木蓮の近くに寄せる車いす ショーウィンドウの前から
ふわりと剥がれた影は
軽やかにステップを踏んで
もうひとつの影にくっついた

大きな紙袋をぶら下げて
せかせかと動き回る影は
スマホを耳に押し当てたまま
 ....
{引用=おっぱいの弾力が失せた女は信用できない
       … 夭折の男根主義者(ダンコニスト)
             セルゲイ・メンタイコスキー}
 ビッグ・ティッツ

海潮音の記号 ....
 
それは地球環境と生命保存の本能の間で 気の遠くなうような長い年月をかけて作り上げられた習性。長い飛行距離とエネルギー消費の少ない飛行のできる翼と飛び方は 遙かな祖先からの経験の継承と あまたの選 ....
              140310

絶対である!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対に最強である
寄らば切るぞとコテツがニラム
睨むという行為には
勝つ ....
九官鳥の鳴き声知っているかい
真似しすぎて
とうとう自分の声を忘れてしまった
めすをよんでも相手にされない

そんな人も居たな
人まねしていて自分の姿を失った
そんな人になるには
白紙 ....
三月の暗雲は過ぎ去り
西から太陽が覗いた
いつからか
ぼやけていた

流れる
立ち止まらない
過ぎ去っていく
瞬き
弾ける
乱れる
ジグザグに
曲がる
まっすぐに
曲がる
 ....
 トランプやサイコロをさっと取りだす
 マジックのように風景
 という手ごたえのない空間をてのひらにのせて
 ひぐちさんは
 ほら
 ここよ
 この部分が大好きなの
 といって頬 ....
 私は気のいいおじさん(夫)と暮らしている。
 そのおじさんは、マネッジメントで有名になったおじさん(ドラッガーさん)のこと信奉しているようで、夕食のあとのちょっとした時間は、おじさんがおじさんのこ ....
多次元の宇宙と添い寝すると
私の足先は冷たくなるので
光の届かない宇宙の底に
いつも逃げ込んでしまう

そして誕生と死の間にある
あいまいさの霧の中に
まぎれて
満たされない欲望は
 ....
垂乳根の母がそうしてこわれたら
貌あおみどりにこわばって
幽鬼のように見えましょう
蛍光管は外しましょ

こわれた母には濃い{ルビ布=きれ}でなく
産着の色を着せたげます
さきの事実は疾 ....
まどみちおさんの訃報に泣いている場合じゃない!ので、。ちょっぴり、あわい思いでなんかをですね。恥ずかしながら書いてしまうことにしました。
たぶん1996年頃です。フォンレター送りました。まどさんへ。 ....
出来るでしょうか
目に見えない心を磨くことなど
出来るでしょうか
形のないものを磨くことが

かつてある食品会社が
「水を磨く」と言いました
大河の水は汚れています
池の水も汚れて ....
Vの発音 Vの発音 Vの発音 Vの発音
言語聴覚士に何度も発音を矯正される
だけどまだできない
標準的なVの発音

ボールを投げて キャッチして
ボールを投げて キャッチして
作業療法士 ....
金属の目録に眼を通した
あらゆる色彩がひび割れる時刻に
百万年かけて落下する思考の速度で

澱んだ大気の底に広がる地衣類のような
無数の金属の結晶が犇めく都市の上空から
走査電子顕微鏡 ....
くたばって思い出し笑い ひさしぶりに起きて夏の雨の味 猫が背伸びしてお迎えの時間 摂理という美の魅力によって
自然は不思議という概念を創造した

ある石は固く曲がることはない
ある石は蒟蒻のように柔らかく曲がる

甘い蜜でしたたかに誘う花もあれば
容赦なく殺す毒を持つ ....
魚上氷
うおこおりをいづる


冷たい水底で
来る日も来る日も
あわぶくの羅列を眺めてきた

滞りがちな
私の中の遅い水は
妄想だけを鰓の内側に沈殿させた

待つのは慣れて ....
  ――夕映えがきれいだった あのころ
  もし自転車にのれていたなら
  ほかの街で ほかの暮らしをしていたのかもしれない

 すでに滅びた高句麗の
 釘のように錆びた川がながれる
 ....
2月3日 午後8時
そうだ、今日は節分ではないか!
豆まきをやらねば、と突然思いつき
子供達を呼ぶ

「ねえ、豆撒きやるよ〜。おいで〜。」
「豆撒きってなあに?」
「節分の豆撒きだよ。」 ....
磨りガラスの向こうの公園で
外国人に話しかけられた
どうやら、フランス語らしいが
何を言っているのか分からない

家に帰ると母親が叫んでいた
ひとつひとつは意味のある言葉
けれど、つなげ ....
一生で1番君を笑わせる男が僕でありますように
……とある蛙さんのおすすめリスト(3008)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黒猫_/_陽の当たる暗闇に消えていくもの- beebee自由詩25*14-4-25
真実- あおば自由詩12*14-4-9
夜の蜘蛛- イナエ自由詩13*14-4-8
余計なお世話だけれど- イナエ自由詩18+*14-4-4
感謝しても感謝しきれない- ichirou散文(批評 ...11*14-4-3
花曇り- 未有花自由詩20*14-4-3
木蓮の近くに寄せる車いす- 北大路京 ...俳句514-3-30
影の春- nonya自由詩20*14-3-27
春のおっぱいフェスティバル参加謹呈・其弐- salco自由詩714-3-16
二十一世紀を燕が思う- イナエ自由詩8*14-3-13
郵便局- あおば自由詩4*14-3-10
Who_are_you_?_- イナエ自由詩14*14-3-10
春の境界- within自由詩2*14-3-10
ひぐちさんはどこか鬼ガニの、- 石川敬大自由詩1114-3-7
夜更けの紙相撲・2014.2月- そらの珊 ...散文(批評 ...3+*14-3-3
文字の向こう側- within自由詩2*14-3-2
ひな- salco自由詩1114-3-2
どんなにわたしがまどさんをすきかかくことにしたぞう(泣笑)- 阿ト理恵散文(批評 ...15*14-3-1
磨く- イナエ自由詩22*14-2-26
矯正- 夏美かを ...自由詩31*14-2-21
金属の目録- 壮佑自由詩27*14-2-20
くたばって思い出し笑い- 北大路京 ...自由詩214-2-19
ひさしぶりに起きて夏の雨の味- 北大路京 ...自由詩214-2-18
猫が背伸びしてお迎えの時間- 北大路京 ...自由詩914-2-18
まろやかな不思議- ichirou自由詩11*14-2-17
魚上氷- nonya自由詩22*14-2-17
龍のいない青空- 石川敬大自由詩7*14-2-14
節分_in_アメリカ- 夏美かを ...自由詩26*14-2-4
バベル- 自由詩27+14-2-4
一生で1番君を笑わせる男が僕でありますように- 北大路京 ...短歌814-2-3

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