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遊び明かした夜も終わり
よそよそしい朝の光が
地上を照らしている
空気はまだひんやりと
あたしの火照った心を冷ましていく
刹那、
解散という空虚が胸をよぎる
そんな夜明けを嘆いた
....
あふれる涙
こぼれないように
空を見上げたはずなのに
見上げた拍子に
ぽろ ぽろ
両目から一粒ずつ
無色の涙は
夕日の朱色に染まって
こぼれた
目深にかぶった帽子
さ ....
くるくる剥いた林檎の皮が
包丁持つ手にぐるぐる巻きついて
気分はまるで蛇使い
蛇の色の鮮やかさに恍惚
とする自分にエクスタシー
赤い風船 くもり空に飛ばして
太陽みたいだね、って
指 ....