すべてのおすすめ
誰かを踏み台にするなんてこと
あの頃の俺は考えもしなかった
「誰にも縛られないし
 誰も縛らない。」
尻の青いロックンローラーの常套句を
恥ずかしげもなく仲間に話したっけ

時は流れ
 ....
 ある科学者は、そこで対になる点などセカイの怠慢の極みだという。
 ある考古学者は、われわれが日常で行っていることはすべてその向き合う点のバランスだという。
 ある文芸評論家は、点は一つの空間に一 ....
 
 
四十九日
冷たい雨が降っている

きっと
わたしが帰らないからだ

どれだけ
待っていたことだろう
わたしの帰りを
孫と一緒に暮らしたかった
日々を

待たずに父は ....
セミの崩れかけた抜け殻にすり変えられてしまっても、
私の思考の中でそれは微妙に、変化していくのかもしれない。
たぶん君には眠り続けていくことは、できるのかもしれないね、
もうすでに私は、成功につ ....
若い女性に人気があるクレープを
男子高校生たちは売ろうと決意した

クレープは売る前に
クレープは包むものだ

経営観は強気の攻め一本
結果については勝つか負けるか
の二分法
若気の ....
海が青く見えるわけをいくつ知ってる?

夢路のフェリーをたどれば
水脈の狭間に浮かんでいるクラゲたちの
そのくっきりとした輪郭

流れ藻のかげには小魚たち
大きな魚も隠れている
飛び出 ....
おたまじゃくしたちはみな元気です
明るいネクラの未婚
賢しらな{ルビ猿=ましら}の胃の中で
自詩も
アポトーシスも悪くはないけど

溶けもせず
溶かされもせず
ひとりひとりのとおりに
 ....
レモン色のチューリップが
それは雨天のせせらぎであって
顔は飛沫(しぶき)をはじいていたのです

あなたは最初の花ですか
植物図鑑のはじめですか
あなたは「赤」のはずなのに
あなたの夢み ....
脳裏に浮かぶ、三角形、
円高介入、どうかしてるよ、
CDショップじゃ佐野元晴が、
ビリリと引き裂く怪しい音色を聞くのは嫌だ、


食器の壊れる音なんてもの、
労働よ僕には降ってこい、
 ....
チャペルの鐘の音 
ハレルヤのゴスペルの響き


祝福の音色を浴びてキラキラ輝くのは
淡いパステル色の金平糖
小さな羽根を羽ばたかせ
あなたのキューピッドが運んでくる。


甘い砂 ....
西の国での日没は遅い
けれどもやがて
海にも陸にも火がともる

夕闇の中
黒々と大きなシルエット
あれは火力発電所

もう止められて久しいけれど
取り壊されない
原発に何かあった時 ....
ピアノの音と
玄関のドアーの音

入ってきたのか
出て行ったのか
わからない

あしたの朝
もしもきみがいなかったら
あしたの朝
もしもきみがいなかったら
( )

 ....
愛人を入れ替えて 同棲中だった 近所で
弟一人の時間など いやになる
息子と娘は遊び場に出かけていた
いつもひとり考えあぐねている


その情報を たどる
嵐の中で病気がちだったが
娘 ....
なにか
小さな詩を書きたいのに
なんとなく何も
なりたがってくれない

{ルビ大地球子=だいち まりこ }さんのこと
{ルビ大宇宙子=おおたか ひろこ }さんのこと
{ルビ詩=うた}の藻 ....
軌道エレベーターの名前はラプンツェル
彼女のケーブルのワイヤーを借りて
フラーレンとか
カーボンナノチューブとか
ああいうので布を織ることはできないだろうか

ふわりと
飛行機から飛び降 ....
どす黒いトラウマは
冷凍され
心の永久氷土に
眠り続ける

そして
時折顔を覗かせては
僕の意識を
凍傷させる

誰も気付かない
自身も気付かないうちに
静かに病んでいく

 ....
ぼくはこどもの老人ホームみたいなところにいた

親と暮らせないこどもは

この世に多いような気もしていたし

周りがそんなふうな子ばかりだったから

そう思っていたのかも知れない

 ....
右手が
左手を透り先へゆく
何かに触れる
何かを透り
さらに先へ


おおら おおら
ときく ときく
揺れに満ちる水
すきまなくすきまなく
兆しではなく  ....
大きな虫は苦手だ。
特にそれが夜中なら

空も白む
頃は5時30分
台所で小さな音に汗がひいた
見れば全身10センチ以上はあろうかと思われる手足の長い蜘蛛が壁のコーナーにへばりついて ....
音楽だと とどまる 何も無いから いつも
そうしている 私は 
いつも 流れよう 自己中心的だろう 言語で
私は 器から漏れるね いつしか ただ 
とてもそこから 流れよう 
色紙としての  ....
特に何もない
さ迷う道を 振り返ろうとした
歩いていくべき道だと
躊躇しながら 私は 歩きだす


特に何もない
髪の毛はなびいていることだろう
金髪だ 「だが」
私は また 歩き出 ....
世界をはじめて見つめた日に

小さい私は 天井を見ていた

空は青く

日差しは美しく

途方もなく 広い

窓の外


けれども私は

膝を抱えて

壁を睨んで ....
飲み屋を流れた
飲み屋の片隅で いつも 話しかけられなかった
BOSEがある部屋で
話しかけられなかったのは スピーカーだった
そして そこにたぶん 君には 誰もいなかった
誰もいない その ....
布団の中から
天井を眺めている
眠ることも
立ち上がることもできない
この忌まいましい心身
そんな折り
よく人の言うように
木目の模様が人の顔になったりはしない
そもそも天井に ....
夕飯後の消化不良を酒で紛らわす
夜長だね。
こんなとき薄い水割りはいくら飲んでも酔うことはない

(ちっ ‥いやな奴らだ )
考えれば 考えるほど孤立した理由に腹 ....
 
 
かみひこうき とんだ
ゾウをのせて とんだ
キリンのくびに ひっかかり
かきひこうき おっこちた
ゾウはキリンの つののうえ
ノッポのしいくいんも とどきやしない
 
+
 ....
車窓を流れる景色を
ぼくはだらしなく
ぽかんと口をあけたまま見ていた

「あれが、ベガ」
「あれが、アルタイル」

向かいのおじいさんが
皺くちゃの指で硝子をつつく
どれがどれな ....
水の作り方を
書き留めておこうと思う
水素とヘリウムと鉄と酸素
それからスーパーノヴァ

水の巡らせ方も
書き留めておこうと思う
雨の落とし方と土地の刻み方
呼吸と光合成、涙と氷河
 ....
わななきたまえ
アロワナ
アロアナなんて呼ばれても
君のせいではないし

鳥葬という習慣が
ただそこでは自然な行為であったように
魚葬という習慣も
ただあるのだろうアロワナ

龍魚 ....
カキコ
ゆかりの詩人の指を一本拝借して詩を書いていたのですが
その指が痒いというのでクリップの先で擦ってやると
流れる血がまた詩の風貌に滲んできたので 調子にのって
ためしにインスタント珈琲を ....
砂木さんの自由詩おすすめリスト(4706)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
てきりいーじー- 花形新次自由詩5*10-9-23
ボクが夢で見た楕円またはその中の二つの点について- 豊島ケイ ...自由詩5*10-9-23
四十九日- 小川 葉自由詩510-9-23
ベッドの隣で起きてみる- 番田 自由詩1*10-9-23
クレープは包むものだ- N.K.自由詩19*10-9-23
青域- 海里自由詩3+*10-9-22
詩の中のかわず- 海里自由詩110-9-22
レモン色のチューリップが- 乾 加津 ...自由詩14*10-9-22
失業の街角- 番田 自由詩210-9-22
sweet_wedding_sweets(祝福の歌)- 渡 ひろ ...自由詩20*10-9-21
ひとのひ- 海里自由詩210-9-21
(__)- はるな自由詩110-9-21
俺は弟- 番田 自由詩210-9-20
ネットの中のクークーたち- 海里自由詩1*10-9-20
雲母水母・きららくらげ- 海里自由詩310-9-20
冷凍トラウマ- うずら豆自由詩110-9-20
帰る場所- 吉岡ペペ ...自由詩1610-9-20
降り来る言葉_XLVII- 木立 悟自由詩510-9-20
夜蜘蛛- アラガイ ...自由詩2*10-9-20
夢色- 番田 自由詩110-9-20
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ひざし- 自由詩110-9-19
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